(海外在住、北米某国)  

 

 

特に災害時に 水も燃料も不自由で少量しか食べられないなら、

調理が容易く、栄養の取れるものを選びたいです。

 

前に、ダイエット食事日記をずっと付けていて分かったような気がしましたが

栄養の無いものをいくら食べても満足できませんでした。

精神的にもだんだんと辛くなって行きました。

(また、その頃流行った「炭水化物抜き」をしたら、頭がボーっとして行きました。)

 

私は基本がお菓子大好き人間ですが、「ちゃんとしたもの」を食べてると 

そんなには食べたくなってきません。

だから、「なんらかの栄養素が足りなくて その代わりにお菓子を求めるのか?」

とも思いました(素人考えw?)。

 

さて、今まで実際に食べてみてお腹の持ちがよく、満足できたものは

オートミールです。

私はオートミールを湯や牛乳で溶いたおかゆ的なものはあまり好きではないので

オーブンで焼くか 蒸して バーにして、ここ最近ずっと朝食として

食べてみてますが、なかなか良いです。(ただしぼそぼそですので、飲み物は

必要です。)

あと、市販のプロティンバーも腹持ちが良いです。

ただし安くはありません。

(安いのは腹持ちがしないのである意味無駄ですが。)

 

 

今回はひよこ豆の粉(チックピーフラワー、ベサン粉、ガルバンゾ粉)を試します。

豆はたんぱく質が取れて良いのですが、調理済みの缶詰を使用する場合でなければ、

水に一晩漬け、長時間煮るのが災害時には大変でしょう。

だから、粉なら良いのでは?と考えました。

 

 

べサン粉は ここの、インド系のお店やスーパーのインドコーナーで見かけます。

主にドーサを作るものらしいです。

インドの食フェスで、ニューウェーブ的なドーサ・ハンバーガーも

食べたことがあります。

 

ここの、南インドレストランの本物のドーサはかなり大判ですが

自作する場合は 小さく作った方が易しく出来ると思います。

正直、本場の方による本物は 辛いのが駄目な私の好みではありませんでした。

(本物は、野菜のチャツネのようなものを載せるのですが

とにかく辛すぎだし、ベジタリアンレストランなので肉メニューも無かったのが

私には非常に辛かったです。)

 

本式にしないで、自分好みのものと一緒にいただければ?と思います。

 

 

 ベサン粉を買ってきました。(カナダ産)

 重さ4ポンド、1.81kg入り、

 セールで4.99Cドル(約500円)。

  (普通は5ドル台から7ドル台)

 

上記のベサン粉は

 30gでプロティン7gとあります。(光っててすみません)

 

 

 ・ ここで、他の粉とプロティン量を比べてみます。

 

(オーガニック)オートミール(クイックオーツ)

 40gにつきプロテイン 4g

 

 

↓ 最近自分が使用している小麦粉系です

 

カナダ産強力粉 30gにつきプロテイン 4g

 

ポーランド産小麦粉 タイプ550

100gにつきプロテイン 12g

 

 やはり、プロティンはベサン粉の方が多いですね。

 

 

● ベサン粉でクレープ

 

普通に小さいフライパンで作ってみました。

(災害時の)本番では、固形燃料に、メスティンの蓋?か 100均の小さな

鉄板で焼くのかな?

焦げ付きやすいので、実際に出来るのかどうかはわかりませんが?

 

 

 材料:

  私1人分

  ベサン粉 60g (約140cc位、大さじすりきり8杯位)

   (米粉 大さじ1/2  今回は入れませんでした)
  ターメリック  少々
  塩  ひとつまみ
  水 90cc 大さじ6

 

   これに、トマト、玉ねぎ、パクチー、クミン等を入れて焼くと

   インドでは besan ka cheela と呼ぶクレープになるそうです。

 

まずベサン粉30gを水45gに溶かして試しました。

 

 

3つに分けて小さく焼いてみました。

 

てきとーに、常温保存OKのサラミ14g、育てたもやし炒め、

コールスローと一緒に頂きました。

別に普通な感じです。

具の入っていないお好み焼きで 少し豆っぽい味がしますが

よくわかりません。

 

↓ これだけでは足りない感じだったので、追加で30gの粉を溶かし

(ここまでで ベサン粉合計60g)

大きく焼きました。

 

 

レタス、青葱、トマト、ハム、マヨネーズなどを載せ、

ラップサンドイッチ風にしてみました。

(野菜やハム入手は 本番では難しいでしょうが)

 

パンの部分が「いつもと違う」のですが、食べられなくは無かったです。

それなりに満足でき、私にとってランチとしてはこれでOKでした。

 (+飲み物とみかん1個)

 

食後、

微妙に胃に膨張感??がありましたが、大丈夫でした。

 

人によっては 豆はガスがたまるらしいので、少量から試した方

が良さそうです。

 

(例えば、ハンバーガー店のべジミート・ハンバーガーは、ガスが

たまるので食べられない と、家族が言ってます。)

 

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● ドークラもどきの蒸しパン

  ベサン粉で発酵するか実験

 

  材料: 

   私1人分

 

  ベサン粉 60g (約140cc位、大さじすりきり11杯)

  米粉 大さじ1
  バナナヨーグルト 25g(これしかなかった)
  塩  ひとつまみ
  水 65cc 大さじ4.5位

 

   翌日に

  乾燥ココナッツ 小さじ1

  ベーキングソーダ 小さじ4分の1

 

インドの「ドークラ」は 豆を5,6時間水にさらし、粉砕し、

ヨーグルトを混ぜ 一晩発酵させて 翌日蒸しパンにします。

非常時には難しそうですけど。

家族によると、発酵させてあるせいか、おなかに優しい、ということで

試してみたくなりました。

 

 それに、どの豆にも「毒」があるので、何時間も水にさらし、発酵も

 させた方が より安心なような気がしますけど。(素人考え?)

 

 そこで、ベサン「粉」でも発酵するかどうか、一晩置いてみました。

 

 

↓ 前夜11時半 混ぜてタッパーに入れて蓋をして放置 (室温22度c)

   追記、タッパーの蓋をきっちり閉めたのもいけなかったかも?

 

 

 

↓ 翌朝8時に見てみましたが、発酵しているようには見えませんでした。

    残念?!?!

 

 

フライパンに水を入れ、蒸し器と皿、タネを入れる型の用意をし、

(型がアルミ等なら油を塗るようですが 私は紙の型にしたので塗りません

でした。)

乾燥ココナッツ(入れなくて良かった)、ベーキングソーダを入れ よく混ぜ、

たちまち泡が立ってきたので、

すぐに型に入れて、フライパンで20分間蒸しました。

 

 

 

 

 

↓ 出来上がりました。

特に特筆するような味は無く、普通の蒸しパンです。

ヨーグルトもココナッツも、量が少なかったからか?味がわかりません。

 

 

 

 

何が合うのか分からなかったので 手持ちのバナナと

メープルシロップをかけました。

これはこれで普通に頂けました。

 

 私がいつも実験や練習しているアルミのパウンド型(メスティンの代わり)

と固形燃料(ゼリー燃料)そして クッキングペーパーによるメスティン折りでは

「焼く」のより、「蒸し」の方が簡単なので、この方法は良いかもしれません。

 

 

ここで、インドの方がやっている専門店の本物のドークラは とてもスパイシーで、

私は食べることができませんが 家族は結構好きだそうです。

この蒸しパンを食べてもらって訊いたら、「(味はもちろん違うけど)本物とは

テクスチャーが違う」といっていました。

「これは、ただのスポンジケーキだね、」ということです。

 

 

 

↓ こちらが豆から発酵させて作るドークラです(下の動画から):

 

 Channa Dal(Bengal Gram) ひよこ豆 (半分に割られているもののように

   見えます) 1カップ、

 ライス カップ半分、

 Urad Dal(Black Gram)大さじ1  これらを混ぜて2回洗い、5、6時間

   水に浸す。

 

 グリーンペパー(辛い青唐辛子)、生姜を 水から上げた上記と一緒に砕く。

 

 カード 1カップ(ヨーグルトのようなもの)、

 塩 小さじ半分( ← 塩は混ぜない方が良いとするインドのレシピも見ましたが?)

 ターメリック 小さじ半分を混ぜ、

   一晩発酵させる。

 

 翌日、発酵したタネにベーキングソーダ小さじ半分を入れて混ぜ、

 油を塗った型に入れ、20分から25分蒸す。

 

 (ソース)

 フライパンでマスタードシード(茶色)を油で炒め、

 グリーンペパー、パクチーも炒め、

 塩、砂糖を加える。これを蒸し上がったスポンジにかける。

 

(英語)

 

 

↓ これは粉で作る方法、発酵もさせていません。(英語)

しかし、ここで手に入れにくい材料は Eno fruit salt ですね。

ベーキングソーダの代わりに入れるようです。

 

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参考にさせて頂いたサイト様

 

 色々試されています ↓

 高らかに音楽が鳴ります

 

 

↓ ひよこ豆粉と米粉で ドーサレシピ

 

南インドの甘くないクレープ・ドーサ(Dosa)

 

 

↓ 私は フムスは ひよこ豆をゆでて それを粉砕しますが

こちら様のレシピでは粉から作るそうです。

それなら簡単でしょう。

手元に あたりごま、レモン、オリーブオイルがあるかどうかでしょうね。

 

また、イタリア料理の「ファリナータ」も興味深いですが

フライパンだけで焼けるのでしょうか?普通は最後はオーブンに入れるようです。