(海外在住 北米某国)

 

ローストチキン

 

去年、鶏1羽を クリスマス前に手に入れられなかったので

今年は、1週間前に作りました。

 

クリスマスには、一般的には ロースト・ターキーのようですが

家は少人数で、ターキーは大きすぎるし味も好みではないので、チキンです。

(義両親は、USAの別荘に行ったきりです。

それ以外のメンバーは、来ません。)

 

買い物は楽勝でした。

ローストチキン、スタッフィング(鶏の中に詰めるもの)、サイドの野菜、パン

 

ブレッド・スタッフィングにしようと、買ってきたブレッドクラムスが、

箱を開けて見てみたらあまりに細かくてしょぼくて愕然。

そこで、スタッフィングを ライスのものに変更しました。

 

スタッフィングは、手間がかかるので、前日に作り、冷蔵します。

(でも、予め、鶏のおなかに詰めては駄目です。

詰めるのは 焼く直前でないと 食中毒が発生するので危険 と、ここでは言われています。)

 

 

● ライス・スタッフィングの作り方

 

材料)

 

鶏一羽 1.5キロ用

 

実際には 以下の量の3分の1ほどしか 鶏のおなかには入りませんでした。

そこで、残った分は、スパイスや塩・胡椒を足し、バターを塗ったキャセロールに入れ、

少量の水やスープを振り入れ(ライスの硬さによリ調節)、

アルミホイルで蓋をして、オーブン(350度F=177度C )で45分ほど焼きました。

 

ホワイトバスマティライス(又はロンググレインライス) 100cc

ワイルドライス 80cc

ベーコン 2枚

玉ねぎ 半個

セロリ 1本

大蒜 1片

マッシュルーム2個

レモン半分  汁(大さじ1) 皮は卸す

乾燥アプリコット 7粒

シェリー酒か白ワイン 少々

パセリ みじん切り 200cc位

塩、胡椒

スパイス(セージ、マジョラム、タイム等 又は、家禽用ミックススパイス)

 

作り方)

 

ホワイトバスマティライスは 洗って、水に漬しておく (30分)

 

厚手の鍋に1Lのお湯を煮立て、スパイスを振り入れ、

洗ったワイルドライスを入れ、かき混ぜ、再び沸騰したら弱火で

硬めのアルデンテになるまで煮る (35分から45分位)。

底がくっつきやすいので、たまにかき混ぜます。

そこに、水から上げた ホワイトバスマティライスを入れ、アルデンテになるまで煮る。

 (35分後ワイルドライスが良さそうになったので、ホワイトバスマティライスも入れ 

40分で火を消しました。その時によって違います、必ず硬さを確かめてくだ

さい。)

その後、ザルに上げ水気を切る。 (茹でたお湯は捨てる)

 

ベーコンはフライパンでカリカリになるまで焼く。焼けたら、引き上げ、細かく切る。

 

玉ねぎ、セロリ、大蒜は細かく刻み フライパンに残ったベーコンの油で炒める。

細かく切ったマッシュルームも入れ、炒める。 

野菜をボウルに開ける。 塩、胡椒する。

フライパンにレモン汁を入れ、焦げ目をこそげ取り、それをボウルの野菜にかける。

 

乾燥アプリコットはシェリー酒少量に浸けておく。

その後、引き上げ、細かく切る。

 

レモンの皮は卸す。

 

以上の ワイルドライス、ホワイトバスマティライス、ベーコン、玉ねぎ、セロリ、大蒜、マッシュルーム、

アプリコット、卸したレモンの皮、パセリを混ぜ合わせる。

 

出来上がり。

 

ラップをして、翌日まで冷蔵保存します。

 

 

 

 

● 鶏の丸焼き ローストチキン

 

材料)

 

鶏 1羽 1.5キロ

予め作っておいた スタッフィング(上記)

無塩バター

家禽用シーズニング (ミックススパイス、又はセージ、マジョラム、タイム等)

塩、胡椒

レモン 半分

 

(鶏とスタッフィングは室温にしておく。

冷蔵庫から出したてで 冷たいままだと、焼き上がりに時間がかかる。)

 

金串 数本

木綿のタコ糸 (伸縮しないもの)

刷毛(バター塗り用)

ロースト用焼皿と網 (Roasting pan)

アルミホイル

ペーパータオル

肉用温度計

肉汁かけ用のスプーンかスポイト

 

作り方)

 

オーブンは、350度F(177度C)に温め始める。

 

鶏1羽を良く洗い、水気を切り、ペーパータオルで内と外を拭く。

下の方を開き おなかの中に、レモン汁をかけ、塩、胡椒、シーズニングやスパイスを振りかける。

全体的にかけたら、スタッフィングを詰める。

詰めすぎないこと (→ 爆発するらしいです)

詰めたら、金串とタコ糸で 下の方を〆る。

 

首の方を開き、上からもスタッフィングを詰める。

詰めたら、金串とタコ糸で 首のところを〆る。

 

溶かしたバターを 鶏の外側に 刷毛で塗り、

塩、胡椒、家禽用シーズニングを振りかけ、塗り込むようにする。

 

足や手羽を 金串やタコ糸で 固定させる。

 

 

ロースト用焼皿に 網をセットし、

その上に 鶏を、胸を上にしてのせる。

ロースト用焼皿には、水か、スープストックを少量入れる。

少量の無塩バターも鶏の上にのせる。

 

オーブンに入れる。

 

20分おきに、ロースト用焼皿にたまった肉汁を 鶏にかける。

左右の位置を変えたりして、むら無く焼けるようにする。

ロースト用焼皿の底に水気が無くなって 焦げ付きそうなら、水か、野菜のゆで汁や、スープストックを足す。

 

途中で鶏の色付きを見て、焦げそうならアルミ箔をかぶせて 色合いを調整する。

テリが足りなく感じたら、追加で 鶏の胸に無塩バターをのせる。

 

焼き時間は 中に詰めてあるか、又は、空か、

そして、オーブンに入れる前の 鶏や中身(スタッフィング)の温度によって変わります。

又、オーブンや、料理人のやり方や癖によって変わります。

家は、大体、本に書いてあるよりもずっと時間がかかります(謎)

 

(実録)

 

 

鶏 1.5キロ

ライス・スタッフィングを詰めました。 (室温より少し冷たい位です)

 

午後 3時25分に 350度Fのオーブンに入れました。 

最初は中段。 途中、下から一段上。 その後 又 中段へ。 (一緒に 「野菜のオーブン焼き」を焼く都合により 動かした。)

午後6時(2時間35分後) 内部160度F まだ駄目。

焼き目が付いて来たので、焦げないように アルミ箔をかぶせました。

鶏の内部の温度が上がるのが遅いと思ったので

オーブンを375度F(190度C)に上げ、 その後 400度F(204度C)にしました。

 

6時45分(3時間15分後)、終了。

オーブンから出し、アルミ箔をかけて 10分待つ。 (大きな鳥ならもっと待ちます)

 

所謂、「料理の本」に書いてあるより、もっとずっと時間がかかったのは

恐らく、20分おきに肉汁をかける時

そのつどオーブンを全開にして 外に出してやってたからだと思います。

 

 

その後、各人に切り分けました。

 

ロースティングパンから、このお皿に乗せる時に

意外と重くて 支えきれず、

皿の上に さかさまに落ちたので、皮が破れました。 涙

 
 
・ 野菜のオーブン焼き
野菜は予め、茹でて、柔らかめにしておき、
オリーブオイル、塩、胡椒し、オーブンで焼きます。
ジャガイモ、スイートポテト、カブ、白人参、人参、玉ねぎ
野菜の茹で汁は、鶏の焼皿に加えると良いでしょう。
 
各人に切り分け、ライススタッフィング、グレービーソース、クランベリーソースも添えた
(グレービーソースとクランベリーソースは缶詰です。)
 
グレービーソースを自作するなら、
鶏を取り出した焼皿に残った肉汁や脂 少々で 微塵切りの玉ねぎを炒め
小麦粉を少々を入れて さらに炒め、そこに濃いチキンスープを入れて よく混ぜ、
とろみをつけ、ザルで漉すときに、玉ねぎをぎゅっと搾ると良いです。
 

 

時間はかかったけど、肉はしっとりしていて、美味しかったです。

 

デザートはエッグノッグアイスクリーム。