(海外在住、北米某国)
 
個人的に懐かしい、昭和のベーカリーで売られていたサブレの再現です。
例の 奥沢と田園調布にあったガーデンベーカリーさんです。
何回か実験しましたが 今回のでまあまあのところまで来ました。

 

● サブレ再現実験6

 

 
 道具)
ボウル、ふるい(ザル)、泡だて器、ゴムベラ、麺棒、クッキー型、ラップ、刷毛
クッキーペーパー、フォーク(ラインを引く)、天板(2枚)
 
 材料)
無塩バター 48g
粉砂糖 43g 
バニラエッセンス 少々
卵の白味 31g (卵L1個用意すれば出来ると思います。黄味はテリに使用するため、
 クッキー内部には白味を使い、もし量が少なければ黄味を少量足す感じにします。)
粗塩 1g弱
小麦粉 100g (ポーランド小麦粉中力粉タイプ520 UNIVERSALNA、その他タイプ500、
 タイプ450、薄力粉)
アーモンドパウダー (皮無し)25g 
ベーキングパウダー 2.5g (小さじ半分強)
 
テリ用に
卵の黄味小さじ2 +
 インスタントコーヒー小さじ1弱を小さじ半分の水で溶いたもの
  数分おきに3回塗った 
 
 
新たに買ってきた皮なしアーモンドパウダーを使用しました。(下)
 
 
柔らかくしたバターを泡だて器でふわふわにします。バニラエッセンスを
加えます。
そこにふるった粉砂糖を入れ、混ぜます。
 
粉類を合わせ、ふるって、 
バターと粉砂糖のボウルに入れ
ゴムベラで切るように全体を混ぜます。
 
卵の白味を 全体が丁度混ざる量を入れ、ゴムベラで切るように混ぜ、
大きく切ったラップにあけ、ラップを 茶巾絞りにつぼめて行ってまとめます。
この際 もし、まだ粉っぽくてまとまらなかったら 再びボウルに入れ、
卵の白味(白味が無くなってたら黄味の一部)を入れて混ぜ、
改めてラップにあけて全体をまとめるようにします。
 
練りすぎると失敗するようです。
 
 
 
ラップ2枚の間に挟んで麺棒を使用し
厚さ4ミリ位にいろんな方向から伸ばします。
 
天板に載せ 30分ほど冷蔵庫に入れます。
 
その後、取り出して、型を抜き、テリを数分おきに2、3回程塗ります。
 
絵の具で塗ったようにスムーズにしたいけど上手く行きません。
(3回塗りました)
左上部のは何も塗っていません。
 
 
フォークでラインを描きます。
端までちゃんと描くようにしました。
 
温めておいたオーブン 335度F (=168度C)中段に入れます。
 
途中15分のところで天板を1枚増やして2枚にします
(それでないと裏が焼けすぎな色になります)
17-18分で 焼き上がりです (オーブンによって違います。)
 
 
色を比べます
↓ 中央上部1枚は、再現実験2
向かって右の1枚は 再現実験4 (テリに黄味+醤油使用)
下の1枚は 再現実験5
向かって左の2枚は 今回の、再現実験6
 
5は端までラインを引いてなかったのですが
今回はちょっとはマシ?
 
テリをムラ無く塗り、ラインを上手に引ければ見た目はOK、、、ということのようです。
私は今のところこれで精一杯です。
そのうちもっと上手になるのでしょうか?
昔は、ライン付きのクッキーカッターが売られていたらしいです???
 
裏はOKです。
 
 
懐かしい本物は、なんとなく苦味のようなものもあったのですが
それを表現することは出来ませんでした。
テリに醤油を入れたり、再現実験5ではベーキングパウダーではなく
ベーキングソーダを入れましたが、苦味は出ませんでした。
 
 
小麦粉は、(自分勝手に考えて)わざとレトロ感を出したいので中力粉を使っていますが、
薄力粉を使えばもっと軽くできるでしょう。
アーモンドパウダーを入れずに小麦粉だけを125gにしても出来ます。
バターもこれより増やせば(粉に対して50%まで)もっとリッチにできます。
 
表面のテリの濃い色とラインを表現できれば、味はどうであれ「それ風」になります。
 
あと、サブレはビニール袋に入れて缶に入れておけば、出来立てより数日後の方が
美味しくなってる気がします。(錯覚?)
 
 
 
細長いビニール袋に入れられて売られていました。
なんとなくこんなだったような?
ラインをもっときれいに描ければ、、、
 
 
(追記)色々なタイプのポーランド小麦 ↓
これまで 下の3種をすべて使ってみました。
私はタイプ520 UNIWERSALNA(オールパーパス 中力粉)が好みです。
しかし、サクサクでサブレらしくできるのはタイプ500 KRUPCZATKAだと思います。
タイプ450 TORTOWA は 合わない気がしました。
日本でなら、普通の薄力粉を使うと思います。