一晩考えて、


先生に、手術は前向きに受けようと思いますとお返事をしました。

その後、母と一緒に先生から手術についての説明を聞きました。




・『僧帽弁閉鎖不全症』はお薬では治らず、

 手術でしか完治が出来ない。



・逆流の程度はほぼ3段階に入っているので、いつでも手術適応段階にいる



・進行はゆっくりだが、

 放っておくと、いつ心不全が起こるか分からない事、

 出産時に心臓にかかる負担はとても大きく、母体が危険になる可能性もある



・傷については、

 本来なら正中開胸で行うが、女性の場合は特に美容面でも、

 極力胸の下で小さい傷で出来る可能性がある



・方法としては、弁置換と弁形成。

 ほぼ、弁形成でいけるが、実際に開胸してみないと分からない為、

 その場合は弁置換になる可能性もある事。



・人口弁には牛や豚の生体弁と、機械弁がある。

 女性の場合は出産するなら生体弁の方が、10年に1回再手術しなければいけないが、

 出産する際に危険なワーファリンの服用を止める事が出来るので、出産を望むなら生体弁。

 機械弁は一生ワーファリンを飲み続けないといけない為、

 このワーファリンは胎児への影響が危険な為、出産するなら勧められない。



あとは、来週から手術に向けての検査をもう一度して行き、

その結果から外科の先生方が相談して方針を決めて行きますとの事。



色々最悪な状況も説明して頂きましたが、

私の場合は弁形成でほぼ大丈夫との事。


そして、傷口も胸の下で小さくする手術で大丈夫でしょうとの見解を頂きました。

それなら、気持ちも大分と楽になり、また一つ前向きになりました。




経過順調に進み、心内膜炎の治療も4週目に入る頃。



心エコーの検査の時でした。



検査中、いつも寝ている私でしたが、その時は画面をふと見ていると、

先生が「ご自分の心臓見てみますか??」と言ってくだいました。


分かりやすく色を付けて下さり、

「ここが弁の動きで、この赤色が逆流している部分です。」


素人の私の目で見ても、逆流がなんだか多い??と思い先生に聞くと、


「そうなんです、結構逆流が多いんですよ、、、

 だから、早めに手術をした方がいいかもしれないですね、、、」



しゅ、しゅ、しゅ、手術?????!!!!!




ゆくゆくはした方がいいとは聞いていたけれども、

それも、10年とかまだずっと先の事だと思っていました。



私 「早めにというのは??」



先生 「例えば、来年とか、、、?」



ら、ら、ら、ら、来年????!!!!


程度で言うと、3段階で手術適応らしく、

入院時は2段階だったそうで、

今回の検査では完璧3だったそうです。



他の日は、2強の日もあったりで、もう3と見なして手術をした方が、

この先、出産をする時に心臓にすごく負担が掛かるのし、

若い内は回復が早いし、息切れもなくなり今よりも元気になるからと。




いきなり手術、、、

まだ先の事だと人事に構えていた私は突然の事に頭が混乱。

とりあえず、先生も少し考えてみてくださいとその日は終わりました。



心内膜炎は心臓の弁に菌が付き、どんどん弁が壊されていく病気。

だから、もともと弁膜症があるから、逆流が進行していくのは仕方のない事。

でも、まさか手術適応になるなんて。

でも、弁膜症も高齢と共に進行して行くし、

実際、入院患者さんはお年寄りの方ばかり。

将来、万全の体制で出産もしたいし、今よりも元気になれるなら、

今のうちの方が回復も早いのなら、、、、

そして、もう心内膜炎にはなりたくないというトラウマも正直引っかかる。



そう考えると、少しずつ手術に対して前向きになってきました。







点滴開始してから、3日くらいで熱は下がりました。


その後は、体調もすっかりよくなり、

自分的にはいつでも退院出来る状態にまで元気になりました。



でも、4週間の点滴は必須なので、

まだ半分以上も残っている中、毎日暇で暇で先を考えると遠くなりました。


早く自由になりたい、毎日歯磨きをしながら、

病院から見える飛行機をいつも眺めていました。

こういう時って、色々考えちゃいますね。


普段、何げなく自由に行動できる事がどれだけ幸せな事か、

お洒落してお出かけしたい、美味しいものを食べたい、

友達と自由に遊びに行きたい、、、、

当たり前の事が当たり前でなくなった事を経験出来た事は、

私にとって感謝の心を気づかせてくれたとっても貴重な経験になりました。



そして、週1の採血も、綺麗に右肩下がりで順調に正常値内まで下がりました。


数日ですっかり熱も下がり自分的にもすっかり元気なのに、

それでも点滴投与は続けないといけないなんて、

心臓に菌が付くと本当に厄介だなと思い知らされました。