記録する意義 | 誰にも言えず綴る

誰にも言えず綴る

余命宣告された夫は2023年8月、逝ってしまいました。これからどう生きていこうか…。

夫が癌と闘った日々の記録。
最後は闘う権利も取り上げられてしまったが…。

過去の話は⑮まで。

癌と闘い続けている人、
早期発見で救われた人、
治療がぴったり合って寛解した人、
癌患者さんにも様々な人生がある中、

残念ながら力尽きてしまう夫だが…
残せる何かがあると信じて、
記録することに意義があると信じて、
ブログに残した。

もし、
癌が発覚してこれからの闘い方を模索している人がいたら、
夫に代わって伝えたい事がある。

治験、臨床試験を受ける時はよく考えて欲しい。
これは大きな賭けだ。
反対に命を縮める場合もある。

癌専門の病院だからといって信じきらないこと。

少しでも違和感があれば躊躇せずセカンドオピニオンを求めるべき。



抗癌剤にも相性がある。

よく効くと評判な薬も自分に相性が悪い場合もある。

分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など、その他もろもろの先端医療で治るのなら、

世の中から癌で死ぬ人はいなくなる。

残念ながらまだ癌は恐ろしい病気なのだ。


これは、
私自身の反省だが、
説明不足や納得がいかない場合は
モンスターになってもいいと思う。
家族は真っ先に病院と情報共有するべき。
私は大人しすぎた。

病院が匙を投げたくなった時期にやっと病院に嫌われるタイプの家族になったが…

遅すぎた。


ごまんとあるブログの中で

埋もれてしまうだろうちっぽけなブログだけど、

これから闘う患者さんとご家族さんに

少しでも参考になれば…と思っている。