MGCのベレッタです。
前回お話ししましたように、予想だにしない加工をされたモデルガンです。

機嫌が悪いのでね。ピンぼけですけど勘弁してください。
上が前から持ってたM9で、これはショップで新品購入したやつ。
買って棚に置いたあと20年以上放置していて、数年前に部屋を片付けた時に発見しました。

下が今回ヤフオクで落としたM96。



箱に日焼けによる色褪せはありますが、元箱の状態にはこだわらないので、安ければ本体だけでも良いのです。


取説は表紙が違うだけで、中身はほぼ同じ。
正式名はベレッタモデル96FSというんですね。
M96というのは間違いなのか。


M9は米軍仕様の刻印ですね。



こちらはモデル96FS。
民間用の92F等と同じと思われます。
実銃の92シリーズは派生型も様々。いろんなバリエーションがありますので、刻印を解説出来るほどの知識はありません。



M9のスライド反対側には軍用っぽい刻印が打たれています。


こちらはモデル96FS。



スライド引こうとしても引っ掛かって引けません。
良く見るとハンマーに埋め込まれた円柱形の部品が浮き上がっていました。


一旦イモネジを抜いて部品を入れ直すと問題なく修理完了。


思い返すと、これが発端だったんだなあ。


付属品は新品購入したときと同じなんですけどね。


はい、見て戴きましょう。

鉛の粒が熔融して付着しているんですよ。
インサートの上の方は僕が棒を打ち込んで7mm~8mm奥に押し込んでしまったのでわずかに見えているだけですが、同じくらいの鉛が詰められています。

これは、バレル下部に付いてる部品です。疑似ショートリコイルのために必要な部品のようですが、明らかに下(モデル96)は歪んでいます。


これは亜鉛合金の部品ですが、なんとか騙し騙し修正出来ました。



部品箱を漁ったら、MGC92Fの新品バレルが出て来ました。
おお、これはニューMGCで予備に買ってたやつだ。30年前の自分を褒めてやりたい気分‼️
これが96用だったら逆立ちしてたかも。
でもまあ、チャンバーを拡張すれば使えそう。
というわけで予備のバレルに96から外した小部品を付け換えて、96本体に組み込もうとしたんですが、バレルが入らない。

まさかと思い、実測してみると、
M9は12.5mm


モデル96FSは、11.8mm






ここで、気力も萎えてしまい、来週に持ち越し。

誰かモデル96のバレル持ってない?