紡ぐ | 小山田モナ 人生(たび)の地図
生きている季節が変化すると、考え方、行動、やり方が変わってくる。
その変化の途上に起こす出来事、登場させる人物、出逢った物事によっても、それらは影響を受ける。

けれど、それら全て、実は自分が望んだからこそなので、それら全てを受けて、自分がどうなっていきたいか構築する糧とする。

私たちは一つ一つの糸を、時に粗く、時に繊細に紡ぐ。
けれど、それも振り返ると全てオリジナルの模様となっていて、どれも個性的で美しい。
「ああ、ここまで編めた…」と、反省と自負心と満足とが複雑に絡み合った想いを、溜息と共にその模様に刻み込む。

そして、前を向いた時、まっさらな前に向かって、小さな灯火を頼りに、また一つ一つ紡ぎ始めるんだ。