出張先がクーデター | monchackの日常@どっぷり日本

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2018年より、約17年のナイロビ生活を終え、日本人に戻りました。日々の小さなしあわせ備忘録。

もりりんが、久しぶりに出張に出かけた~。 ←朝の3時半出発という迷惑な時間に。

もう、ケニアから飛びだっただろうと思った矢先、とっしー夫さんから電話。

「ブルキナで、大統領と首相が拘束されたけど、大丈夫~?」 って。


しら~~~ん。
やっといったし~~。
連絡つかんし~~~。


その日は、私も忙しくってね。
そんなことすっかり忘れていたら、もりりんのオフィスの秘書から電話。

ゲ、なんかやばい? ( ̄Д ̄;;

「ブルキナファソで、クーデターが起きた。もりりんと連絡は取れるか?」




とれ~ん。
だって、まだフライトの最中じゃ~ん。

なんか、「I hope なんとか~」 とか言っちゃって、相当深刻そうなんですけどー。

朝から、イタリアの本部とやり取りしているメールを、私に転送してくれた。

「誰か、ブルキナファソに行ってるスタッフはいるのか?」

「オー!ノー!! もりりんとだれだれが~」 みたいなメールがwww

オー!ノー! 言われてもねぇ・・・

イタリアからも、電話が入るし。

深刻なんですか?
入国できないなら、なんとかなるっしょー?

周囲の動きが、なんかソワソワさせる。


とりあえず、同じアフリカだし、イタリアでもSMS見れたし~と思い、携帯のSMSや
FBのメッセンジャーに、「オフィスであんたたちを探してるよー」 って
メッセージを残しておいた。


それにしても、出かけた日に、クーデターとかありえないんですけどぉー。

運が良いんだか、悪いんだか。
入国していなかっただけ、確かに良かった。
入国していたら、当分出国できないと思うもんね。


夕方、もりりんから、SMSが来た。

ブルキナファソのワガドゥグには、着陸できず、隣国のニジェールの首都ニアメイに
着陸したらしい。

ホテルもあてがわれ、よかったね~~と言いたいところだたけど、
パスポートは空港に没収され、預け荷物は受け取れないので、手荷物だけ。

着替えも洗面道具もなく、パスポートもないから、お金の両替もできないときた。


でもさ・・

なんか楽しそうなんだよね・・・



ヤミで、少しばかりのお金を替え、ちょっとふらついたらしい。

そして、もちろんブルキナファソには入れず、2泊3日ニジェールの不本意な旅を
終えて、ケニアに戻ってきた。

着の身着のままで。 きたねっ。


「こんなことってあるんだな~~~」
と、なんか楽しそうにお茶漬けを食べながら、夜中の2時に話していた。

夜中の3時半に出発して、行方分からなくなって、12日間の出張のはずが、
2泊3日で戻ってきちゃって、しかもまた夜中って・・・


相当迷惑なんですけどぉぉぉ~~~!!


しかも、楽しそうだし。(゛ `-´)/ コラッ!!



「落ち着いたら、調査に行っちゃおうぜ~」って言っていたんだ~っていうけど、
今、ブルキナは、大変なことになってるって。

この大陸は、どこの国も野蛮なのねぇ。

せめて、洗面道具と着替え1日分くらいは手荷物にしたほうがいいなということを
学んだ数日だったようです。