こんにちは
今回紹介するのは電池や産業用部材を展開しているマクセルです。
現在の主な事業は売上で、エネルギー事業(1次電池など)45%、機能材料事業(半導体関連テープなど)25%、光学システム事業(車載レンズなど)30%となっています。
今後の成長に期待出来るのが全個体電池です。全個体電池は2023年に世界で初めて量産を開始しています。
全個体電池はリチウムイオン電池とは違って、全てが固体で出来ています。
そのため、いくつかの大きなメリットがあります。
1、液漏れや発火の心配がなく安全性が高い
2、科学的に安定しているので寿命が10年から20年と長い
3、100度の高温下でも動作可能
全個体電池はEVで今後大きな需要が期待されていますが、まだ開発途中で競合も多くなっています。マクセルはあえて競合の多いEVではなく小さな高信頼の電池に特化しています。

具体的には工場の回転する機械の内部(高温で過酷)、体内に埋め込む医療デバイス(液漏れ厳禁・長寿命必須)、インフラの点検用センサー(10年以上放置しても動く必要あり)などに期待出来ます。

競合はTDKや村田製作所などがありますが、ニッチな分野での拡大を進めています。

まだ全個体電池の売り上げは少ないですが2030年には300億円の目標をたてています。

1月30日の第3四半期の決算では売り上げ963億円(100.7%)、営業利益72億円(109.1%)、純利益62億円(112.7%)となっています。

今後のリスクとしては、競争の激化(TDKや村田製作所の全個体電池やナトリウムイオン電池)、コストダウンの壁などがあり、計画通りに進捗するかということがあげられます。