(海外在住、北米某国)覚書、長文
このたびの能登半島地震におきまして
被害に合われた方々に、お見舞い申し上げます。
災害時食のプラン (私の場合)
帰国した際に自分が災害にあった場合のことを考えていました。
最近は、水さえあれば戻るお米や常温保存できるレトルトおかずも増えているようですね。
私の場合は、ホテルかマンスリーマンションで 場合によっては数日間だけでも
自力で生き抜くにはどのようにすればよいかと言う点を考えていました。
自宅ならカセットコンロでなんとかなりますが、それが使えないでしょうから。
ミネラルウォーターやウオータータンクは用意しておきますし
こちらから持って行けるものは持って行きます。
「電気、水道、ガス無し。水が流せない。」
最初は、「(用意しておけばですが)水で戻るご飯に 冷たいレトルトおかずで
いけるでしょ。」と思ってましたが、冬だと、少量でもお湯ができないと辛いです。
ここの、室温22度cの部屋でもそう思います。(外はマイナスですが)
せめて固形燃料が使えたら良いのですが?
二日間にわたって意識しながら実際に食べてみました。
朝食 モデルプラン:
味つきプロティンパウダーやコーヒー、ミルクココアやスキムミルク粉末等を
200ccの水に溶かしたもの、
シリアル・バー 1本
インスタントオートミール小袋43g入り(水は最低60cc位必要)
ドライフルーツやナッツ等
★実録 1:
・湯200cc デカフェインスタントコーヒー粉末少々、ブラウンシュガー少々、ミルク少々
(本番では粉末ミルク)
・グラノーラ 40g(大さじ山盛り4杯)、ミルク50g(本番では水+粉末ミルク)
・レーズン 14g (1箱)
★実録 2:
・・湯250cc デカフェインスタントコーヒー粉末少々、ブラウンシュガー少々、ミルク少々
(本番では粉末ミルク)
・・バブカ・チョコパン 半片(本番では菓子パン)
・・ドライフルーツ (西洋梨)1片
・・アーモンド 6粒
朝、お湯をメスティンと固形燃料で沸かし
水筒(ポット)に入れておきたいです。水筒普段から持つのは重いけど。。。
でもせめて500ccのを買っておきたいです。
そして、軽量ならマイボトルとして使えます。
昼食 モデルプラン:
シリアル・バー1本
菓子パン 1個
みかんやバナナ
水出し麦茶
★実録 1:
・湯200ccでハーブティー(ティーバッグ)
・トースト一枚(65g) ソフトチーズとマーガリンとマーマレード半分ずつ
(自作のパンなので、菓子パンより目が詰まっている感じがする。
菓子パンや普通の食パンだと恐らく1.5枚分?)
・バナナ 半分
KASHIバー(35g)も昼に用意したけど、間食にしました。
★実録 2:
・・湯250ccでミルクティー(ティーバック、ブラウンシュガー、ミルク・本番では粉末ミルク)
・・自作カムートブリオッシュパン ソフトチーズとピーナッツバターとバナナ半分
(本番だとパンとバナナ)
・・のど飴 1
間食 モデルプラン:
あまり甘くないピーナッツバターを舐める、
ドライフルーツ、ナッツ、チョコ等
★実録 1:
・KASHIバー(35g) カロリー 140
・湯250ccでミルクティー
・自作クッキー(サブレ)1枚 (本番だと市販のクッキー2枚)
・のど飴 3個
★実録 2:
・・湯250ccでハーブティー
夕飯 モデルプラン:
アルファ米の味付けご飯(160ccの水使用)又は
カップヌードルやカップそば(水量は300ccらしい?水でも1時間で戻せるらし
いです。流せないので、スープは全部飲まないとならないです。)
(常温保存のレトルトのおかず)イシイのハンバーグやサラダチキン等
乾燥わかめや切り干し大根を水で戻して酢の物等、可能なら大根や人参のサラダ。
水出し麦茶
★実録 1:
洗いものを出さないようにお皿にラップをかけます。
・ご飯 1膳
・ピーマン肉炒め (豚肉70g、ピーマン、葱、竹の子)
家だからこんなおかずですが、本番ではこのかわりにレトルトおかずになります。
・わかめと玉ねぎの酢の物(乾燥わかめ大さじ1、玉ねぎ25g、すし酢小さじ2)
乾燥わかめ大さじ1に125gの水で20分で戻っていました。水110gでも出来たかも。
すし酢は小さじ1.5でも良さそうです。
・コールスロー(キャベツ、人参、玉ねぎ) 30g (本番では瓶入りザワークラウト?)
・湯200cc ハーブティー
わかめ30g 二人分で
三杯酢(酢大さじ1、砂糖、しょうゆ各小さじ1、塩小さじ1/3、水大さじ1/2)
「食用の水が一日につき合計1650ccで納まるようにする」と
前回決めましたが
ティー、コーヒー、スキムミルクを溶かす用等で実際に飲んだ水1000ccなので
少なすぎるのかしら?
ただし、ご飯等食品に当然水分は含まれています?
★実録 2:
パウンド型で調理実験をしました。 燃料はチーズフォンデュー用のゼリー燃料を25g
(火持ちは29分でした。)
日本のメスティンで実験したいけど、ここではなかなか手に入らないので、使い捨てアルミの
パウンド型(ミニ・ローフ・パン 14.5cmX 8.4cmX 4.7cm)でやって見ました。
大きさは 1合用のに近いです。蓋はアルミホイルにしました。
日本でなら100均の固形燃料25グラムを使用してみたいですが、ここでは売っていないので、
チーズフォンデュー用の青いゼリー燃料を25g量って使用しました。
青い火がとても見え辛く、熱くて危ないので皮の手袋や安全に掴める物を準備しました。
・・釜飯風 白米80cc(重さ70g)、水80cc、醤油小さじ1.5、酒小さじ5分の1、
みりん小さじ5分の1、だしの素(粉)小さじ3分の1
→(しかし、米が硬かったので 酒大さじ2、水大さじ1足しました。)
人参 20g、茹で筍、ごぼう(水にさらしたもの)、油揚げ、
冷凍海老 3尾 30g (解凍したもの)、干しアプリコット1、絹さや1
この写真の後 海老は3尾にしました。
お米は半合(90cc)ではなく 80ccです。(自分的には適量でした)
といで水に浸水しておきました。(室温22度cで1時間以上)
→ 本番は無洗米(水を多めに、ということです)
炊く直前に、調味料や海老、野菜を混ぜました。
最初、クッキングペーパーで
小さいメスティン折りを2個作り 釜飯とお汁の2品同時調理を狙ってみましたが
→ 結局、釜飯の分量が多すぎでできませんでした。
その後、大きなメスティン折りを作り、ご飯とお汁と別々に作りました。
材料は、たまたま家にあるものを色々使いましたが、災害時ではそうは
いかないでしょう。
ごぼうは水にさらさないと使えないので現実的ではありません。
常温で持ちそうですけどね。
蓋をして火にかけました。
燃料を置く台が無いので、同じパウンド型を使いました。
火の当たる高さが丁度な感じでした。
17分半で火からおろし、「内部が銀色になっている保温バッグ」に入れて放置し、
15分後に食べてみたら硬かったので 全体を混ぜ、日本酒大さじ2、お汁大さじ1
をかけ、ゼリー燃料を少量足して、再び火にかけてみました。
9分後に見たら、もう火が消えてました。
保温バッグに入れて18分後、食べられるくらいまでに柔らかくなってました。
だから、恐らく 水分を増やし、23-25分位で火から降ろしたら良かったのかも
知れません。(?)
→ 「沸騰してから12分」ということらしいので、そもそも17分半は早すぎだ
ったのでは?
その後、まだ時間が早かったので、そのまま保温バッグに入れておきました。
結局 保温バッグに入れてから30分後に食べてみたら大丈夫でした。
アルミの底はまだ熱かったです。
味は普通に釜飯だけど、所謂「うまく炊けた」感じではないです。
やはり、ペラペラなアルミだからでしょうか。単に水加減でしょうか。
中が固めなのに、周りがねちょっとしているのが 本当のお釜で炊いたものとは
違う所でしょうか。
しかし、災害時に、電気もガスも水も無いのにこの程度のものが食べられたら
私は満足できると思いました。
・・お汁 水120cc 干ししいたけ小1個、大根、だしの素(粉)、醤油、酒、
みりん、粗塩 少々
干ししいたけを水に入れ、だしを取っておきました。
柔らかくなったら細かく切り、一部は釜飯に入れました。
ご飯をおろしてもまだ火がついていたので、そこで沸かせました。(約8分位)
・・大根のなます 千切りにした少量の大根に塩を振り、数分後に絞り、
砂糖小さじ4分の1と酢小さじ1弱水小さじ1弱で和えました。
(大根を絞った後の汁をどこに捨てるのが??なところですが)
・・水 200ccでハーブティー (水1070cc飲んだ)
______________
ネットで見た興味深い製品
・尾西の「一汁ご膳」 レトルト汁物をアルファ米に入れれば戻る。
約600円
お米は128ml 水で60分、湯で15分 入れたらすぐよく混ぜる
箱はかさばるけど容器になる。
・乾燥野菜 熱湯で戻す
https://item.rakuten.co.jp/natumart/s000501/
・モーリアンヒートパック Mサイズ 発熱剤10個セット 約1500円
水400ml アルミ缶で75度 2缶なら60度
モーリアンヒートパック オプションアルミパック 液体用
約200円
・アイリスオーヤマ 激熱家族 貼れないレギュラー 10個入り 360円
水を70度に、2時間待つ ↓ え~!?