世界一周の準備で悩んだのは、下着のこと。
1)長旅は機能性が大事
普段使っている下着は長旅に向かない。
乾燥機がないから乾きにくいし、ブラのワイヤーがゆがんでしまったら、つけ心地が格段に悪くなる。
悪くなるどころか、場合によっては体にワイヤーがくい込んで痛めつけてしまう。
よって、軽く、乾きやすく、型崩れしにくく、へたりにくい下着が便利。
持っていったのはこちら。
ショーツなんて即乾くし、ワイヤーが入っていないブラは型崩れの心配もない。
下着のラインが響きにくいのも良い点だった。
ちなみに、綿素材は汗をかくと、ものすごく臭います。
もし、天然素材じゃないと肌がかぶれるという場合は、汗をかいてもさらっとしているシルクがおすすめ。創業90年以上の老舗メーカーが手がけるこちらは、肌よわの人におすすめ(私も使ってます)。
シルクのタンクトップは汗がすぐに乾くし、臭わないしでとっても便利。
ここまでの結論、「大手ファストファッションのアイテムがあればいい」ように思えるけれど、実は大きな落とし穴がある。体型が変わるかもしれない、という。
以降は、某大手下着メーカーの方と、アンダーウエアのフィッティングをしている知り合いから聞いた話を総合して書きます。
2)下着は女性の体型に大きく関わっている
シームレスなショーツ、ワイヤーの入っていないブラを、体のお肉がゆるくなったアラフォーが着続けるとどうなるか。
残念ながら、体型がくずれます。
実際、ノンストレスな下着を愛用していたところ、私の体から徐々にメリハリが失われていった。
その後、体型補正の下着に変えたところ、あからさまに体のラインが変わった。
見た目で2サイズは違って見える。
もちろん筋トレやマッサージといった体型維持のトレーニングも欠かせないけれども、下着一つで体は大きく変わるのだ。
「ちゃんと体に合う、体型を維持する下着を着続けると、体型も徐々に変わっていく」とのことだった。
あともう一つ、大事なことがある。
旅であろうと、乳房全体を支える「クーパー靭帯」を大事にしないといけないということ。
クーパー靭帯が切れるのは、ランニングや運動で激しく胸が動くとき。
たとえば、階段をジャンプして降りたり、少し走ったり、というのも胸に負担をかけている。
しかも、クーパー靭帯がブチブチッと切れてしまったら、二度と元には戻らない。胸はどんどん下がってしまうそうだ。
だから胸全体を支えるスポーツ用のブラは大事。
私も世界一周にランニング用のブラを持って行った。
もし旅先で軽度でもスポーツをする予定があるなら、スポーツ用のブラを持っていって、それを普段使いするのも手だと思います。
ちなみに、愛用しているのはワコールのCWX。運動強度によってさまざまなブラをラインナップしています。
しかも乾きやすくて便利。
3)結局、長旅の下着はどうするのか
次に長旅をするときも、「一時的なこと」と割り切って、体型は諦めて機能性をとると思う。
汗をかいても、洗っても乾きやすく、型崩れの少ないものを持っていく。
旅は歩き回るし、南国に行くこともあるし、下着は機能性を優先したほうがいい。
ただ、ずっとそのままだと体型に影響が出るので、帰国したらすぐに下着を変えてトレーニングも加える…というのが結論です。