元々水生生物が好きだった私ですが、昔は熱帯魚の方に熱を入れており、当時は日本淡水魚はせいぜい時折採集するぐらい。
オヤニラミは好きでしたけど。
そんな私でしたがいつのまにか飼育種がヨシノボリメインになってきました…。
この業界で働き始めた当初もまだヨシノボリにはそれほど興味がなく、オオヨシノボリ?オウミヨシノボリ?ビワヨシノボリ?トウヨシノボリ?トウカイヨシノボリ?いわんやカワヨシノボリ?ふ~ん採集して記録して即リリース。
今ではもっと見ておけばよかったと後悔しているのですが、時すでに遅しです。
という訳でヨシノボリ歴は非常に浅いのですが、最初のきっかけは多分第1回目の沖縄遠征、つまり2018年頃だと思います。
色彩の豊かさに種や地域の多様性、飼育も(多分)簡単、捕まえるのも(基本)簡単。
どうしても観賞魚は飼育していると野性味を失っていくのですが(そこが良いところの場合もありますが)、慣れたとしても魅せる喧嘩早く三次元的な挙動。
この辺がええなぁ~という感じです。
やや水温上昇や溶存酸素の低下に弱いことも、夏場はエアコンつけっぱのうちとマッチしていたこともあるでしょう。
シマヒレヨシノボリ(大阪府産)
うちの近所のどぶから山間のため池までいる普通種。
うちの個体はため池(と近所の小川)の個体なのですが、ため池の個体はどうもサイズが小さめのようです。
色合いは非常に綺麗で私のお気に入り。帰省すればすぐ採集に行けるのもGOOD!
ひらひらと浮くなど他のヨシノボリと異なる挙動を見せるのも可愛い。
ただ非常に喧嘩っぱやく、自分よりデカかろうとも見つけた同族を滅多打ちにします。
…そのせいで同居していたクロダハゼが落ちた(´;ω;`)
シマヒレがそんな喧嘩っぱやい話をあまり聞いたことがないのですが、いつも採集している所の個体群だけなんでしょうか。分からん。
アヤヨシノボリ(沖縄県産)
この間の第4回沖縄遠征で採集してきた個体。
まだおチビですが、それでも派手で綺麗な種なので将来が非常に楽しみです。
頬の瑠璃色がもっと染まってくれたらなぁとは思いますが、そこは飼育の状態によるところでしょうか。
同族にはあまり喧嘩っぱやくないのですが、何故か同じく採集してきたヒナハゼにだけは激しく攻撃するので、現在隔離中です。
クロヨシノボリ(沖縄県産)
第2回の沖縄遠征で採集した個体たち。
元々大きな個体を採集していたことから、ポツポツと老いで落ちる個体が出てきました。
去年の白点騒動を乗り越えてくれましたが、流石に老いには勝てないか…
次回の沖縄遠征では追加個体を持ち帰りたいなと思います。
クロヨシは体色よりもヒレが美しいタイプな気がします。本州のクロヨシもまた採集してまた比べてみたいところです。
喧嘩っぱやさは普通。追い回しはしますが、殺し合いにまでは発展しないみたいです。
ただ他のヨシノボリと比較しても水質悪化に弱く、換水をサボるとすぐに体表が荒れてきますので、そこは注意しています。
シマヨシノボリ(沖縄県産)
第1回沖縄遠征で採集した個体を最後に追加していなかったのですが、第4回遠征で比較的小型の個体を捕まえたことから久々に飼い始めました。
体色が派手で非常にごついです。瀬が好きなので流水を起こして飼育してあげたいところですが、流水ポンプを入れている水槽がクロヨシ水槽のみで、まだシマヨシ自体が合流させるサイズにも達していないことから、底面濾過の小型水槽で飼育しています。
60㎝水槽を導入して、クロヨシ、シマヨシその他で流水環境水槽を立ち上げたいのですが、これも次回の引っ越しのことを考えるとなかなか…
喧嘩っぱやさはクロヨシより少々上という感じ?ただ非常に神経質で普段ずっと隠れていることから、追い回し等はあまり発生していないようです。
クロダハゼが落ちちゃったのでヨシノボリはこんだけですね。
…そんな多くないな…。
今欲しいなぁと考えているのはオオヨシノボリ、クロヨシノボリ(本州)。琉球ではヒラヨシノボリです。
あとツバサハゼも飼ってみたい。
オオヨシノボリは堰やダムの影響がない大河川の中~上流に多いのですが、大抵そういう場所は漁協が厳しかったり、採集が厳しめの水量・流速であったりします。
…という訳でオオヨシは仕事でしか採集したことないんです(´;ω;`)
そもそも今の水槽(数・サイズ)ではもう飼いきれないという方が一番の問題かもしれません。
クロヨシ(本州)は機会があればどっかで採集できるでしょう(テキトー)。
ヒラヨシは…ちょっとガチで山潜る必要があるので、これも難しそうです。めぼしいポイントは網持ってたら怒られそうなので…