昨日はラフマニノフでしたが
今日はマーラーの気分でした
最近、
家事をしながらクラッシックを聴くことが多いのです
(でもお風呂掃除だけは、ロックなんですよね~)
何故か久しぶりにマーラーの「復活」が聴きたくなりました
私はその曲が大好きで
特に第五楽章は数えきれない位聴いたものです
最後の審判が近づいて死者たちが甦る中、
あらゆる魂が復活して、救済され、天へと昇天してゆくというテーマを描いているそうですが
私はそんなことはどうでもいいのです
そのスケールの大きさ、
特に、
「よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう。おお、信ぜよ、私の心よ」と
大合唱がオーケストラとオルガンと共に壮大に歌い上げる最後の部分は
鳥肌が立つくらい好きです
この曲に出会ったのは12年前、
ちょうど発病の頃です
家で臥せっている時も、
車に乗っている時も、
いつもこの曲を聴いていたものでした
だから今「復活」を聴くと当時のことが鮮やかに思い出されるのです
学校から帰宅した子供たちが
ランドセルもおろさずに私を覗き込む心配そうな顔、
背中を丸めてお風呂掃除していた主人の後姿、
無機質な病院のベッドと、冷ややかな点滴。。。。
そんなことを思い出すのが嫌で
暫くお蔵入りしていたCDでしたが
気分がとてもいいので
久々に引っ張り出して聴いています
やはり何度聴いてもマーラーはいい、
「復活」は特にいい!
私もこの曲のように復活を期したい
荘厳な合唱を聴きながらそう思いました