(海外在住、北米某国)覚書

 

ご注意:
日本のアルミのパウンドケーキ型には
「絶対に直火にかけないで下さい」という注意書きが
あることがわかりました。
ご注意申し上げます。(2024年1月19日)

 

災害時を考えて、日本のメスティンと固形燃料の代わりに、

使い捨てのアルミのパウンドケーキ型とフォンデュー用の青いゼリー燃料30gで

今回は、

「蒸しパン」と「飲み物用のお湯」が出来るかやってみました。

  

    ご注意:この実験は自宅の台所で行っております

    アルミは軽く、野外では風に飛ばされそうで危険です。

 

用具:  

  使い捨てアルミのパウンド型 「2lb(=2パウンド=907g)ローフ・パン」

     20.3cmX9.8cmX6.6m )2個。

     1個は「ごとく」の代わりにします。

  アルミホイル(蓋にします)

  フォンデュー用の青いゼリー燃料30gとそれを入れるカップ(実際には、陶板焼き用の

      カップをアルミホイルで補強したもの)

  メスティン折りしたクッキングペーパー 2個 少々小さめに折ります。高さも、底に

      ネットやスペーサーを置く分低めに作ります。

     (基本は25センチ幅のペーパーを19センチで切って折ったもの2つ並べて丁度

      ですが、これより1センチ位小さく切ったペーパーで作ります。

      パウンド型に あまりにもぴったり、きつきつに作ると失敗する確率が高ま

      ります。)

     

     (サイズが合う アルミのケーキカップがあれば良いですね)

  パウンド型の底のサイズに合うネット(網)。

     無ければ、アルミホイルを折って棒状にして入れます。(今回は2本作って

     使用しました)

     

  水 (パウンド型を「蒸し器」として使用するので メスティン折りの半分の高さに来

     るまでの量、今回は約150ccほど入れました。

     この水が蒸発すると 空焚きになり 底が焦げて失敗します。)

  ポリ袋 (パンのタネを混ぜます)

  ハサミ  (タネの入ったビニール袋の角を切ります。)

  その他、吹きこぼれ注意なので 下に敷く天板や金属のトレイ等、皮手袋、トング等

    マッチ、ライター又はチャッカマン

     

 

■ お湯をわかす用 

   

  使い捨てアルミのパウンド型(ミニ・ローフ・パン 14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)2個

    1個は「ごとく」の代わり。

  水 170cc

 

 ↓ (前出の写真)向かって左が「2lbローフ・パン(2パウンド=907g 

     20.3cmX9.8cmX6.6cm )」 。

    向かって右は、「ミニ・ローフ・パン」14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)

 

  日本ではホットケーキミックス使用と思われますが、ここでは手に入りにくいので

   北米でのごく一般的な オーブン使用の「箱入りケーキミックス」を使います。

   (箱入りケーキミックスを「蒸して作る」情報は英語では見かけないようですが、

    以前自作して 出来るのは確認してます。元々西洋人は「蒸す」という事を

    あまりしない様子?アジア人はお魚や肉まん等を「蒸し」ますけどね。)

 

  北米のお菓子は日本のよりかなり甘いです(だから私は好きではないのです。

  この「箱入りケーキミックス」もかなり甘く、普段は殆ど頂きません。

  でも災害時や忙しい時に使用するのは良いのでは?と思いました。

    これに対する

  ・ 自作のホットケーキミックス 例:

     小麦粉80g、砂糖20g、ベーキングパウダー小さじ1、塩ちょっとだけ。

      これらを合わせてふるいます。)

 

材料:

 

 箱入りケーキミックス(粉末)1箱375g入りの4分の1 約94g 

    (お米の1合カップにすりきりで丁度1杯)

 水(又は牛乳)60ml 大さじ4

 卵 S 1個 (「災害時に卵があるか?」ですが、無くても出来ますでしょうか?

        マヨネーズが代わりになる、というのも見ました)

 サラダオイルか溶かしバター 30ml 大さじ2

  *小麦粉 大さじ2

  *ココア(粉)大さじ半分

  *水か牛乳を 大さじ1程大目にする

    *印は 元のケーキミックスの甘さを弱めるために入れましたが 

        入れなくても出来ます。

  あれば:

   バナナ 4分の1本 薄切り

   チョコチップ 少々

 

↓ 箱入りチョコケーキミックス 375g入

4分の1を量ったら 丁度1合(お米用のカップ)すりきり程になりました。

 

 

 バナナとチョコチップ以外を

  ポリ袋に入れてよ~く混ぜます。

 

 

 ↓ 片方の角に集めます

 

  パウンド型の底に サイズが合う網か それ相当の働きをしそうなもの(スペーサ

  ー)を入れ メスティン折り2個をならべておきます。

 

 

   タネが良く混ざったら 袋の角をハサミで切って、

  メスティン折り2個に 半分ずつ絞り入れて行きます。

  (手が汚れにくくて良いですね)

 

   まず、少量入れたところで スライスしたバナナやチョコチップを半量入れ、

  その上から残りのタネを入れて、最後に残りのバナナとチョコを表面にも載せ

  ます。

  60%位の高さまでにします。

 

 

  パウンド型の底に 水蒸気用の水を入れます。

  この際、ケーキのタネを入れたものの底から半分位まで水が来るようにしま

  す。

 (この水が全部蒸発したら空焚きになるので注意です。水が減ったら足します。

 

  メスティン折り2個を並べて入れたパウンド型にアルミホイルをかぶせ 

  蓋にします。

 

  燃料に火をつけたらパウンド型を載せます。

 

 

  もしも沸騰してきて水が噴出したら 火が強すぎるので距離を離した方

  が良いです。

  こげた匂いがしたらすぐに火から下ろさないと駄目です。

 

出来上がり

 

 

  約15分後、火から下ろします。

   ケーキに楊枝を刺してみて 内部が塗れてなかったら完成です。

   チョコを入れた場合はチョコがつくのでわかりにくいですが。

 

     火は フッと息を吹きかけて消しました。

 

 

■ 飲み物用にお湯を沸かす 

 

蒸しパンを作った後、底にはお湯が残っていたので

 

↓ これを飲用したら?と思いましたが、チョコパンなのでその色なのか?

なんか微妙に感じたので これは捨て、

(災害時ではこのようなお湯も飲まないといけないかもしれませんが。)

 

 

新たに水を170ccだけ沸かしてみました。

この際、パウンド型は 小さい方のパウンド型(ミニ・ローフ・パン 

14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)を使い、また、「ごとく」代わりもこれを使用し

ました。

 まだ ブルーの燃料が残っているカップを 小さい「ごとく」に移しました。

この時、皮手袋を嵌めて行いました。(素手では熱くて危険です)

 

 

6分で火が消えてしまいましたが お湯は温まっていて(大体70度c位)

インスタントコーヒーの粉末も溶けました。

 

 

パンの内部も ちゃんと出来上がってますし

味は普通に蒸しパンでした。

ただし、パサパサするので、飲み物は必要です。

もっとお湯を沸かせばよかったかもしれません。

 

 

 ネットの作り方を参考にさせて頂きました。


 

↓ マヨネーズ使用 

アイラップとカセットコンロ