会社勤めを
エイやっと辞めて
3年半。
2期目の決算が出る。
税理士なんてつかってられねー
司法書士なんかいらねー
弁理士?
そんなものこそいらねー
そんな具合に、
一切合切を、
家内制手工業よろしく
やってきた。
「やってみると意外と出来ちゃうのよねー」と妻が言う。
「日本ってさ、あれだよね、既得権者がものすごーく守られているってかんじだよね」と僕が言うと、
「そうそう、ほんと。だからお役所なんかも、それにあぐらかいてんのよね」
そうつぶやく妻は、今まで上記した、ほとんど全ての仕事を、ひたすら役所通い、ときには電話をかけまくって、なんとか切り抜けてきた。
「この間、裁判所に行ったときに、雛形くださいって言ったら、20年前ぐらいの書類が出てきてびっくりしたから、おもわず、もっと新しいのはないんですかって聞いちゃったわよ。そしたら、この人何いってんの?って顔でみられちゃって」
確かに、業務に士業を使うということのメリットはあるはずだ。
しかし、うちのように、まだまだ駆け出しの会社なんていうのには、
そんな士業の皆さんのお世話になるほどのことは何もない。
つまり、
ひたすら、
自分の頭に汗をかき、
売上を立てるように努力するだけだ。
ついこの間、
商標登録をしようとなったときも、
弁理士が、すごいサービスフィーで、
その作業を請け負っていることを見た。
ネットと特許庁への電話で、
簡単にできちゃうことなのにね。
もちろん、ちょっとした勇気も必要だ。
書類を送るための郵便局で、
印紙の貼り方がわかんないので、
たまたま横に立っていた、
ロレックスをはめたおじさんに声をかけた。
なんでって、司法関係っぽい書類を持っていたから。
司法関係の書類は、
一行に何文字とかって決まっていて、
ワードで打ち込まれた書類のフォントの並びが
不通の書類と比べると、隙間が多い。
そんな書類と、茶封筒を持ち、
腕にはロレックス。
Bingo!
案の定、司法書士だった。
Yapee!!!
「お忙しいところ、恐れ入りますが、
すこしだけ、教えていただいても良いでしょうか・・・」
(そんな時だけ、とっても丁寧になる)
「え、え、なんですか?」
(やべー、なんか怪しまれてる)
「すみません! ちょっと印紙を貼る位置が、ここで良いものかと思いまして、
もし、ご存じでいらっしゃれば、教えていただければと思いまして」
(できるだけ、Yes/No クエスチョンが効果的チャウか、こんな場合???)
「あぁー」(安堵の様子)、「それでいいですよ」
「ありがとうございます!!!」
(もちろん、腰を90度に折り曲げ、感謝感激を伝える)
日本って国は、基本的に「善」をもって、って国だけど、
いかんせん、みんなシャイなんだな。
そういう自分も日本人。
でも、そういう時は、
海外旅行で日本にやってきた、
外人になる。
もちろん、
「スミマセ~ン、コレ、ワカリマセ~ン」などと
変なアクセントは使わない。
大事なのは、
「笑顔」、「笑声」、「スピード感」
アウトソースは否定してません。
いつか、税理士先生と、
財務マネジメントなどという
高尚なお話ができたら、
幸せだなあー、
そう、日々夢見ながら仕事をしておりますです。