ナイロビの涼しい場所で生まれ育ったパチにとって、コーストは
初めての暑さ。
元気でいられるのは、朝の散歩の時くらい。
カニを追っかけたりしながら、軽快に散歩。
冷たい砂の上に座っていたり。
舌も出さずに、穏やか~~。
でも、そんな時間は、あっという間に過ぎてしまい、私たちが朝食を終えるころには、
太陽ガンガン。
さっさと食べて、水着に着替えてしまおうぜ! という感じ。
一度水に入ってしまえば、そのあとは涼しい。
そんな私の横で、パチは
びろ~~~~ん。
可愛そうよねぇ。
子供たちは、水の中でとっても楽しそうだけど。
じゃぁ、パチも入れる海に行こう!
ボートを出してもらい、海に浮かぶ砂の島へ、レッツゴー。
パチが、行きたいかどうかは、わかりませんけどね。
オレ、そんなこと希望してねーし。
え?どこ行くの?
この桟橋の上は、暑くて舌がひっこむ気がしねぇ。
え?マジ?
どこ行っちゃうの~~~?
オレ、アホだから海に飛び込んじゃうじゃん?
だから、また繋がれてるみたい。
あそこに行くのか?
もっと暑そうじゃね?
日陰、なくね?
オレが、毛皮を着てるって、こいつら知ってるよな?
うんうん、知ってるよ~~~。
そして、毎日パチは、この島に連行されるのでした~。