全盲でも、花を感じる事が出来る! | 介護用品の選び方・賢いレンタル方法、福祉用具の導入事例紹介

介護用品の選び方・賢いレンタル方法、福祉用具の導入事例紹介

車いすや介護ベッド等の介護用品をレンタル・販売する千葉県の会社”モナークケア”
代表を務める小澤重史こと”シゲ社長"が、お得な中古介護用品の情報や、福祉用具の上手な選び方について発信しています。

おはようございます。




いつもお読みくださり、


本当にありがとうございます。








おととい、3ヶ月の入院生活から、


晴れてご自宅に戻られる男性の方の、


自宅環境の整備のため、ケアマネさんと同行させて


頂く事がありました。










その方、ひとり暮らしなのですが、


”全盲” なんですね。





ただ、一人暮らしも慣れていて、


全盲になったのも、だいぶ昔からなので、


いままでも自宅内の生活は、さほど不自由は


していなかったのだそうです。





全部手で触って、位置や状態を把握しますし、


手探りで、部屋の中の移動は当然ですが、


冷蔵庫から取り出したものを、レンジでチン


出来てしまうのです。












今回の入院で、脚を手術して、


リハビリはしたものの、立ち座り動作や歩行に難があり、


今後の環境整備をどうしていくか、


という問題に取り組む事となりました。







状況を見たうえで、私のほうからは


立ち上がりのための補助をするために



お持ちの家具ベッドの横に ”てすり” 


ちゃぶ台のある居間に ”昇降座いす”



 

の2点を提案し、デモ納品をする事としました。
















さて、そのお客様のことは、事前に情報を


聞いておりまして、



”久しぶりにご自宅に戻られる”


”男性のひとり暮らしで、ヘルパーさん必須”


”全盲である。”


等等、



といった情報は、知っていた上でのご訪問でした。






”退院のお祝いに、お花をプレゼントしよう。”


と直感的に思い、お花を買いに行こうしたのですが・・・





そういえば、”全盲”だし、男性のひとり一人暮らしだし、


余計な事にならないか、迷惑だと思われないか・・・



という考えが、頭をよぎりました。







でも、










やっぱり買っていこう。


と決断して、お花を持参で訪問したんですね。














そうしたら、その男性の方、


とても喜んでくださって、満面の笑顔で


こうおっしゃってくださりました。







”おお! お花なんて、何十年ももらったことないなあ!”







そうして、鼻を近づけてにおいを嗅ぎ、


手にとって、花を触り、葉をさすってくださっています。







私も、手を添えて、誘導しながら


”これは、ピンクのカーネーションですね。”


”こっちは、赤いバラですよ。”


と説明しました








どんなに目でも見てくださったら、うれしいのに・・・


とは思いましたが、


目で見えなくても、思いが届き、


喜んでくださった事が、本当にうれしかったです。







一瞬迷ったけれど、プレゼントして良かった。


と、私もとてもうれしかったです。












私たち”モナークケア”は、


お客様の誕生日に、お花を持参してプレゼントする事を


徹底して行っております。


まあ、モニタリングも兼ねての訪問なのですが・・・




これは、私が会社創業からずっとおこなっていた習慣を、


スタッフみんなで共有しておこなっています。


ここだけは譲りたくないという 私の信念もあって、


徹底しております。











どんな方だって、


自分のことを想ってくれる、気遣ってくれるひとがいる。


という事を実感できた瞬間は、


やっぱり、うれしいのだと思います。






それは、目が見えなくとも、耳が聞こえなくとも、


そして、家族がいなくとも、


変わることのない、人間の本質なのだと思います。











お花を贈る。


この習慣は、ずっと続けてまいります。










今日もお読みくださり、


本当にありがとうございました。