狼煙 | 小山田モナ 人生(たび)の地図
遥か大地から、同士からの狼煙。

野生の血が呼び覚まされるような、自分の中にある獣くさい血潮がザワザワと騒ぐような感覚。

おいおい、まだ人間だと思っているのかい?

そんな声が、内から聴こえてくる。


自分の力が信じられなくなったら、この狼煙を見つめよう。

空高く、高く上がる狼煙は、私の中に眠る何かを目覚めさせるだろう。