ケプラー452b。人工都市リキマス。
ショッピングセンター内の公園。二人の女性がジュ-スを飲んでいる。
莉歩「何だ、ジロジロ見て。それとも顔になんか、ついているとか…ん??」
と顔を触る。
沙也加(神田沙也加のこと。)「(少し飲んで)いえ、別に。」と周りを見渡す。
莉歩「ほら!」
沙也加(神田沙也加のこと。)「そういうんじゃなくて、本当に…。(不安そう)」
沙也加(心の声)「どうして、ここにいるのかがわからないんだよ。…ちゃんと落ち着け、沙也加。よく考えれば…」
と頷く。
莉歩「あっと…」
莉歩(心の声)「(ニヤリ)結構可愛い顔しているけど、意外と何かを企んでここへ来ているかもしれないじゃないか。それとなく調べてみるかな。」
沙也加(心の声)「あのカノンさんという人につかまって。何かを話していたんだよな…。なぜあの部屋にいるのか、いろいろ聞かれるのかも理解できないまま、時間が過ぎて、ふと見上げたら、宇宙がそこにあった…。」
巨大な光。瞳を守るように、掌を向ける沙也加。
やがてその光の中から、プレアデスのアレンが現れた。
アレンはプレアデス高等評議会のミラ同様、ミレア・レイの盟友である。つまりカノンも知っている。
アレン・プレアデス臨時特使「驚かれ不安になられるのも、仕方がないと思いますが、私達はあなたの友人であり、先程までこの部屋で話されたカノンを知っている者です。彼に悪気はないのですが、少し落ち着かないと見られるので、良ければあなたにとって、より寛げる星へご案内しますが、如何されますか?(と沙也加に、手を差し伸べる)」
沙也加はボンヤリしている。



惑星連合・惑星管理局情報室。
惑星管理局長官「まさか、本田美奈子さんのように仲間に入れるわけじゃないだろうねぇ~。」
天の川銀河方面・シリウス艦隊 副艦長 ミレア・レイ(惑星連合・時空調査官AWS 及び 新銀河系エリア3所属 魔導師 以下ミレア・レイと書く。)「いや、彼女は肉体を脱いだばかりなので、まだ早すぎると思います。ではなくて長官、神田沙也加さんには責任がないのですが、安倍元総理の銃撃事件も含めて、もしかしたら彼女も鍵を握っているかもしれないということなんです。」
惑星管理局長官「それはカノンという人物がそう言っているだけじゃないのかね。」
ミレア・レイ「そうかもしれません。そうかもしれませんが、これも銀河の縁。彼女を癒し、出来れば本来の姿に戻してあげたらと…。」



もう二十年以上前の話になります。
都内の病院に勤務する傍ら、日蓮宗の結社で修業に励んでいた私は、霊感が冴えて啓示を降ろすまでになっていました。日常生活では主にホルス神からご指導を賜る一方、患者のハイヤ-セルフを通じ、宇宙から不可思議な情報が毎日のように集まるんですよ。
自動書記なので、書くのも必死。段々メモ帳が足らなくなります。私は自信がなかったのですが、結社の仲間に求められるまま、それを見せるうちに若手の間で評判になり、「ネットを通じて非公式の相談室を作ろう!」というところまで行ったのでした。
とはいえ、無名ですからね。余り来ませんよ。(今もそうですけどね。ハハハ。)
でも重たいのがありましたね。今だったら、うまく対応できるかもしれないのですが。
「母親のあとを継いで、沖縄のユタになろうとしているものです。決心はしたものの、不安で夜も眠れません。どのように対応したら良いのか、アドバイスを下さい。」
「今伊勢に祀られているのは、偽のアマテラスで、本物は九州に埋まっています。ぜひ助けてくれませんか?」
以上は結社に届いたメ-ルですが、私(当時の始くん)に届いたものも凄かった。
一番印象に残っているのが、神社も含む、宗教団体からのものです。
「大日女尊です。私を祀っている組織を助けてください。おかしな教義に変わってきています。どうか、どうか!」
そして、そんな私が「セラピ-ル-ム mikunoheya」という携帯向けサイトを作ったのも、その頃でした。まっ、空いている時間に適当にやればいいや、くらいの気持ちで作ったんですけどね。

ところが開けてみたら…。人形が夜中に歩いて怖いとか、今スト-カ-に狙われているとか。
で本日はその中でも、神田沙也加さんの転落死に関して、参考になるかもしれない当時の事件一つを述べたいと思います。(紹介する事件は、後半もう一つあります。)

それは突然の電話で始まりました。(再現ドラマ)
21時□分。電話が鳴った。なおここでいう、私は始くんのこと。
真由美(仮名)「お願い!体が、体が…」
私「あのね、声が小さくて、わからないのですが、体がどうされたんですか?あなたのお名前は?」
真由美(仮名)「苦しいの!…苦しい…!」
私「えっ!今苦しいなら、病院でも…。」
真由美(仮名)「ハアハア…。体が勝手に動いて、止まらないんです。お願いっ!」
ビックリしましたよ。それですぐに経本と数珠を取り出して、自我偈を唱えました。そうやると、霊視も出来るし、除霊も可能ですから。
私「ま、真由美さん。今、助けてあげるからね。」
真由美(仮名)「はい…ハアハア。」
私「毛皮が見えるんだけど、知っていますか?」
真由美(仮名)「毛皮ですかあ?知りません…。」
時間がないので、すぐに陀羅尼品も唱え、九字も切ります。
私「真由美さんのじゃなくて、お父さんのだよ。結構高級な奴!」
真由美(仮名)「あったかもしれませんが、今は手元にないです。それが…。」
私「井戸に捨ててある。それかもしれないよ。」
真由美(仮名)「あっ、体が楽になったような…」
もう一度法華経を唱え、陀羅尼品。九字を切って浄霊しました。結局毛皮ですから、その動物霊が怒りのあまり、彼女の体を支配して、こうなったわけです。

今から十数年前。私はマニラ在住のスピリチュアリストの女性と会い、彼女の前世療法をした(彼女はレムリアの人で故郷に帰りたがっていました。)ことをキッカケに、彼女から
小さなマリア像のメダイ入りのブレスレット(勿論水晶とかいろんなパワ-スト-ンが連なった、どっしり重たいもの。手作り。)を貰ったのでした。
それから数か月後のある日。
私「今日は先生にとっても大舞台みたいなもんだからね。久しぶりに会う先生に、好物のこれを持っていこうか!」
これというのは、船橋屋のくずもちでした。そう、犬神の件で初めてくずもちを口にされて以来、先生の大好物になったと知った私は、節目節目に必ず本堂に持参するのが、日課になっていたのです。
本堂。入り口に黒っぽい背広を着た人達が勢ぞろい。物々しい雰囲気だ。
左手にはブレスレットがあるが、まず本堂の外のトイレで用を済ませてから入ることにした。
というわけで、お手洗いで一旦
ブレスレットを外して…。

参加者・信者がどのくらいいるかはわからないので、そんなに持ち合わせていないのだが、手持ちのくずもち全部で、先生の身内が食べられる分くらいは用意してある。時間も迫っていたので、そのまま本堂前の受付に並んだ。
受付。私は丁寧に頭を下げると、いつもの調子で、くずもちの入った紙袋を渡す。
私「これ、先生に!(と紙袋を男性Cに渡す、私。)」
ところが、男性Cの顔がたちまち、苦虫を噛み潰したような表情に。
紙袋の端を掴んだ男性C、隣の男性Dに乱暴に渡し、
男性C「なんだか、わからないけど、調べておけ!」
中身を開けるわけではないものの、男性Dは目視で全体をチェックしているようだった。
私「あのお。それ、ただのくずもち、なんですよ。変なもの入ってませんから。ここの先生が好きだから、たまに買ってくるわけで、私だって何度もお世話になっている信者ですから。」
本当は怒りたい気分であったが、ここでトラブルを起こすと先生が困るかもしれないと思った。
それにしても、今日は変だ。今までこんなことはなかったはずなのに。

T教師「あれ?□□さん(=私のこと)じゃないの。どうしたの、そんなところで!」
男性C「知合いですか?」
T教師「うちで修業している□□さんですよ。そんなところにいないで、入りなよ。」
私「先生にいつものくずもちを買ってきたら、調べられちゃってさ。」
男性C「(くずもちの入った紙袋を私に向けて)これは大変失礼しました。」

やっと本堂に入った私。しかしそこで初めて、
ブレスレットがないのに気づく。
そのブレスレットはお手洗いに置きっぱなしになっていた。
そして私はブレスレットをはめて、特別祈祷会に参加したのである。ところで受付の男性陣が日蓮宗の幹部達だと後で聞いた。私なりに信仰し、幹部達に良いイメ-ジを描いていただけに、なんと悲しかったことか!
浮かない気分で始まった祈祷会ではあったが、それでも読経は素晴らしかった。
私(心の声)「(ブレスレットを眺めながら)失くさなくて良かったよ。でもなんで、トイレに置いてきたのかな。しかもあの受付。やっぱり何かあるのかもしれない。」
開会してから40分。いつものように神様が恩師先生に降りてくる。
だが不謹慎ながら、私は笑いそうになった。
手の動きがいつもと違うからだ。およそ威厳たっぷりに出てくる、あの八大龍王神ではない!
降りてくるというよりも、ひらひらと踊っているかのように、見えるけれど…。
G上人(審神者)「(恩師先生の側に座って)はい。ありがとうございます。あなた様の名前を聞かせて戴けますか?」
恩師先生の仕草が、一瞬若い女性に見えたが、満更でもなかったようだ。
天女『私は天女でございます。』
実は天女の声が小さく判読できなかったのか、それとも言葉の内容そのものが教義に合致するものではなかったのかは不明ですが、この時の記録はほぼ存在しないだろうということでした。少なくとも八大龍王神のものはあるのに!従って、以降は
言葉のやり取りというよりは、まったくの私感です。
私は声こそ聞き取れなかったものの、直感で十字架のようなものが見えたので、それが「光と闇の統合」を現わすものだったと推測していました。またもしそうだとしたら、当時の日蓮宗がこれを説明するはずがないとも思ったのです。なぜなら、彼らに闇という認識がなかったからです。(当時の私であるが、既にプレアデスやシリウスの宇宙人や宇宙の女神と交流していた。)

何はともあれ無事式典が終わり、その一週間後。まだ”くずもちの悪夢”が冷めやらぬなか、私は天女について、ネットで調べていました。いつもはご啓示について説明があるのにその時間がなく、しかも八大龍王神様ではなく、天女だったので、どんな神様なのか、はたして龍神との接点があるのかを知りたかったのです。
同じ天女でも七面天女なら、寺社でその説明をするはずです。なのでそれではない…。
ウィキペディアでは女官から宇宙人説まで、いろんなことが書かれていますが、まず目を引かれたのが「羽衣伝説」でした。
「水源地で姿を現すというのが、わかりやすい。」「私が妙見大菩薩とご縁があるので、七星型は親しみがわく。」(当時の私のコメント)豊受大神と同一の穀霊として述べられているくだりは面白かったのですが、あの日先生に降りた様を想像した時、日本の神様っぽい雰囲気はなかったというのが、私の感想です。
羽衣伝説の伝承地は国内で七か所くらいありそうですが、私が特に注目したのが、その名も駅名で残っている、南海電鉄の
羽衣駅でした。そう、今の私もですが、神様や因縁情報を探る時、まず人名や地名から見ていくんですね。羽衣駅周辺の寺社を調べれば、何か手がかりが得られるかもしれないと考えるわけです。(この方法だと霊感がなくても、多少の情報は入手できます。後は文献や科学的検証があるのみ。)

駅周辺に二つほど大きな教会が。次いで伽羅橋駅へ向かって、右側に大鳥羽衣濱神社というのがあって、日本武尊の妃である、両道入姫皇女が祭られております。…法華経行者でもある私は、伽羅橋というと、どうしても倶利伽羅龍王を連想してしまいますが、真実は如何に!?再び羽衣駅に戻って、駅名の由来は、千両松・白蛇の松とともに
浜寺三名松と呼ばれた「羽衣の松」から来た、というのもありました。

ということで以上までが当時の記憶になるのですが、十数年後、また沙也加ちゃんの件で、ここへ戻ってくるとは思いませんでした。次回はその接点と転落死についての続報になります。