『不幸中の幸い ①』にも書きましたが、


心内膜炎の怖い所は、血液の中に入った菌がいつ全身のどこへ飛んでしまうか

分からない所なのです。


他の体験ブログを読んでいると、脳梗塞や脾梗塞、いろんな場所へ飛んでしまい

合併症を起こしている方も少なくないのです。

手足の先に菌が飛ぶと斑点が出てきたり、、、

私も先生にチェックされましたが、幸い、ありませんでした。


が、入院中に体験ブログを読んでいて気づいたのですが、

一過性ですが、私も一時菌が飛んでいた可能性があるのです。


入院2日前くらいに38℃発熱で家で寝ている時でした。

急に視界がおかしくなったのです。

視界の半分がグレーかかって見えなくなりました。

右目を瞑るとクリアに見えるのに、左目を瞑ると何も見えないのです。


偏頭痛持ちなので、それの予兆かな??それにしてもいつもと違うな~

熱が高いからかな?とか思いながら数分目を瞑っているといつの間にか消えました。



この話を看護婦さんに、


「体験ブログって役に立ちますよね~私もブログ見てて同じ症状の方がいて、

 あれって心内膜炎の症状なんだってその時始めて知りました!!」となにげに話していました。


すると、看護婦さんはそういった話もちゃんと主治医に話しててくれて、

後日、主治医が「看護婦に聞いたのだけど、、、」と私に直接聞きにきて下さいました。

そして、その時は既に全身検査して菌がどこからも発見されなかった為、

一時的に脳に飛んだ可能性があるので、

どんな小さな記憶でも変化でもこれからは全て話してくださいね!と。



血栓が溶けずに詰まったままになっていたら、

今頃失明?の可能性もあったのかと思うとゾッとします、、、


今回、この病気になって不幸中の幸いだった事がいくつかありました。



  この心内膜炎になるのは『弁膜症』がある方になる事が多く、

  私の場合は心雑音をきっかけに検査をして『弁膜症』がある事を知っていた為、

  紹介先でも始めから『心内膜炎』を疑って検査出来たこと。



  もし、『弁膜症』を知らなければ、

  そこに辿り着くまでにまだ時間が掛かっていたかもしれない。

  その間に、菌は血液に混じって常時全身をグルグル回っています。

  この間に、この菌がどこへ飛ぶか分からないのがこの心内膜炎の怖い所。

  脳に飛んで、脳梗塞になる可能性もあるのです。

  その点では、早期に分かってよかったのかもしれません。

  いや、早期に関わらずいつ飛ぶのか分からない状況を考えると、

  運?もありますね。


  心雑音の聴診で聞こえるくらいの音というのは、ほぼ中度になっているそうで、

  軽度では先生によっては分からない事が多いみたいです。

  ただ、意外と心雑音がある方、

  知らずにこの『弁膜症』になっている方って多いみたいです。

  弁膜症があっても、一生何も起きずにすむ方も沢山いますし、

  進行もゆっくりなので自覚症状も分かりにくく、

  私の場合も人よりは息切れすると思っていたけど、

  昔からなのでそういうものかなという程度でした。


  まさか、この心雑音を巡って

  こんな大きな病気になるなんて思いもしませんでした。


  どんな小さな事でも、

  自分の体の変化に意識を向ける事って大切ですね、、、



【病名】



『感染性心内膜炎』

『僧帽弁閉鎖不全症』




心内膜炎の方は全ての条件が揃ってはいない為、疑いという事だが、

ほぼ確定でしょうとの事。



治療は、抗生剤を4週間点滴投与が必要。


原因は、僧帽弁閉鎖不全症が前提となるのだけど、誘因は不明。

ただ、血液培養検査の結果、連鎖球菌が見つかった。

誰にでもある口の中の菌。

最近、歯科治療はしたか聞かれたが、虫歯もないし、抜歯もしていない。

そうでなくても、口の中にはたくさんの菌がいて、

例えば唇を噛んだ所から菌が侵入する事もある。

通常、白血球が退治してくれるらしいけど、

弁膜症がある人は逆流が生じる摩擦の部分を取っ掛かりに、菌が付着しやすいらしい。

先生曰く、弁膜症があってもならない人の方が多いので、運もあるとか。




僧帽弁閉鎖不全症は先天性のものか、何かきっかけがあったのかは分からない。

でも、小さい時から学校の定期検査で心雑音があると言われ続けていました。

軽度と言われていたので気にもしていませんでしたし、

この時の心エコーの検査でも手術とかは必要ないかと思いますと言われました。

明日、もう少し詳しい検査をしたいので経食道エコーの検査をしますとの事。




検査をしてから即入院になり、その日の夜から点滴が開始されました。



【抗生剤】


・スルバシリン

・ゲンタシン