呑んだくれサラリーマンの戯れ言 -20ページ目

混戦皐月賞を少し考えてみました(2)

まだ見てくれる人がいてくれて本当に感謝してます。


約束通り、中山10F各戦について検証したいと思います。

今年の中山は開催日によって馬場状態に雲泥の差がありました。
そこで昨年暮れから今年に掛けて中山6Fで大ブレイクした「スマートオリオン」の走破ラップを基軸に各開催日の時計を補正したいと思います。


スマートオリオンの中山6Fラップ
11/30→34.8-34.5=1.09.3(テン1秒速まっても上がり0.5秒落ちる範囲だとすると、33.8-34.9=1.08.7)
12/23→33.7-35.8=1.09.5
1/6→33.9-34.8=1.08.7
3/1→33.9-35.6=1.09.5
3/8→34.1-34.7=1.08.9
↓↓
11/30週と1/5週はほぼ同馬場状態


両週をベースにすると、

12/23週と3/1週は+0.8秒差→10Fに換算すると+1.33秒


3/8週は+0.2秒差ですが、重賞なので一気にレベルが上がることを加味すれば0.4秒差程度と判断→10Fで+0.66秒


11/30週、1/5週の馬場に合わせて「葉牡丹賞」「ホープフルS」「寒竹賞」「京成杯」「弥生賞」のタイムを補正してみよう。


11/30葉牡丹34.8-49.7-36.3=2.00.8


12/22ホープS36.1-48.5-37.4=2.02.0→1.3秒補正<35.7-48.0-37.0=2.00.7>


1/6寒竹賞36.3-47.5-37.0=2.00.8


1/19京成杯36.3-48.0-36.8=2.01.1


3/9弥生賞35.6-49.4-36.4=2.01.4→0.7秒補正<35.4-49.1-36.2=2.00.7>


★11/30葉牡丹34.8-49.7-36.3=2.00.8
前後5F59.5-61.3
1着キングズオブザサン4-4-4-3/35.4-49.6-35.8=2.00.8


★12/22ホープS36.1-48.5-37.4=2.02.0→1.3秒補正<35.7-48.0-37.0=2.00.7>
前後5F60.6-61.4→<59.9-60.8>
1着エアアンセム6-5-7-4/36.7-48.6-36.7=2.02.0→36.3-48.1-36.3=2.00.7


2着ベルキャニオン11-12-12-13/37.1-48.5-36.5=2.02.1→36.7-48.0-36.1=2.00.7


3着クラリティシチー13-13-12-8/37.4-48.2-36.5=2.02.1→37.0-47.7-36.1=2.00.7


★1/6寒竹賞36.3-47.5-37.0=2.00.8
前後5F60.5-60.3
1着バウンスシャッセ5-5-6-2/36.8-47.4-36.6=2.00.8


★1/19京成杯36.3-48.0-36.8=2.01.1
前後5F60.6-60.5
1着プレイアンドリアル6-6-9-8/36.8-48.1-36.2=2.01.1


2着キングズオブザサン9-10-7-6/37.2-47.6-36.6=2.01.4


3着アデイインザライフ16-16-16-15/38.1-47.5-35.8=2.01.4


11着エアアンセム9-10-12-11/37.2-47.8-36.9=2.01.9


★3/9弥生賞35.6-49.4-36.4=2.01.4→0.7秒補正<35.4-49.1-36.2=2.00.7>
前後5F61.2-60.2→<60.8-59.9>
1着トゥザワールド7-7-6-4/36.7-49.0-35.7=2.01.4→36.5-48.7-35.5=2.00.7


2着ワンアンドオンリー10-10-8-8/37.0-48.9-35.5=2.01.4→36.8-48.6-35.3=2.00.7


3着アデイインザライフ5-5-6-4/36.5-49.1-36.2=2.01.8→36.3-48.8-36.0=2.01.1


4着エアアンセム12-11-11-8/37.2-48.9-35.7=2.01.8→37.0-48.6-35.5=2.01.1


5着キングズオブザサン11-11-11-11/37.6-48.5-36.0=2.02.1→37.4-48.2-35.8=2.01.4


*参考>当日古馬500万下35.6-50.0-35.5=2.01.1→35.4-49.7-35.3=2.00.4


各馬の走破ラップと寸評


キングズオブザサン
35.4-49.6-35.8=2.00.8
37.2-47.6-36.6=2.01.4
37.4-48.2-35.8=2.01.4
テンは皐月賞平均35.2秒に匹敵するほど速く、しかし中盤はややスローでの上がり勝負だった葉牡丹賞で1着。相手は弱メンだったにせよ、テン急流経験は好印象。
京成杯は大外枠から発走し、テン緩い中、終始外外を回って中盤大激流を早めに捲くって2着確保は相当強い競馬。中盤ラップ皐月賞レース平均48.6秒ですから、自身がマークした47.6秒で2着は底力秀逸。(プレイアンドリアルは48.1秒)
弥生賞は出遅れて後方追走、中盤も京成杯ほどペースが上がらなかったからか、直線まで動かずキレ負けの5着。それでも中盤最速48.2秒をマークしているので上がりがやや止まっても仕方なし。
同コースの緩急ペース=皐月賞よりテンの速い葉牡丹賞、皐月賞より中盤速い京成杯で好走しているのだから、テンから速いペースで前後5Fで前傾になれば巻き返しの余地あり。
弥生賞はむしろ前半遅すぎてこの馬の良さが発揮できなかっただけと考えたい。



エアアンセム*相手関係比較から記載
36.3-48.1-36.3=2.00.7
37.2-47.8-36.9=2.01.9
37.0-48.6-35.5=2.01.1
ホープフルSはルメール騎乗で終始インピタを走行。中盤急流の故に先行馬総崩れのおかげで直線では前が開けそれほど脚を使わずに勝利。大外を回してロスが大きかったクラリティシチーに比べればコース得の恵まれが発生。
京成杯は前半から内で脚を溜めてホープフルS同様のレース運びだったが、中盤一気にペースが上がって耐えられず直線はバタバタ。
弥生賞はホープフルS・京成杯とは打って替わって後方から強豪馬をマーク。外を捲る競馬で直線向かえたが、直線で伸びきれず4着まで。ホープフルSの1着がコース利があったことの証明。地力不足。



アデイインザライフ
38.1-47.5-35.8=2.01.4
36.3-48.8-36.0=2.01.1
京成杯はテンから下げ、内ラチ走行からの直線で外に出して追い込み3着。上位陣では一番嵌った内容。弥生賞は前半緩い流れを内で脚を溜めたが直線の伸びは案外。両レースともに展開嵌っての着拾い。



クラリティシチー
37.0-47.7-36.1=2.00.8
中盤が異常に速い前傾激流のホープフルSを大外を早めに捲り出したが、坂上で勢い止まって3着。しかし内で脚を溜めて追い出しを待ったエアアンセムやベルキャニオンより明らかに強い競馬。



ベルキャニオン
36.7-48.0-36.1=2.00.8
ホープフルSではエアアンセムほどのコース利は無かったがそれでも内目で脚を溜める競馬に徹し、クラリティシチー、エアアンセムが追い出したのは待ってから直線で中を伸びて来て2着。ムーア騎手の絶好騎乗は否めない。



バウンスシャッセ
36.8-47.4-36.6=2.00.8
中盤大激流の47秒台を先行して逃げ馬をマークし直線で力強く抜け出し牡馬を相手にせず楽勝。同開催の中山金杯に迫るタイムはこの時期として超優秀。牝馬といえども侮れません。



トゥザワールド
36.5-48.7-35.5=2.00.7


ワンアンドオンリー
36.8-48.6-35.3=2.00.7
トゥザワールドとワンアンドオンリーの弥生賞は同日の古馬500万下マイネルミラノが逃げ切った35.6-50.0-35.5=2.01.1→<0.7秒補正35.4-49.7-35.3=2.00.4>に0.3秒負けてしまうという疑問符がつくレース。
クラシックを狙う馬ならばこの時期に古馬1000万下のタイムを凌駕して欲しいもの。
レースラップ35.4-49.1-36.2=2.00.7(0.7秒補正後)から、逃げ馬はマイネルミラノより1000m通過で0.4秒も遅く入っておきながら、上がりで大きく遅れてしまっている(レースラップでは0.9妙も遅い)。正直、前がだらしなかったと言わざる得ない。
内ラチ+先行馬のアデイインザライフは論外だが、ここで外から捲ったトゥザワールドやワンアンドオンリーも先行馬の体タラクに助けられたものではないか。


昨年、皐月賞2着・3着・4着、ダービー1着・2着を輩出したレベルの高かった弥生賞とも比較してみよう。

馬場差は前日のオーシャンS(6F)で比較すると、
13年33.1-35.4=1.08.5
14年33.9-35.0=1.08.9
今年のオーシャンSはテンが緩かったせいで総合タイムが遅かった。昨年は1F平均で前後3F差は+0.77秒も後半が落ち込んだが、今年は+0.36秒程度。馬場が重いならば同様に後半ラップも落ち込む筈だが差が無かったとなると、今年の弥生賞馬場は昨年と同等と判断したい。



弥生賞
13年12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2=2.01.0


14年12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2=2.01.4
↓↓
13年36.5-49.3-35.2=2.01.0


14年35.6-49.4-36.4=2.01.4

中盤はほぼ同タイムだが今年の上がり3Fは止まり過ぎではないか。今年は2角回った向正面から急流11.9秒を2本踏むが、3角ではペースダウンの12.3秒。(昨年は同区間11.6秒)
これはトゥザワールドが前のハロンでペースUPしながら、自ら一旦緩めたことが原因でガクンとペースが落ちたのだろう。4角回る瞬間にまた一気にギアチェンジしたが、ラストは止まって12.2秒。
コーナーで緩くなって息を入れられた分ラスト1Fは12秒を斬っても良いものだが、、、謎。トゥザワールドは実は使える速い脚が短いのではないか?バテない長くいい脚を使う馬と言うより、一瞬のキレ(瞬発力)で勝負する馬ではないだろうか。または長く良い脚には自信はあったが、坂が苦手でパタリと止まった可能性もある。



各馬の走破ラップ


13年は


1着カミノタサハラ7-7-4-4/37.5-48.5-35.0=2.01.0


3着コディーノ3-3-5-7/36.9-49.2-34.9=2.01.0


4着エピファネイア3-3-2-2/37.0-48.8-35.3=2.01.1


昨年は前半から緩いが、ラスト800m46.9秒(今年は48.3秒)の究極の持続力勝負。


今年は


1着トゥザワールド7-7-6-4/36.7-49.0-35.7=2.01.4


2着ワンアンドオンリー10-10-8-8/37.0-48.9-35.5=2.01.4


3着アデイインザライフ5-5-6-4/36.5-49.1-36.2=2.01.8


5着キングズオブザサン11-11-11-11/37.6-48.5-36.0=2.02.1


各馬が踏んだテン~中盤は同じようなラップだが、14年は上がりが止まり過ぎ。緩急の出入りの激しいラップ故の結果からかも知れないが、中盤脚を使い切る形はトゥザワールド、ワンアンドオンリー共に絶対の信頼はない。また後半型のスピードが落ちない速い上がりになった際のキレる脚は一瞬しか示してくれなかった。
今年は後半が激流の猛ラップを踏んだと言われていますが、これも13年【前5F61.6-後5F59.4秒】に対して、14年【61.2-60.2秒】と後半1000mは昨年より0.8秒も遅かったのです。要は厳しかったのはトゥザワールドが動き出した11.9-11.9秒(6F-7F目)区間だけ。昨年ほどのハイレベルとは言い難い。



では、各レースの前後5F比較


まず過去皐月賞ラップ


05年35.0-49.7-34.5=1.59.2(59.6-59.6)0


06年35.6-48.6-35.7=1.59.9(60.0-59.9)-0.1


07年35.5-48.5-35.9=1.59.9(59.4-60.5)+1.1


08年36.2-50.3-35.2=2.01.7(61.4-60.3)-1.1


09年34.8-48.3-35.6=1.58.7(59.1-59.6)+0.5


10年35.4-49.5-35.9=2.00.8稍(60.1-→1秒補正35.1-49.1-35.6=1.59.8(59.6-60.2)+0.6


12年35.8-47.1-38.4=2.01.3稍(59.1-62.2)→2秒補正35.2-46.3-37.8=1.59.3(58.1-61.2)+3.1


13年34.1-48.0-35.9=1.58.0(58.0-60.0)+2.0


13年~05年の過去8回の平均ラップは


35.2-48.6-35.8=1.59.6

テンより上がりのかかる底力ラップ


前後5F平均
(59.4-60.2)+0.8



上記平均ラップを踏まえて、各レースも見ると、


葉牡丹59.5-61.3(+1.8)


ホープS60.6-61.4→<59.9-60.8>(+0.9)


京成杯60.6-60.5(-0.1)


寒竹賞60.5-60.3(-0.2)


弥生賞61.2-60.2→<60.8-59.9>(-0.9)


前半1000mのスピードは葉牡丹賞59.5、ホープフルS59.9秒が合格点。
後半1000mの持続力は弥生賞59.9、寒竹賞60.3秒が合格点。
前後の差ではホープフルSがほぼ合致。
総評として、ホープフルS(+0.9秒)の流れが唯一皐月賞でも通用するレベル。
葉牡丹賞は後半止まり過ぎで、後半約1秒以上の時計を縮めねばならない。
弥生賞は逆に前半が遅すぎる。その割には後半が昨年と比べて伸びていないのでハイレベルかは疑問。
京成杯、寒竹賞は前後イーブンラップで走破しており共に緩急レースの経験が別途必要。



前傾・後傾・イーブンの各ラップを経験し、実績を残している馬は一頭だけいます

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