オイラの辛気臭いネタをご覧いただき、ありがとうございます。

 

ところで、「 あさま山荘事件 」から、45年だそうです。

「 事件 」が起きたのは、1972年の2/19から。

 

 

浅間山荘事件から45年。視聴率90%、日本中が息をのんだ瞬間(画像集)

 

 

あさま山荘事件

 

 

「あさま山荘事件」の連合赤軍メンバーのその後が壮絶すぎる。自殺、病死、逃亡、静岡でスナック・・・

 

 

 

 

 

 

 

日本の新左翼組織連合赤軍のメンバー5人が、浅間山荘の管理人の妻(当時31歳)を人質に立てこもった。山荘を包囲した警視庁機動隊及び長野県警察機動隊が人質救出作戦を行うが難航し、死者3名(うち機動隊員2名、民間人1名)、重軽傷者27名(うち機動隊員26名、報道関係者1名)を出した。10日目の2月28日に部隊が強行突入し、人質を無事救出、犯人5名は全員逮捕された。人質は219時間監禁されており、警察が包囲する中での人質事件としては日本最長記録である。

 

酷寒の環境における警察と犯人との攻防、血まみれで搬送される隊員、鉄球での山荘破壊など衝撃的な経過がテレビで生中継され、注目を集めた。2月28日の総世帯視聴率は調査開始以来最高の数値を記録し、18時26分(JST)には民放、日本放送協会(NHK)を合わせて視聴率89.7%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)に達した[5]。同日のNHKの報道特別番組(9時40分から10時間40分に渡って放送)は、平均50.8%の視聴率(ビデオリサーチ・関東地区調べ)を記録した[6]。これは事件から45年以上が経過した現在でも、報道特別番組の視聴率日本記録である。

 

 

 

今考えると、「 んなアホな 」って事件で、それ以外にも「 山岳ベース事件 」などが世の中で報道され、その残虐性から急速に「 左巻き活動 」は支持を失い「 左巻き暴力革命ごっこ 」は終息する。

 

ただ、まだ「 足抜け 」出来ないお年寄りが沖縄で反対運動をしている。

彼らの年齢を逆算してみると、あさま山荘事件が起こった45年を引くと、当時の彼らはティーンエイジャーか、二十歳そこそこだったことがわかる。

 

「 左巻き学生運動 」がピークだった頃より、あさま山荘事件は後になるけど、当初の目的から大きく外れ、内ゲバと分裂を繰り返す。

 

「 バカだなぁw 」と思うのは自然なことなのだが、これも貴重な人類のデータベース。

当時の人間が本気で考え、行動に移した結果なのだ。

 

まず、当時の世界の状況を考えてみる。

日本の場合、欧米の流行が若干遅れて入ってきた。

当時の先進国に「 左巻き旋風 」が吹き荒れていたのだ。

 

西ドイツでもアメリカでもフランスでも「 左巻き革命 」が流行していた。

アメリカではヒッピーが大流行、西ドイツでは「 バーダー・マインホフグループ( ドイツ赤軍 ) 」が勢いを持っていた。

 

ただ、どうも日本の場合、「 お上に楯突くウリってカコイイ 」って感じが抜けきれませんなw

 

先進国とはいえ、当時と現在を比べてはまずい。

学生運動華やかなりし頃は、昭和30年代から40年代にかけて。

当時は熱病にかかったがごとく、日本は「 赤化 」が流行だった。

 

現在から見ると、かなりおかしな現象なのだが、それは我々が「 現在から過去 」を見ているから。

 

はじめから結果がわかっているので「 なんてバカなことをw 」って思ってしまうのねw

 

人間は、情報の動物。

そして、経験の動物。その経験の積み重ねを記録したのが歴史であり、その歴史には理由がある。

 

まず、まだ日本が「 戦後 」ではなかったこと。

日本が共産化される可能性があったこと。

戦後、シベリアなどへ抑留され、日本へ帰国した日本兵の中に「 ソビエトのスパイになったグループ 」が多数存在したこと。

 

日本はまだまだ貧しく、生活環境は豊かではなかったこと。

その社会格差や労働環境に不満を持つ人間がたくさんいたこと、そして「 暴れまわっていた若者 」が、底辺の労働者ではなく、親の金で遊ばしてもらえる「 いいとこのボンボン 」が多かったこと。

 

当時の大学進学率は10%あるかどうか。

大学なんて夢のまた夢、多くの若者は集団就職で働かなければならない環境だった。

 

こういう不満を持ち、「 共産主義 」へ傾倒する人間は、日本だけではなくて、たとえばイギリスの情報機関で、ソビエトのスパイだった「 ケンブリッジ5 」もそうで、共産主義へ傾倒し、ソビエトのスパイになった人間がたくさんいる。

 

現在の我々であれば、

 

「 あ?ソビエトとか中国でしょ?あんな地獄のようなところの独裁者を信奉しているのってどうよwwww 」

 

って感じなのねw

 

ところが当時、「 ソビエト連邦及び共産主義 」の実態が、西側諸国ではよくわからなかったのだ。

 

「 フルシチョフの演説 」も、モサドやCIAの間で封印され、一般にまで知られていない。

 

その「 共産主義という幻想 」が、目の前の苛酷な現実を打破し、「 地上の楽園 」に変えてくれると信じてしまったのねw

 

 

しかも、当時の「 オピニオンリーダー 」である「 アサヒ新聞 」とか「 岩波書店 」とかが「 ウソをついて煽っていた 」とw

 

北朝鮮を「 地上の楽園 」とか言っていたのねw

実情を知っていたのにw

 

 

朝日新聞朝刊 1959年12月25日 「ばく進する馬」北朝鮮 よくはたらく人々 飛行場変じてアパート

 

 

現在の我々は、「 あの嘘つきアサヒ 」ってわかるけど、当時はインターネットはないw

情報が取れるのは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の、いわゆる「 4マス 」。

それがタッグを組んで情報操作すれば、洗脳されちゃう人間がたくさん出るとw

 

昔、受験勉強をしていたときに「 アサヒの天声人語は試験に出る 」と言われた。

逆に言うと、試験を作る人間は「 アサヒが大好きで毎日読んでいるアカ 」ってことですわw

 

その得体の知れない共産主義を実践している「 ソビエト連邦・中華人民共和国・朝鮮民主主義人民共和国 」に、幻想を抱いていたわけだw

 

さすがに崩壊したソ連を「 共産主義の鏡 」と言う人間は、よほどの「 キ印 」だし、北朝鮮や中国共産党を持ち上げている人間は、日本ではアタマがおかしいと言われる。

 

でも、それは広く事実が世間に広まったからだし、当時の狭い情報では判断できない。

しかも、NHK( 当時も )や「 進歩的文化人( キ印の左巻きは、こう言われていた ) 」は、共産主義をもてはやし、北朝鮮に贈り物をする「 日教組 」の特集を組んでいた。

 

オイラ、「 日教組のマキエダ委員長 」の名前だけは、耳にこびりついておりますw

この「 マキエダ委員長 」、北朝鮮から勲章もらってますw

 

マキエダ委員長

 

 

北朝鮮とのかかわり

 

金日成について「多くの理性的な日本人は皆、チョソン(北朝鮮)と金日成首領閣下を心から尊敬申し上げています」「金日成主席の大衆心理をつかむ巧みさというか、常に大衆の心を大切にしつつ革命偉業を達成された幅のある偉大さが感じられた」と述べるなど、金日成を敬愛する旨の発言をたびたび行っている。最も尊敬する人物として金日成の名前を挙げている[2]。

 

また、日教組委員長時代の1973年に訪朝した際、北朝鮮人民の生活について「この国は、みんなが労働者であって資本家、搾取者がいない。だから、みんながよく働き、生産をあげればあげるほどみんなの財産がふえ、みんなの生活がそれだけ豊かになる・・・この共産主義経済理論を徹底的に教育し、学習し、自覚的に労働意欲を高めている。またこのころは、労働-生産-生活の体験を通して現実的にも実証されているから国民の間に疑いがない」「生活必需品はべらぼうに安い。ただも同然である。したがって生活の不安は全くない。だからこの国には泥棒がいない。泥棒とは富の片寄ったところに発生する。この国には泥棒の必要がないのである。泥棒も殺人犯もいないから警察官もいない。交通整理や怪我人のために社会安全員が街角に立っているだけ」と北朝鮮の体制を賛美する記述もしている[6]。

 

自衛隊について、否定し廃止すべきと日頃から主張しているにも関わらず、北朝鮮当局に対し「強い軍隊を率いることは国の自主性を堅持するうえで欠かせないこと」「人民のなかにはいって現地指導されている姿などをもっと積極的に共和国は報道すべきではないでしょうか。金正日総書記のすばらしさをアピールしたほうがよいと思います」と進言している[7]。

1991年には、長年に渡る日朝友好親善への貢献により、北朝鮮から国際親善賞第1級の勲章を授与されている[2]。

 

晩年、拉致を知ってからは、家族が北朝鮮の話題をふっても乗らなくなったという(息子の一臣は「あの国を許せないという思いが募り、自分のミスジャッジに整理がつかなくなったのでは」と語っている)[8]。一方で2004年3月に、北朝鮮を支持する団体・朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の議長として、北朝鮮に対する制裁措置への反対表明と日朝平壌宣言の履行を要望する談話を発表している[9]。

 

 

こんなアカが「 オピニオンリーダー 」だったわけですなw

 

連合赤軍が誕生したのも、あさま山荘事件が起きたのも、こういう時代背景があったからこそ。

 

最近だって、民主党政権が2009年に誕生して、大きな傷が残った。

まだある大きな傷は、沖縄の

 

 

 

 

オナガかもしれませんw

 

中国共産党が、民主党の鳩山を使って打ち込んだ、大きな楔です。

 

連合赤軍は、より過激になり、それが原因で自壊しました。

でもこれは、どこの組織でも一緒で、その組織が岐路に差し掛かったとき、必ず大声で「 正論を言う 」人間が出てきます。

 

それはより過激で、より大きな危険を伴うモノかもしれません。

現実に合わせようとする人間を「 日和った 」「 妥協 」と決め付け、粛清したり左遷したりすると。

 

それは、幕末に上野に篭った「 彰義隊 」であり、破滅した帝国陸海軍でもあります。

しかもしばらくすると、「 目的と手段 」が逆転するのです。

 

特攻隊では、敗戦直前になると「 敵艦に体当たり攻撃 」することではなく、「 出撃したら帰ってこないこと 」とか降伏するなら万歳突撃しろとか。

8月15日には、天皇陛下の録音を奪取し、本土決戦に持ち込もうとした勢力がいました。

あのまま本土決戦やっていたら、日本は壊滅していたのです。

陸軍の一部勢力は、「 国体( 土地・国民・統治機構 )を維持すること 」より「 自分たちの戦闘を継続すること 」を選んだのですなw

 

連合赤軍も、「 共産革命 」より「 銃器を持った武装闘争 」に変質したってことでしょう。

人民を楽させることより、武器を持って戦い、従わない人間は殺戮すると。

 

 

こんな感じで、歴史は連続性があり、人間は同じ行動を繰り返します。

特にこういう組織は、規模は大小あれど、より先鋭化し、仲間割れを引き起こします。

 

勿論これは、右左関係なく、どこの組織にも当てはまるのです。

 

歴史とは、人類の巨大なデータベースなのです。

 

それらを冷静に俯瞰し、次の世代へ引き継いでいかなければなりません。

連合赤軍も、あさま山荘事件も、その後に起きる「 よど号事件 」も、すべて現在、そして未来に繫がっているのです。

 

人間は情報の動物で、記録である歴史を知り、教訓を得たり、そのパターンから次の予測を引き出すことが出来ます。

 

あさま山荘事件も、その直前にあった数々の凄惨なリンチ事件も、次の世代に活かす事が出来るのです。

 

歴史を、オイラはこんな風に考えています。