台湾おもしろかったど~ | もんちのもんもんにっき

台湾おもしろかったど~

久々のブログ更新っす。


とっっくのとうに帰国していたのだけれど

私の感激も薄れてきた頃に、台湾話。


台湾は熱かった!


1週間という短い滞在だったけど

おもしろかった!


まず、台湾人はとにかくパワフル。


私のいた台北という町では、

朝から晩まで、お年寄りから若者まで

元気に動き回っている。


散歩したり、体操したり、井戸端会議したり

お寺へお参りしたり、屋台で食事したり

夜市に繰り出したり、露天を営んだり。


人が思い思いに生活している。


でもそれは決して、忙しないわけではなく

のんびり、ゆったりとしている。


台湾人の気質なんだろうか。


おもしろいと思ったのは台湾の「金魚すくい」。


日本みたいに、和紙が破れたらおしまいという

ルールではなく、金魚すくいの道具は網でできていて

破れることはまずない。

子供たちは、気が済むまで金魚を取り続けることができる。

子供たちのおわんには、すくわれた金魚や亀があふれんばかりに

入っていたので、笑ってしまった。


アメリカの文化と対照的だと思った。

アメリカ社会では、勝者だけが認められるという

教育があるが、台湾は全く違うように感じられた。


勝ち負けには、こだわっていない。

台湾の人たちは寛容で自由なんだと思った。


気候が暑いせいもあると思うんだけど

台湾では、店員さんが店番しながら

昼寝している姿もあった。


椅子にもたれて、足を高くして、

顔に本をのせて、ぐたーっと休憩しているのだ。

店番しながら、食事している人も結構いた。

日本じゃ考えられない光景だ。

田舎だったらあるのかな。


とにかく、日本で仕事中やったら怒られそうなこと

でも、台湾では平気なようで、見ていておもしろかった。


行って、良かったところは「龍山寺」。


台湾の人は、とっても信心深い。


お寺に入ったとたん、むせ返るほどの線香の香りと

壮大な読経の声に包まれた。


お寺の境内は参拝客でごった返していた。

丁度夕暮れ時。


人たちは、30センチくらいの長いお線香数本や

お供え物を手に、神様へ祈りをささげていた。

そのお祈りというのが、決して形式的なだけではなく

心の底から一心に祈りを捧げているので印象的だった。

若い子たちも多かった。


帰国後、台湾人の友達から聞いた話では

祈りのあと、おみくじをする。

半月型の木でできた対のおみくじなんだけど、

祈りが足りないと、どうしても同じ目が

現れるんだそうな。

中途半端なお祈りでは、神様には通じない。

心底祈りを捧げられたとき

おみくじの目は「あなたの祈りが通じましたよ」と

ちがう目をだしてくれるらしい。

不思議である。


ちなみにお線香は無料で配られている。

御神体はたしか4体あって順番にぐるっとまわって

祈りを捧げてお線香をあげていく。

祈りが通じるまで

何周も何周もしている人がいるんだろう、きっと。


私は息子と一緒に見よう見まねで

お祈りをし、境内の片隅に座って皆の様子を眺めていた。


大体2百人ぐらいの人がお経を唱えていて

その声はまるでやさしい歌声のようで、心地好く

神秘的な気持ちになった。


このお寺と周辺の町は、戦争のとき

奇跡的に焼けずに残ったのだとか。

台湾は小さいながらも、こうやって、不思議な力に

守られて発展してきたのだと友人はいった。


食べておいしかったのは、台湾のカキ氷。


これは、まじでうまい!


まず氷が違う。

口に入れるとふわっふわっと溶けてしまうのだ。

その氷を、大皿に富士山のように盛って

上から、好きなものをトッピングする。


私のオススメは、マンゴーと練乳。

仕上げに糖水をかける。


これは本当にうまい。


甘みはさわやかで、お腹いっぱいでも

食べられちゃう。

不思議なカキ氷だった。


しかも安い。40元、日本円にして160円ぐらい。

このボリュームで、この価格。

得した気分になる。


台湾では、フルーツがとっても安くておいしい。

スイカなんか、日本のサイズの2倍はあった。

暖かいから、よく育つんだろう。

フルーツ山盛りのカラフルな屋台が結構あった。

スイカに、メロン、マンゴー、パパイヤ、アボカド

ドリアン、ライチにジャックフルーツなどなど。

頼むとその場でむいてくれる。


他にも台湾にはおいしいものが

山ほどあるみたいなんだけど、

ショウロンポウとか線麺とか、台湾風天ぷらとか、

私は残念ながら、それにはありつけなかった。

今度は友達に案内してもらわなくっちゃ

と思っている。


私の台湾の印象は

人と熱気と活気が、混沌と交じり合っている街。


シンプルで、おしゃれなところが好きな人には

あわないかもしれないけど、

人のやさしさに触れたい人、元気になりたい人には

ぜひ行ってもらいたい。