出逢いの不思議、私の場合。 | 小山田モナ 人生(たび)の地図
たまに、というか、振り返ると頻繁に、凄い方々と出逢い、親しくさせて頂く機会に恵まれます。

三島由紀夫さんとの親交も厚かった世界的にも有名だった80代ミュージシャンの方には、『風待ちの島』制作中に熱く応援頂き、アドバイスも頂き、大変お世話になりました。
風待ち劇中、その方がくださろうとしていた歌の触りを感謝を込め、鼻歌で歌うシーンを作りました。

そして、今もそんな出逢いを体験中の私です。

本当に素晴らしい方々は、必ず一貫しています。変わらない。でも時代の流れには敏感で、それを私たちに差し示して下さいます。
そして変わらないものがあることも。
焦りも私欲もなく、常に『与える』姿勢が一貫しています。

誰の言葉を聴き、誰を慕い、誰と共に生きるか?
この選択(人生の舵取り)で、人生の方向は大きく変わっていきます。

慎重に、慎重に。

浮き足立ったワクワクなのか、地に足をつけた言動なのか、見極める視点が益々必要となってくるんだと気を引き締めています。

目に見えて精査が始まっている。

おかしな人たちはどんどん離れていく。

それは必然的に起こっていて、何故なら私は、作るなら本物を作っていきたいから。

失敗することもたくさんあり、自分の目利きの甘さに落ち込み悔やむ日々を過ごしたり、様々ありますが、それでも創作の情熱が消えることはない…、ようです。

先日会った友に、「私も人間ですからね」と言ったら「あ、やっと気がつきましたか!」と言われた私。
その時、旧友たちは、ずっと私の身体と心を気にかけてくれていたのだと思い知りました。

もっと自分を大事にしよう。
では、大事にするとは?

それは、人それぞれに違うかもしれませんが、私の場合は、無理のない人間関係の中で心安らかに過ごすことなのかもしれません。
少なくとも、自分が心地好く安心して穏やかにいられる方々と過ごすこと。

この一年、いろんな事が起こりました。
嫌でも考えさせられ、自問自答の毎日でした。
今振り返ると、それらは必然的に起こり、全て私自身の言動や思考を改める為の気づきを起こさせる出来事であり、登場人物であったのだと、本当に感謝しております。

そして、そんな私を常に見守って下さる方々がいたこと。
そんな方々の中で、ゆっくり羽を休め、再び飛び立てる時がくること、その準備のために今何をするのか。
(あの、ONE PIECEのルフィだって休む時はガッツリ休みますもんね)

久しぶりにつらつらと書いてしまいましたが、私はやはり芸術に触れていると、そんな出逢いを引き寄せるようです。