タナカのM28用にパックマイヤーのラバーグリップを購入しました。
パックマイヤーというと、学生の頃に月刊ガンでその存在を知り、長らく憧れた逸品です。
松田優作主演の『蘇る金狼』でラバーグリップ付きのパイソンが印象的に使われていましたね。
当時はモデルガン本体以上に高価で手が出ない存在でした。


今は、ネットで検索して最安値の商品を探し、割引クーポン使って定価の半値近くで買うことが出来るんですからね。

しかも発注からさほど日も置かずに届きます。


スクリューは、かなり特殊な形状をしています。

前方がパックリと開き、グリップフレーム後方から被せて取り付けます。

実用的な銃というと、機能優先というイメージですね。
仕上げはそこそこ。飾り気はなく、装填されたタマの力を充分発揮するためだけの道具。

タマを有効に撃ち出すためにはグリップが重要になりますね。
昔読んだ専門誌で、『ポリスが腰に提げたハンドガンは、木製のグリップが汗で黒ずんでおり、かなり使いこなされていることが分かった』等と書かれていて、モデルガンのグリップに手垢を擦り付けて風格を出そうとしたことがありました。

鉄の銃身と木のグリップの組み合わせは見た目はベストマッチングですが、ラバーグリップに付け替えることが多いのだそうですね。
手にフィットしてリコイルを吸収してくれる。
実用性では、ラバーグリップが優っていようです。

ダミーカートリッジのリムがシリンダーリセスに入りにくい。
これは、今後のNフレ357の製品展開をする上での改良点だと思います。
タナカのオリジナルカートリッジだと問題なく収まるんですが、かなりタイトに作られているようで、実物薬莢もサードパーティーのダミカは押し込めば入ってもキツキツです。




自分でリセスを彫って広げようかとも思いましたが、プロに依頼してエキストラクタースタッドも立ててもらいました。

おかげでどのダミカでもすんなり装填排出が出来るようになりました。

90年頃の外国映画で『ブルースチール』というのがありましたが、ご存知でしょうか。
女性警察官の話だったと思いますが、内容は殆んど覚えていません。
ただ、この映画のオープニングにタイトルにもある青黒いリボルバーが大写しになって、それが印象深く記憶に残っていましてね。それがパックマイヤーのメダリオンの付いたラバーグリップだったんですよねえ。



けん銃を持ち歩くような怖い仕事はゴメンですが、空想の中でヒーローになって、自分が撃たれることなく悪人どもをバタバタ撃ち倒すのなら実用的な357magnumがイイです。


ハイウェイパトロールマン。
M28というモデルナンバーが付く前の製品名ですが、警察用の357マグナムということで、最初に付く予定だった製品名はパトロールマンだったのだとか。
~マンという名称が付くのはコルトに多いようですが、S&Wにも357magnumの前身であるヘビーデューティのターゲットサイト付きにアウトドアーズマンというのがありますね。
それにしても、ただのパトロールマンという名前よりもハイウェイパトロールマンという方が洗練されているようでかっこよく聞こえます。

1950年代のアメリカ。高速道路が縦横無尽に走り、何千ccもの大型車が高速で行き交うようになる。
当て逃げに轢き逃げ。あるいは重要犯罪者の逃亡に路上強盗。
それらを取り締まるその名もハイウェイパトロール。オオ‼️かっちょええなあ‼️


M29とM28。
70年代に憧れたマグナムリボルバーですが、やはりこの時代の銃は大きな魅力に包まれていますね。

機能優先も度を越したら、その魅力は半減するようで、ポリマーフレームのピストルには殆んど興味が湧きません。


ダミカがきれいに収まるようになりましたので、いろんなダミカを集めてみたくなりました。
5~6年前にグアムに行ったとき、撃ち殻薬莢を箱ごとお持ち帰りしましたが、今だと税関で止められるんでしょうかねえ。