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14スプリンターズSのコースを考える

今年のスプリンターズSは2003年ビリーヴが勝って以来の新潟コース


正直、全く馴染みないコースで今年は例年より難解ですね



コースから少し検証してみましょう


●コースレイアウト


<新潟コース>
スタート~3角まで 448m
3角~4角まで 393m
4角~ゴールまで359m



<中山コース(外)>

*スプリンターズSが施行される通常のコース


スタート~3角まで 275m
3角~4角まで 615m*実質カーブは500m程度
4角~ゴールまで310m


コーナー部の長さが大きく違うので、単純に、小回りの新潟と、大回りの中山(外)と分類できる


コースレイアウトが全く異なるので、中山で施行されるスプリンターズSとは別物と考えて良いような



ラップ的には


新潟
過去3年で9月・10月に施行された1000万以上のレース
22.5-22.6-23.1=1.08.2
22.9-22.6-23.3=1.08.8
22.7-22.8-22.9=1.08.4
22.3-22.4-23.5=1.08.2
22.5-22.8-22.9=1.08.2


平均
22.6-22.6-23.2=1.08.4
33.04%-33.04%-33.92%


スタートの直線は1F+2F+3F目の25%部分(448m)と長いですから、それなりにスピードは加速します

コーナー部分は3F目の75%部分+4F+5F目の20%部分(393m)と鋭角に曲がる関係でスピードはやや落ちます

しかし、2Fづつのタイムは前2F22.6-中2F22.6秒と平坦ラップを刻みます

これは、中2Fのタイムの中に直線部分が含まれているのと、スピードに乗ったところで3角なので、ペースを維持しているのだと思われます

ゴール前直線は5F目の80%部分+6F目です。後2F23.2秒と平坦コースですがスピードは落ちます

これは、ラスト2F目にまだ鋭角の4角がある由縁で曲がった後に一気にトップスピードに乗せられないのが原因です



昨年のスプリンターズのラップは


22.4-21.5-23.3=1.07.2
33.34%-32.00%-34.66%

前2Fは上記新潟コースとさほど変わらないが、3角~4角まで緩やかなので、中2Fで一気に加速します


4角は鋭角なのでスピードが落ち、かつ直線に急坂があるので、新潟平坦コースに比べれば止まるイメージでしょうか

しかし力ある馬がスピードで一気に掛け抜けるコース形状で、マイラーのスピード持続では間に合わないコースとも言えます



やはり、まったく別物と考えた方が得策ですね



では、新潟1200mのコースレイアウトに似てるコースと言いますと


けっこう苦労して見つけました!


<旧中京コース>


スタート~3角まで 480m
3角~4角まで 406m
4角~ゴールまで314m



新潟に比べて最初の直線が32m長く、コーナー部は13m長い。その分ラスト直線が45m短くなるコース


注目したのは、コーナー部が鋭角で小回り、更に直線は平坦と新潟と全く同じ


旧中京コースで施行されていた高松宮記念の直近5年のラップと好走馬を記載してみます


10年22.4-22.5-23.7=1.08.6
1着06キンシャサノキセキ7-6
2着17ビービーガルダン3-4
3着18エイシンフォワード9-11


09年22.2-22.4-23.4=1.08.0
1着13ローレルゲレイロ1-1
2着04スリープレスナイト3-5
3着02ソルジャーズソング9-8


08年22.4-22.0-22.7=1.07.1
1着04ファイングレイン7-7
2着10キンシャサノキセキ4-4
3着01スズカフェニックス16-14


07年22.6-22.6-23.7=1.08.9
1着08スズカフェニックス7-5
2着17ペールギュント11-11
3着11プリサイスマシーン5-5


06年22.4-22.6-23.0=1.08.0
1着11オレハマッテルゼ5-5
2着14ラインクラフト5-5
3着13シーズトウショウ3-4



平均
22.4-22.4-23.3=1.08.1
32.88%-32.88%-34.22%


さきほどの新潟平均は
22.6-22.6-23.2=1.08.4
33.04%-33.04%-33.92%



下級条件とG1レースの違いがあるのでタイム差は仕方ないがラップバランスは全く同じ

前2Fで0.1秒、中2Fで0.1秒、新潟コースの方が遅い程度。よって旧高松宮記念の方がラスト2Fスピードが0.2秒遅くなる


ラスト2F部分に4角が多く含まれていて直線が短いのが原因でしょう


高松宮記念はラスト直線短い割りに逃げて馬券になったのは09年1着ローレルゲレイロのみ


バリバリのスプリンターって言う馬(=カルストンライトオ的な馬)の好走は少なく、マイル重賞まで勝ち負けできる馬が馬券に絡んでいるのが特長


また前哨戦「阪急杯」や暮れの「阪神C」で勝ち負けするような馬が多いのも特長


要は、生粋のスプリンターってわけではなく、マイルのスピード持続力、阪神内回り急坂での底力、この二つを兼ね備える馬が旧高松宮記念では多く好走していたようです



好走面々の中でスプリンターって09年2着スリープレスナイト、09年3着ソルジャーズソングくらいでしょうか


スズカフェニックスやペールギュントのような8Fでも強い馬もちらほろ


例年のスプリンターズS同様の処方をすると大怪我しますね



生粋のスプリンターで人気必至ハクサンムーンは大丈夫??


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