エミ移動になりました。
この件について…
「ありですか?」と聞かれればもちろん「なし」です。
無事に戻って来たから良い訳ではなく、もしも生きて帰ってこなかったらと思うと
脱走させてしまった事自体を軽く考えてはいけないと思います。
エミが数日間、怖い思いをした事には変わりないので言い訳の余地はありません。
ponoに預かり希望で来てくれる方に関しては、まず会ってみて話をして犬を預ける時に自宅確認をして改善すべき所はしてもらいます。
今回、別の所から移動した方で確認を怠った私達の責任も大きいと思います。
命に携わる活動をするなら誰でも預かれるのではなくて、ある程度は敷居が高くないといけないと思うんです。
保護活動について「誰にでも出来ない事をしてくれてる」と仰る方も居ますが
何か問題を起こしてしまうと誰でも簡単にできる活動になってしまいます。
自分が預かりを始める時に「私なんかできるんだろうか?」って、ドキドキしてアンケートを送った覚えがあります。
譲渡会に迎えに来て下さいと言われ、あっさりそのまま預けられ拍子抜けしました。
保護主に「フードは何を?」と聞いたら「あ、なんでもいいよ〜」と返ってきて
家も確認されず、正直こんなに簡単に預かりができるのかとビックリしました。
自分自身も最初はそんな適当な感じで始まったけど、改めて思うと誰でも簡単に預かれるってやっぱり違うと思うんですよね。
私を含めてお手伝いに来てくれるメンバーの、みんながみんな最初から完璧ではなく
出来ないからって最初から拒否するつもりもないけど、自分達が意識を高く持つ事で
側で考え方や行動を見て聞いて、それぞれが意識を高く持ってもらいたいと思ってます。
今居るponoのメンバーは、預かりもフリマも本当にみんな頼りになる人達で、何も言わなくても自分で考えて動いてくれるので安心して任せられます。
移動してきた子達を幸せに繋げる為にメンバーみんなでサポートはします。
その気持ちは変わってません。
でも移動して来た方をそのまま預かりとして、スタッフとしてお願いするかはまた別の話になります。
適切な対応やケアが出来なければ移動する、これはどの子に関しても同じです。
ちなみに家でも問題があれば移動させてます。
犬にとってそれぞれあった環境があるので、その辺も考慮して預かってもらうか決めないといけないと思います。
エミは男の人が苦手との事で、みっちゃん宅は男の人のが多い家庭なのでエミには向いてないのかな?と…
今回もみっちゃんが留守中に起こった事ではありますが
脱走直後に敏速な対応ができてなかった事もあり、今後の事も考えて移動させる事になりました。
預かりさんにとっては家族の協力もすごく大切な事だと思います。
今後は首輪や迷子札、鑑札を付ける、マイクロチップの挿入、当たり前の事から見直して
脱走防止や外でフリーにする事は絶対にしないように徹底していきます。
あとは何かあった時に対応が遅れてしまう事もあり、目の届かない離れた場所での預かりさんには犬を預けない事も検討中。
いとちゃんとテツに関しても、譲渡後に何か見落としやトラブルがあった場合はせつこさんに対応して頂きます。
テツに関しては重度の分離不安がありますが気付けてなかった事もあるので、その辺は希望者様へのサポートをしっかりしてもらいます。
私達が全く見てない子達なのでどんな子かわからない事もあり、一旦こちらで見させてもらうように提案もしましたが
最後まで責任持って自分で見ると言ってくれたので譲渡後のケアまでしてもらう事になります。
イベントでの方針や振る舞い等もだいぶズレがあるとは思うので、こちらのやり方に早く慣れてもらえるように話し合っていきます。
「預かりさんを大切に」は当たり前の事ですが、その前に犬達の事を1番に考え幸せに繋げる事が何よりも大切だと思ってます。
今回は沢山の方にご迷惑をおかけしてしまい、この件を忘れない為にも 二度と同じ事がないように見直していきたいと思います。
エミはコズコズさんのお宅でお世話になります。