宇津ノ谷の入口から静岡方面を望みます。右手に見えるのが道の駅。ここから峠道に入ります。

宇津ノ谷の宿は町並みが整然としています。

宇津ノ谷峠の入り口につながる宇津ノ谷の宿場。

この日は、12月23日。天皇誕生日をお祝いするため、あちこちで日の丸が掲げられています。



宇津(ウツ)とは、静岡の方言で「けものみち」を意味するそうです。当時、立場茶屋が並ぶ集落でした。
宇津ノ谷峠は天正17年(1589年)、秀吉が小田原攻めの際、大軍を通すため、峠に新道を開削したものが、後に東海道になったという謂れがあります。

宇津ノ谷峠の竹林の街道が美しい。

明治のトンネルは今も現役。そっと抜けたいところですが、旧東海道の地図にはありませんから、わざわざ30分ほど山道を迂回し、峠越えをしました。箱根越え以来の峠に足はもうパンパンです。


明治のトンネルは国の登録有形文化財に指定されています。美しい。

峠から見た宇津ノ谷の集落。タイムスリップして江戸時代に戻ったような気分にさせていただきました。いつまでも遺したい風景です。

岡部宿の大旅籠柏屋は歴史資料館として遺されています。建物は天保7年(1836年)の築で国の登録文化財に指定されています。

地酒でファンが多い「初亀」の酒造元。旧東海道には酒造が多いですね。特に静岡には銘酒が顔を揃えています。
島田宿では「喜久酔」が私を待っています。酒蔵巡りは東海道53次のもう一つの楽しみなのです。

2013年12月23日(祝) 雲 ☁︎ 3度〜11度
9時30分〜17時 34.61km 43269歩 2054kcal