マルシンウッズマンをリアルメカに加工する。という計画の途中経過です。


リアルメカとは言っても、手でスライド操作してパチンと空撃ちする機能を持たせるだけのことなんですけど。


国際のウッズマンはプラスチック製なので、リアルメカです。そのパーツをマルシンウッズマンに移植して空撃ちアクションを楽しみたい。

だけど、パーツのポン付けはムリ。どこをどういう風に加工すれば取り付けることが出来るのか。

実際の話、取り付け可能かどうかも分からないのですから冒険ですわ。


国際ウッズマンがときどきヤフオクに出品されていますが、2万円前後が相場のようで、冒険するための部品取りに使うにはもったいないでしょ。


そしたら、モデルガンの神様がクラウンというプラモデルのウッズマンがリアルメカでハンマーとトリガー、シアーが金属製だと教えてくれましてね。

チラ~とヤフオク覗いたら即決5千円で出てるじゃないですか。


まずは、それを手に入れました。



前回の記事に載せた写真です。
上の3点がマルシンオリジナル。
下の4点がクラウンのパーツ。

クラウンパーツをマルシンに取り付けようとしても、フレームに空けられたハンマーとシアーの軸穴の位置が違うのでそのままでは取り付けられません。
クラウンの方が2つの軸穴の距離が遠いので、その距離が近いマルシンに着けようとすると、互いのパーツが接近し過ぎてしまうのです。
軸穴の距離も違いますが、一方の穴を中心点とした他方の穴への角度も違うので、容易にはいきそうにありません。



クラウンのハンマーです。
本体との取り付けは、サムセイフティの軸を通し、Eリングで固定します。
その軸穴はマルシンウッズマンより一回り以上大きくてこのままでは取り付けることは出来ません。



外径5mmの真鍮パイプをスリーブに使いました。
シアーを削るよりもハンマー側を削った方が簡単だと判断して、シアーにあわせてノッチを削り込みました。
歪ではありますが、これでフルコック出来ます。
この後は微量調整しながらもう少し形を整える予定です。

ハンマーの軸穴とは逆にシアーピンの軸穴はフレームに空けられた穴の方が大きいので、シアーにもその穴にあわせて3mmのドリルで軸穴を広げる必要があります。


トリガーバー(コネクター)はマルシンオリジナルを思いきってカットします。
マルシンのオープンボルトアクションの再現が出来なくなるのが惜しいので、当初は金切り鋸を切り抜いてコネクターを自作しようかとも思いましたが、女房の目を盗みながらの作業では限界があり、残念ですがマルシンオリジナルアクションは棄てることにしました。


コネクターの先っぽをシアーに掛かる位置で直角に曲げます。
この位置の選定が難しいのです。
緩ければシアーのキレが悪く、きつ過ぎるとハンマーのシアノッチに掛かるのが浅くなるので、一発勝負ですが、慎重に行う必要があります。


なんとか上手くいきました。


ハンマーとシアーの位置関係は専用治具が欲しいとこです。
長めのピンを立てて、パーツをフレームに載せた状態で動きを確かめるとやり易いです。


フレーム溝に鬆が出来ているのが見えていますね。
その鬆の右横の窓から見えてる鉤状の部品がシアーのトリガーとの連繋部分です。
ここにコネクターが掛かるようにします。


これは動きの最終確認をしているところです。
ハンマーピンはサムセイフティの軸なので、ハンマーを固定するにはセイフティを組み込まなければなりませんが、セイフティを組むとシアーとの連繋が見えなくなるのでほぼ同じ太さのドリルの刃で代用しました。

仮組みしてスライド操作すると空撃ち出来ましたので、バックストラップにピンを打ち込んで組み立ててしまいます。
ただし、ここで問題発生。
グリップスクリューが入りません。


シアースプリングの設置スペースです。
緑色の丸がシアースプリングを引っ掛けるスリットです。
赤い丸はグリップスクリューが通る穴で、シアースプリングがフレームに接し過ぎるとこのスクリューホールを塞ぐことになります。




このスクリューを避けるようにスプリングにカーブを付ける必要があります。


スチールリボンを切って焼きなまして曲げてみました。


スクリューホールを避けるように曲げてみたんですが、上手くいくかどうか。

と、ここでタイムアップ。

今回はここまで😅