前回から引き続きまして、ヤフオクで落札したMGCモデル96FSの銃身内部に詰められた異物の話。
銃口から見える金属片。
変形した丸い粒状に見えるでしょ。
僕はずっと溶かした鉛の粒だと思っていました。
それで、卓上ミニボール盤を使ってドリルの刃を通し、そこから棒ヤスリでこそぎ落としてやろうと考えたんです。
ところが、なぜかドリルの刃が立たない。
ミニボール盤ですからね。トルクが低いからムリなのかと思って諦めました。

でも変です。
いくらパワーがないとは言え、真鍮や軟鉄くらいなら厚みが10mmくらいあっても難なくほがせるボール盤です。

異物は鉛ではないかも知れない。
ドリルの刃も立たない硬質な金属とは?

銃口側からピンポンチを叩き込んだら数ミリへこんだ手応えから、これはもっと強く打ち込めば少しずつずれて最後には抜けてしまうんじゃないか。そういう希望を持ち、ホームセンターで細くて長くて頑丈そうな千枚通しを買って来ましてね。チャンバー側からゴツゴツと叩き込んだんですよ。

そしたら、ほらこのとおり。
異物はすっかり除去出来ました。

え?何が入ってたかって?

そんなこと気になります?

いや、最初はゴンゴンと金槌で強く叩いてもびくともせんやったんですが、そのうちに銃口からポロリと何かが床に落ちましてね。
鉛の塊かと思って、見ると小さな棒ですやん。
それ見てすぐに、あっ千枚通しの先っぽが折れてしもた!!と思いました。

ところが、その後も叩くたんびにポロリ、ポロポロとマッチ棒くらいの金属棒が落ち続けてですね。

こんなもんが詰まっていたんですよ。
見た感じ、折れた棒ヤスリとかドリルの刃みたいです。
ボール盤で穴をあけようとしても刃が立たないはずです。

それにしても、何故こんなものを詰め込んでたんでしょうかねえ。



さあて、悩みが解決しますと機嫌もなおり、写真のピントも少し合っているようにも見えませんか。


今回の騒動で、急遽登場させられたスペアバレル君も削られずに済んでホッとしているようです。


以上、お騒がせしましたが、無事解決ということでチャンチャン🎵