みなさんこんにちは
イラン戦争で今後の見通しが立ちにくいですが、資源に関係したインペックスと石油資源開発についてまとめてみました。 

インペックスは時価総額6兆円、売り上げ高約2兆円、事業利益4000億円の日本最大のエネルギー開発会社です。資源の権益を得て生産、販売を行っています。
主な権益にはオーストラリアのイクシスLNGとアブダビの原油があります。
LNGの約85%はオーストラリアと東南アジアで生産して、原油の約80%を中東で生産しています。 
イクシスでは2025年12月期の売り上げ収益が3150億円、利益が2708億円、アブダビなどの原油が売り上げ1兆4869億円、利益が1317億円、国内の原油ガスの売り上げは1921億円、利益224億円とイクシスの利益が大きくなっています。
油価が1ドル上がると利益は55億円増え、1円の円安で30億円増えます。
現在、インドネシアでアバディというLNGの開発を進めていてこれが軌道に乗るとさらに大きな利益をあげることができます。
イラン戦争により、油価が上昇していることは業績の追い風になりますが、中東情勢の混乱はアブダビの原油に悪影響が考えられます。
UAEの南にはフジャイラというホルムズ海峡を通過しなくても済む積み出し港がありますが、イランの無人機の攻撃を受けて部分的操業となっています。

 石油資源開発は時価総額約6800億円、売り上げ3500億円、事業利益450億円のエネルギー開発会社です。
主な権益には国内の油ガス田、イラクのガラフ油田、アメリカのタイトオイルなどがあります。
売り上げは2026年3月期で国内原油が146億円、海外原油が968億円です。また、LNGを輸入して販売することや売電なども行っています。 利益は油価が1ドル上がると-0.1億円、1円の円安で1.1億円増加となります。石油資源開発ではイラク原油やアメリカのタイトオイルでは油価の上昇で利益が増えますが、LNGの販売では仕入れ値が上がるため利益が減ってしまうという構造になっています。 石油資源開発は原油高のメリットは小さいですが、国内の割合も高く中東情勢の悪影響を受けにくいというメリットがあります。

 インペックスと石油資源開発を比較すると、原油高のメリットを受けやすいのはオーストラリアのイクシスを保有するインペックスですが、UAEでの原油の動向に注意する必要があります。