photo: The Card

一昨日アメリカから届きましたが、開封の覚悟をするのにおおよそ2日かかりましたカードです。
何故なら、1つにこちらの青い目をされたご夫妻からの前の手紙を頂いて、私達のペースでいつもの様に3~6ヶ月後にお返事を出させて頂いてから5~6年の間が空いていると言う事。
もう1つは封筒の差出人の名前が今まではMr. Mrs.の順番でしたが、Mrs. Mr.の順番になっていると言う事。
私達の出会いは11年前、私がウエスト・コーストを愛車のカマロで旅していた時の事です。
すっかりハイウエイ5号線に飽きてしまった私はサンフランシスコに入るまで保たないと感じてハイウエイを降り海岸に面して南北に合衆国を走る一般道101号線に向かいました。
ロケーションとしては富士五湖の辺りの様な雰囲気でしょうか、を全く人の気配を減らしたパターンです。もっともオフ・シーズンのウイークデイと言う事もありますので詳しくは分かりませんが渋滞もなくとても静かな富士五湖周辺と言う感じです。
近所にガス・ステーションは一軒だけと言った感じの街と言うよりは町を抜けた頃前方に一人の白人男性が親指を立ててニコニコしておられるのが見えました。
この頃は既にヒッチハイクは御法度の様でしたので私の中では生まれて始めて見たヒッチハイカーでした。
一見して40代くらいの細身のその男性は、髪型はRoger Daltrey風でさわやかなスマイルがとても印象的。
当然危ない目には遭いたくないのでその場ではそのままスルーさせて頂きました。
ルーム・ミラーで後方を確認するとその方は次の車を待つ気配。ハイウエイを降りてからの対向車の数から推測で1時間は次の車は来ないだろうと感じつつも。
1マイルくらい進んでから、私は車を路側帯に停めて考えたのです。この判断は私にとっても大切な分かれ道になると。
10分後にはその方を乗せて今度は停まらずに同じ場所を通過しておりました。
ビギナーズ・ラックと言うのはこう言う事を言うでしょう。
しばらくして後部座席のギター・ケースに気付かれたご様子で、実はお互いミュージシャンだと言う事になり、101号線まで行き先が延長になりました。
さらにお話を進めると101号線のカフェJ. J.でセッションしないかと提案があり、もちろん私もギターを弾きに来たので答えはイエスです。
そう言えばJ. J.で彼が使用していたアコースティック・ギターは一体誰のだったんだろうとも想うのですが、アコースティック・ギター&ヴォーカルのC、そしてエレクトリック・リード・ギターMoのセッションはカリフォルニア・ビーチのカフェJ. J.でご近所の方の前でお披露目となりました。
やはり西のフォーク・スピリッツのノリはカッコいいです。そんな事を考えながら私達の打ち合わせのない色々な曲は何曲も何曲も演奏されていたとおもいます。"Hotel California"がその中に含まれていた事は言うまでもないでしょう。
セッションを終えて1~2時間後くらいでしょうか、色々あって一見Paul RodgersなドラマーLの参加がありバンド名「アシッド・トーンズ」の3人は先程のJ. J.でのセッションで頂いたアレでディナーを頂いておりました。
そして次の日にはカマロにコンガやタンバリンを満載にして狭い想いをしている3人はリハーサルのためにCの自宅に向かったのです。
そのCの自宅におられたのが今回のカードを下さった一見Linda McCartneyのMi、Cの奥様です。
CとMiは電気も電話も通っていない山の中で、夜はローソクの灯りで過ごすと言う暮らしをずっと送られておられるご様子で、飾られた2人の間で笑う近くにはおられないご様子の赤ちゃんのお写真がとても説得力が強くしばらく絶句致しました。
生まれもってのラッキーな私はこの様にしてまたまた運良く、冗談のかけら等少しも無い暮らしをそれから数日間共にさせて頂く事が出来ました。もちろん演奏も色々な場所で・・・。
今までに何回か手紙のやり取りを致しましたが宛名の自体が今までとは少し違う感じなので、以前頂いた手紙と比較してみたところ、どうやらCの文字はなくMiの文字の様ですので、何だそう言う事かぁ。と想い開封させて頂きました。封筒の中の一枚のカードを開くとやはり全部Miが書かれた様でCの感じがありません。
大事な事等1つも言わない様なところのある方々ですのでもしもの場合も想定してまたじっくり時間をかけてプロファイリングを開始しております、この短い文章から。
そしてお返事をさせて頂きたいと想います。それにはまず宛名にCを最初に書くかMiを最初に書くかと言えるでしょう。
はたして答えはでるのでしょうか。謎です。