2023年ボルネオ自生地探索 2日目:Sayapへの移動と熱帯フルーツ農園 | もなのブログ

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2日目

 

 

  2日目のルート

 

 

  Sayapの果物農家

 私は布団や枕が変わると眠れない体質なのですが、流石に眠りに入る時間が早いと何度も夜中に目が覚めても朝はすっきりしますね。

 

 という訳で起床。

 朝ごはんはホットコーヒーと豚のスープと焼きそば(油そば?)みたいな麺料理。

 

 

 

 

 海外では氷が怖いので基本ホットの飲み物です。

 暑い中ホットの飲み物を飲むとやはりι(´Д`υ)アツィー

 コーヒーは砂糖やココナッツミルクを入れて飲むのが普通で、ブラックでは基本頼まないようですね。

 私はブラック派ではありますが、めちゃくちゃに甘くしたコーヒー(カフェラテ)は飲めます。

 微糖とかいう中途半端なものが許せないのです…(#^ω^)

 

 朝食後はガイドさんやそのお兄さんが運転するピックアップトラックに乗り北上。

 

 

 

 

ガサガサしたかったな~

 

 綺麗な海沿いを進みながら1時間ほどでコタ・ブルッという街へ。

 

 

 

 

 コタ・ブルッでは買い足しとトイレ休憩です。

 一人の同行者は防寒具を忘れたということでこの町で買っておりました。

 今のように低地にいる間は防寒具は必要ありませんが、熱帯でも2,000mを超えてくるとかなり気温が低くなります。

 昼間など身体を動かしている間は汗だくでも、休憩などで動きを止めると途端に身体が冷えることに…

 しかも今回は標高の高い山に何日も泊ることから防寒具は必須となります。

 

 トイレはボルネオ安定の門番がいるタイプのトイレ。

 門番に小銭を渡してトイレを済ませます。

 トイレは日本の歓楽街にある公衆トイレより綺麗です。門番の方が掃除をしてくれているのかもしれません。

 あと、個室を覗くとここでは珍しくトイレットペーパーが設置されていました。

 ボルネオのトイレはホテル等の個人スペースのトイレ以外紙は設置されていないと考えた方が後々の悲劇を防げます。

 お金やパスポート等の常に持ち歩く貴重品入れに、流せるティッシュ等を常備しておくと安心です。

 

 

第一生物?チョウショウバト

 

熱帯らしく着生植物だらけ!

 

蘭も雑草のように生えています

 

 コタ・ブルッで買い足しとトイレをしたのち南東のキナバル自然公園へ。

 どうやらSayapという地域に向かっているようです。

 

 

 途中集落や農園・牧場はちょくちょく現れるのですが道路は舗装されておりません。

 こんなオフロードをピックアップトラックでガタゴト揺られながら進んでいくのですが、時折近隣住民も車やバイクで通ります。

 勿論オフロード系の車も多いのですが、日本や韓国の普通の街乗りセダンや軽自動車、スクーターといった街乗りの車種も非常に多いです。

 …2駆の車高も低い車で良くこんな荒れ道通るわと。

 

 そうしてガタガタと揺られて悪路を進み、とある果物農家(後日登山ガイドの実家と判明)の家に到着。

 どうやら今日は登山のスタート地点のキャンプ場に行くだけで他に予定がないので、農家に寄って果物食べ放題としゃれ込む行程のようでした。

 

ドリアンの出荷作業中

 

 農家(農園)といってもきちんと園内が整備されている訳ではありません。

 流石にジャングルそのものとは言いませんが、草丈の低い草が一面ボーボーに生え、人が良く歩く道だけ獣道のように剥げています。

 

 

 

 

魚はいなさそうでした。残念(´;ω;`)

 

 少しそんな場所を進むと、奥に家が。

 

 

 

 そこでたくさんのドリアンの食べ比べを行いました。

 5~6品種ほど割って貰ったでしょうか。

 ドリアンの匂いは世間一般で言われているほど悪臭…という訳ではありません。

 表現しずらいですが甘いタマネギ?のような香りがするような気がします。

 果肉は非常にねっとりしています。ぬるいトルコアイスみたいな感じ。

 味は品種によって大きく変わり、甘くて一般受けしそうなやつ。やや酸味のあるさっぱりしたやつ(私はこれが好き)。魚介出汁のコーンスープ(かカール)みたいな味の奴(私はこれ苦手)などなどいろいろあります。

 ただ現地物で新鮮なので都市部で売っているものよりは全体的に美味しかったような気がします。

 

 ここでもドリアン魔人の先生ともう一人ドリアン大好き人間がいたので2人でほぼ全てを食べつくしていました。

 

 ドリアン後は農場の奥へと。

 

これアレルギーでした(´;ω;`)

 

 

 

 マンゴスチン、ランブータン、タラップ、パッションフルーツ等その辺に適当になっている果物を頂きました。

 美味しいことは美味しいのですがどうもタラップを食べてから喉が変です。

 私は豆乳や冷ややっこ等のアレルギーもちで、これは一部の果物にも同様の症状をもたらす場合があります。

 桃とか喉が痒くなる時がある。

 タラップにもアレルギーがあったようで、私はタラップを食べるのは辞めた方が良さそうです(-_-;)

 

 散々その辺にある熱帯果物を食べた後に、ここで飲食店は最後というお店でやっと昼飯。

 

 

 

飯食べていると寄ってくるネコ

 

 チキンヌードル的なものを食べましたが、柑橘の爽やかな風味が効いていて非常に美味しかったです。

 

  Kinabalu Park Sabstation Sayap

 ちょうど昼食中ぐらいから雨が降り始め、段々強くなってきました。

 昼食後もさらにオフロードを進むと本日のキャンプ地に到着します。

 

 

 今回登る山はキナバル自然公園内の山でありますが、キナバル山そのものではなく、Sayapという地域の山に登るようです。

 そのためこの管理支所的な場所がスタートということになります。

 

 ただこの時点ではどんどん雨が強まり土砂降りに。

 この大雨の中テントを張るのは(いきなり濡らすのも)嫌なので、屋根のある場所にグラウンドシートとマットを敷いて寝袋で寝ることにしました。

 ただ、我々にあてがわれた場所は園内の真ん中を流れる川を挟んで向こう側。

 大雨により川は増水して溢れておりました…(-_-;)

 

川を渡った先に寝床

 

 サンダルを履いてどうにかこうにか増水中の川を渡り寝床を拵え、夕方。

 

寝床

 

 夕方には雨もやみ、川の増水も落ち着いておりました。

 夕食前に少しキャンプ地をぶらぶら。

 流石にジャングルの入り口ということで様々なランが着生しております。

 

 

Bulbophyllum ornatissimum?

 

 

造花かと思った…

Dimorphorchis lowii

 

セロジネですかねぇ…

 

分からんちん

 

B. deareiっぽい

 

ボルネオのクツワムシ

 

 

ヒル!!

 

 夕食はガイドさん手作りのマレーシアの家庭料理。

 

 

 

 

 

 

 

 お店に行かない(近隣にお店がない)時はこうしてガイドさんが料理を作ってくれます。

 これが非常に美味しいので食事は毎回楽しみです。

 

 雨も止むと色々な生き物も出てきました。

 

 

 

カエル

Limnonectes blythiiに似てる

 

流水環境に適応してそうなオタマジャクシ

 

 が、同時にヒルも出現し始めます。

 電気を消すとホタルも現れました。

 

 

 

 

Pteroptyx属の何か

 

 日本のホタルとはまた違った色をしております。

 

 雨も止み真っ暗闇の中、星とホタルの光が綺麗な夜空の中就寝。

 次の日はいよいよ登山です。

 

 

 3日目につづく。