(海外在住、北米某国)覚書  無駄に長文

 

ご注意:
日本のアルミのパウンドケーキ型には
「絶対に直火にかけないで下さい」という注意書きが
あることがわかりました。
ご注意申し上げます。(2024年1月19日)

 

災害時を考えての食事作りの練習です。

私が帰国した際、一人でマンスリーマンション等にいることを想定し、

カセットコンロは使用できないけど,

固形燃料の使用許可が出てて、ペットボトルの水の備蓄があったら

どうなるか試してます。

 

狙い目は乾物です。

常温備蓄できて軽いです。

 

水で戻す必要のあるものは、その際の水も使用できるともっと良いです。

 

 

 「電気ガス水道無し、排水できない」と言う状況ですから。

 

干ししいたけ、昆布、鰹節、とろろ昆布、切り干し大根、海苔、桜海老、煮干

さきいか、干しタラ、小魚とアーモンドのようなお酒の珍味

干し舞茸、高野豆腐(小)、サンドライトマト、乾燥野菜のパック、

ビーフジャーキー、ドライフルーツ類

乾燥した大蒜も見たことがありました。(スパイスとして大蒜パウダーも)

ナッツ類

麺類はパスタ、棒ラーメン、オーガニックの麺類、台湾のビーフンを考えてます。

ラーメンはスープを全部飲み干さないといけないですね。

 

たたみいわしや中華の干し海老は開封後、冷蔵してますが どうでしょうか?

 

開封後、要冷蔵のものでも、使いきりサイズなら良いですね。

 

豆類は水で戻してから、長時間煮る必要があるのでなかなか難しそうですが

戻す必要の無い赤レンズ豆(→追記、出来ませんでした)や 

  炒ってある大豆は良さそうです。

 

私は重いものを持ちたくないので とにかく軽量なものを選びたいです。

 

自分がどのくらい食べれば おなかがすきすぎず活動できるか試してます。

 

その状況がいつまで続くかわからず、一度に沢山食べられないのが

辛いでしょう。

 

 

● 朝食

 

・湯200cc デカフェ(カフェインレス)・インスタントコーヒー粉末少々、

ブラウンシュガー少々、牛乳少々

 (本番では粉末ミルク)

・グラノーラ 40g(大さじ山盛り4杯)、牛乳50g(本番では水+粉末ミルク) 

・乾燥アプリコット 2粒(9g)、アーモンド6粒

 

 

固形燃料を使用して

朝からお湯を沸かすので、残りのお湯は冷めない「ポット」に入れて

おきたいものです。

 

 結局、固形燃料は一日最低3個は使いそうです。

 

 

● 昼食

 

油切り無しのパスタ製作、

 今回は、乾物の「サンドライ・トマト」を試します。

この国では イタリアン料理コーナーで容易く手に入ります。

瓶入りのオイル漬けもありますが、開封後は要冷蔵らしいので

それではなくて、乾物を使用してみました。

パッケージに書いてある調理方法は、

「沸騰しているお湯で2、3分ゆでてから使用する」

ということですが、時間をかければ水だけでも戻りました。

実際には、少量の水につけて、冷蔵していたのですが

水は赤く染まっており、それをスパゲッティーをゆでる際の

水に足し 味付けにもなりました。

 

・ サンドライトマトとベーコンのスパゲッティーニ

 

準備するもの:日本でなら一合炊きのメスティン、固形燃料25g(25分位火が

        消えないもの)、ごとく

 

  使い捨てアルミのパウンド型(ミニ・ローフ・パン14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)2つ 。

    1つは「ごとく」として使用。 

  アルミホイル(蓋にする。)

  フォンデュー用の青いゼリー燃料25gと それを入れるカップ(アルミで補強する)

  クッキングペーパーでメスティン折りしたもの 1つ 

  その他、吹きこぼれ注意なので、下に敷く天板や金属のトレイ等、皮手袋、トング、

   マッチやライター、チャッカマン等 

   保温袋、タオル等

 

材料:

 

  スパゲッティーニ(細め)75g たんぱく質4.5g

    (この商品の箱には「茹で時間5分」とありますが実際には鍋でも8分位かかり

     ます。商品によって茹で時間が違います。) 

  サンドライ・トマト 2片 50cc位の水につけておく(今回は半日漬けておきました)

     戻ったら細かく切る

 

  ベーコン 1枚 32g 細かく切る

  玉ねぎ 少々 32g 薄切り

  オリーブオイル

  大蒜半片 細かく切る

  水 サンドライトマトの漬け汁+水で 合計200cc

 

  調理後、塩、胡椒、顆粒のスープの素等 手元にあるもので手早く調味します。

  粉チーズもあれば。

 

ドライ・トマトは前夜に水に漬けて冷蔵していました。(本番では冷蔵庫は使用不可能)

  ↓

翌朝、柔らかくなっています。

 

ドライトマトやその他の野菜、ベーコンを小さめに切りました。

アルミのパウンド型にメスティン折りを入れて、

スパゲッティーニは折り、オリーブオイルを全体的にまぶしました。

 

スパゲッティーニの上に野菜類とベーコンを載せます。

その上から、200ccの水(トマトの戻し汁+水)ですが、

入りきらなかったので、最初から全部入れずに、

調理の途中で水分が蒸発してから 足して行くことにしました。

 

燃料25gをセットします。

 

安全確認。

皮手袋は必要です。又は鍋つかみや熱いタオル。

 

点火して、パウンド型にアルミホイルの蓋をかぶせて 火の上に載せました。

蓋が薄く弱いので、浮き上がらないように金属のトングやナイフを載せてあります。

(とても熱くなるので注意です)

 

途中、12分経過あたりでスパゲッティーニを底からかき混ぜました。

お湯は沸騰しています。

残りの水を少し入れました。

 

20分経過あたりで残りの水を全部入れました。

スパゲッティーニを味見したら 固めのアルデンテです。

(私はもう少し柔らかくしたいです)

 

25分で出来上がりを予定してました。

見てみると、水分も蒸発しているし 柔らかさも丁度良くなっていました。

 

OKです。

 

火から下ろし

粗塩、胡椒、粉末スープの素少々をかけ、よく混ぜました。

 

粉チーズもかけました

 

底の方の水分も殆ど蒸発しています

 

なかなか良い風味のものでした。

ケチャップやミートソースが無くても

そこそこのトマト味が感じられました。

 

サンドライトマトは良いみたいですね、

今まで全然利用してませんでしたが、

漬け汁をスープのお湯に足すことができるので

他の野菜等も入れて 塩やスープの素を入れればスープになりそうです。

備蓄に良さそうなことがわかりました。

 

粉チーズは要冷蔵でしょうから、本番の災害時では無いでしょう。

でも、昔、ピザ屋さんでテーブルに 緑の入れ物の粉チーズが置いて

ありましたが あれは?

 

 

さて、燃料がまだ残っていたので

他のアルミのパウンド型に水250ccを入れて沸かしてみましたが

結局3分ほどで消えてしまい、お湯は体感45度位になってました。

 

冷たいよりかは良いですから、その白湯を飲みました。

 

 

● 間食

 

パスタは腹持ちが良いので、お菓子を食べたくなりませんでしたw

 

水 250cc ミルクティー

 

 

● 夕食

 

缶詰以外では

お肉がなかなか取りにくそうだと思ってまして

なにか良い方法は?と考えています。

ここの、中華スーパーでぶら下げて売られているソーセージや干し豚バラ肉は

冷蔵してないので 使えるのではないかと思っていました。

(しかし、冷蔵コーナーに入れられている商品もありますが。)

 

(又、東欧食品店でも、よく、常温でサラミみたいのがぶら下がっています。

でも、日本では手に入れにくいでしょう。)

 

そこで、今まで全く食べたことが無かったですが、

中華の「 臘肉・腊肉・ ラーロウ ・干し豚バラ肉」を買ってみました。

 

スーパーの常温コーナーからです。

(カナダ産、300g 約1200円)

 

しかし、この300gほどのパッケージしかなくて

開封後は冷蔵しなくてはなりません。

それが残念です。

使い切り出来る 小さいパッケージがあれば良いのに。

 

 

・ 臘肉煲仔飯風(干し豚バラ肉の炊き込みご飯風)

  野菜スープ

 

ここの中華街でわりとよく見かける、「煲仔飯」風にしてみたいと

思いました。

「煲仔飯」は 英語メニューでは「Claypot Rice」や「キャセロールライス」で、

中華の土鍋ご飯(中華の釜飯)です。

本物はご飯のおこげを楽しむらしいのですが、私はなるべく焦がさないよう

にします。

 

 私一人分のご飯とスープを同時に調理を狙います。

 

準備するもの: 日本でなら大きめなメスティン、固形燃料25g+(25分から30分位

          火が消えないもの)、ごとく

       

  使い捨てアルミのパウンド型(2パウンド・ローフ・パン20.3cmX9.8cmX6.6cm)1つ。

  使い捨てアルミのパウンド型(ミニ・ローフ・パン14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)1つ 。

    「ごとく」として使用。

  アルミホイル(蓋にする。)

  フォンデュー用の青いゼリー燃料25gと それを入れるカップ(アルミで補強する)

  クッキングペーパー幅25cmでメスティン折りしたもの 2つ 

    (今回は大小作りました)

  その他、吹きこぼれ注意なので、下に敷く天板や金属のトレイ等、皮手袋、トング、

   マッチやライター、チャッカマン等 

   保温袋、タオル等

 

材料:

 

・干し豚バラ肉の炊き込みご飯風 (私一人分)

  白米 80cc (本番では無洗米使用)

  水 100cc 

  腊肉 50g (たんぱく質11g)

  干ししいたけ ミニ2個 水50ccに漬けて戻しておく

   ( しいたけが戻ったら絞って切り、下の3種を混ぜる)

     オイスターソース 少々

     砂糖 少々

     コーンスターチ(又は片栗粉)少々

  青梗菜 少々

 

干ししいたけは水50ccに漬けておき、

白米はといで、水100ccを入れて浸水させておきます。

(1時間位しました)

 

・野菜スープ

  水 130cc (上記の干ししいたけの戻し汁に水を足す)

  大根 薄切り

  人参 薄切り

  青葱 薄切り

  粗塩、胡椒、粉末スープの素 少々で味付けする

 

・トッピング

  青葱 少々 みじん切り

 

 

↓ 向かって左のは、戻したしいたけを絞って切り、

オイスターソース少量、砂糖極少量、コーンスターチ(片栗粉でOK)少々を

混ぜたものです。

腊肉(豚バラ肉)は3ミリ位の薄さに切りました。

メスティン折りは大小にして、小さい方では野菜スープを作ります。

 

大きい方のメスティン折りの中に、ご飯と水を入れ、

その上に肉を広げ、しいたけを入れました。

小さい方には しいたけの戻し汁を足して130ccにした水と、スープの素少々

大根、人参、青葱を入れました。

 

アルミホイルを蓋にし、燃料に点火した上に載せました。

「ごとく」のかわりには 小さい方のアルミのパウンド型を使用しました。

 

途中、20分経過後に 青梗菜をご飯の方へ投げ入れました。

( → もう少し後の方が良かったです)

 

 

(前回、「ご飯と和風ハンバーグを同時調理」した時は 炊飯時間30分で成功

したので今回も30分と思っていたのですが)

結局、29分頃に火が消えたのでパウンド型を下ろし、

タオルに包んで、内部が銀色の保温バッグに入れました。

 

(もし真似される場合は、この動作は特にゆっくりやって下さい。

スープが揺れてこぼれて 手にかかったら大変です。

必ず 皮手袋をはめてから 揺らさないようにタオルで包んでバッグに入れて下さい。)

 

 

 

↓ 20分後、開けてみました (このときもまだ熱いです、注意です!)

 

 

 

↓ ご飯をかき混ぜてみました。

出来ているようです。

 

 

↓ スープには塩を足しました。

トッピングの青葱もかけました。

ご飯はちゃんと炊けてます。

肉の量も多すぎず、味が丁度でした。

これ以上の量のお肉を入れてたら、味が強すぎでした。

(もし、味が薄い場合は、オイスターソースに醤油、砂糖少々混ぜたソースをかけます)

 

 

ご飯の味ははっきりしてますから、薄味のスープが合いました。

ご飯の底は 殆ど焦げてませんでした。

 

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本日のザッとしたたんぱく質の量:

 

グラノーラ40g、牛乳50g(本番では粉末ミルク+水)、

スパゲッティーニ75g、ベーコン1枚、米80cc、干し豚ばら肉50g の

たんぱく質の量は 

商品パッケージから、

それぞれ 3g、1.7g、9.7g、3g、4g、11gで 合計32.4gです。

少ないかも~~

パスタ(スパゲッティーニ)が意外と高いのですね~~

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↓参考にさせて頂いたサイト 本格的なバージョン

英語 Claypot Rice