中国人の駐妻 | 北京・Ma Chine...

北京・Ma Chine...

旦那様はマイペースな中国人。

日本に連れ込まれた旦那様の奮闘や、
中国を好きになろうと切磋琢磨する
私の日常・・・


私は一つだけこの世でど~~でもいい事を体験している数少ない人だと思う・・・・

それは、中国人の駐妻だという事。

日本人で日本に住んでいながらも中国からの駐在員である夫の妻なわけである。

でも、残念ながら一般的?な駐在妻のイメージとは程遠く特にいい事も悪い事もない。

中国に住む駐妻のようにお手伝いを雇うわけでもなければ、連日奥様連とのお食事会なんてものもあるはずもない。


では・・・本当に中国から旦那様についてきている中国人の奥様連は何をしているかといえば、

もう、これは95パーセントくらいの確立で大学院に通っている。そして博士号取得の為連日

勉強の日々だ。(あくまで勉強が趣味な人たちなのだ)

あとの5パーセントは一応日本に住んではいるものの、半分以上は中国に帰っている。とにかく頻繁に帰国する。

という感じかな~。

皆様ご苦労様です。


「○月にどこそこの奥さんが来日するから、買い物とか区役所の手続きとかいろいろお世話してあげてね」

と何度頼まれた事か。

・・・で、本当に来た試しもない。


中国では女性も普通に仕事をし出世も男性同様なのでついて来ない人も多い。

女性で海外転勤の場合は子供と旦那様を中国に置いてきている。


とかくこういう中国人の駐在妻の場合はほぼ、100%が所謂、高学歴のエリートな女性達。

日本語は話せなくても、英語はバッチリである。


そして、最初は話せなくてもすぐに日本語が上手になるし、コミュニケーション能力にも

長けている。


一年に二度ほど、そういう方々と会う機会に恵まれるが

英語も中国語もろくに話せない私はこの中に入ると非常に萎縮してしまう・・・。(情けない!!)

そして改めて中国という国の底力のような物を見せられているような気がしてくるのだ。

それはいろんな事に対する意欲であったり、バイタリティであったり。



どうでもいい事を経験しているわけだけれども、いろんな意味でいい勉強になっている。

中国は人口も多いし、日本に比べれば国土の広さも比べる事はできない。

日本に住む中国人もいろんな人たちがいる。あまりいいイメージを持たれなくて残念な中国人なんだけれども

そんな中私が出会う中国人は素敵な人達が多い、頭もよく、礼儀正しく、何よりも明るく、真面目である。

そして、こんな私でも包み込んで優しくしてくれる心の広さがある、本当にありがたい。


私もせめて、この人達と対等に話ができるくらいの人に成長したい。


                           


写真は北京の天安門から入ったすぐの場所。

すぐ脇に水が流れベンチがしつらえてあります。とっても静かで英字新聞を読む白人が妙にマッチしていました。