汕頭と書いてスワトウと読みます | 酔イ旅ヲ

酔イ旅ヲ

2007-8年に新婚旅行で世界一周してきました。帰国後夫婦で飲食店やりながら生活しています。コロナ後は海外に行けてませんが国内をぷらぷら旅行したり、お遍路したり(6回目)、山登ったり、神社仏閣と城巡ったりしております。脳内はお酒と旅と阪神でいっぱいです。

アモイからスワトウまでは高速バスで四時間ちょい。
アモイの湖濱バスターミナルへ向かいました。
一時間に二本運行されてるのですが、うちらが着いた11時代のバスだけ一時間に一本やて。
なんでやねーん!
さっすがうちら、ついてるね~。。。
外もクソ暑いので、バスターミナル内でおとなしく本読んだりi phoneで遊んだりして一時間待ちました。
ちなみに、土楼ツアーですが、このバスターミナルからも毎朝出てるみたい。値段も170元位やったよ。

photo:09



あっという間の一時間、バスがやってまいりましたよー。


photo:10



汕頭までよろしくお願いします。
外砂までは三時間で順調もいいとこやったのに、そっから汕頭のバスターミナルまでがまさかまさかの一時間半!!!地図ではほんますぐそこやのにからで。
道路混みすぎやて。
クラクションが凄くて、経済特区ならではの急成長途中の街ってな感じです。
汕頭って田舎やおもてませんか?
いえいえ、大都会ですわ。
明らかに高松なんかよりははるかに都会。
同じ経済特区でも、アモイは大都会になりきって、落ち着いてる感まであったけど、汕頭は、珠海みたいに、まだまだ中国人パワーが溢れ出ていて、今からもガツガツいくぞ、そんな感じがしました。
ガツガツしてる分、治安もあんま良くはなさそうな感じ。男臭い街です。

海南島も経済特区らしいですが、やっぱ南国の島国~ってな感じで、ガツガツ感というか、男臭さは感じられなかったように思います。


早速バスターミナルからタクシーに乗り込むまでにも試練がやってきましたとさ。

タクシーに乗れない。全部あいのりとか、交渉制とか、とにかく怪しい。
バスターミナルから出て、流しのタクシーにホテルの紙見せた。
わからない、だめ、無理、何台も断られる。近いんやろな。でも、うちら、こんな灼熱の中、三キロとか四キロとか歩けね~。無理~~~。
こりゃ、汕頭に負けてらんねー。果敢にアタック!
数打ちゃ当たるわ!
何台目かのタクシーのおっちゃん、紙見せたら無言。しかもおっちゃん超無愛想。久々に無愛想な中国人におうたわ、なんて、言ってる場合じゃね。
おっちゃん、ダメゆうとらんけん、スーツケースを膝に乗せたまま、慌てて乗り込んだったよ。
おっちゃん、無愛想なだけで、いたって普通にメーターでホテルまで連行してくれましたわよ。
謝謝。
それにしても、汕頭の交通渋滞は酷いなぁ。ちょっとウンザリ。

ホテルはメリタス。
五つ星、スタンダードな感じです。
wifiがサクサクだったのは救いでした。
だーって、汕頭、タクシー乗るのも一苦労やけん、google maps で路線バス調べたりせないかんかったけん。


それにしてもgoogle maps、便利過ぎ!


バスの番号から所要時間から詳し過ぎ。
こりゃ、うちらん頃の世界一周と、現在の世界一周とは便利さの進歩が半端ないね!
iphoneでさくさく検索、ロスは少なく計画的にちゃっちゃかちゃっちゃか進めるし、ストレスも断然少ない。いちいちバスターミナル行ったり、駅行ったり、港行かずともスケジュールがわかるんやもんね。
うらやましいけど、なんだか味気ないような、複雑な心境だな~。

短期の旅にはもってこいだけど、長期旅行の気まま旅、人々との出会いにまさかのトラブル、自分でめっちゃ安い交通手段見つけた時の嬉しさ、マイナーな国境越えした時の感動、それがスマホ一台で、こんな便利になっちゃっていいものなのか。いやはやいやはや。
あぁ、話がまたそれてもた。



photo:01



ディナーはちょっと奮発していいとこへ行こうかと。
ホテルでタクシー呼んでもろても、メーターでは行かず。
ちょっとのボリならかまんので。
なんでメーターの三倍も四倍もお金出して乗らないかんのな。
ホテルのスタッフ、ごめんなさいね。ケチな客で。
とりあえずちょっと歩いてタクシーを捕まえる。
この人もメーターでは行かないけど、さっきのホテルで捕まえてもろたんの半額。メーターの二倍料金位かな。ま、よかろうて。よろしく~。
だいぶん走り出してから、メーター入れやがった。そういうことね。
みんな、出稼ぎとかで小銭稼ぎに必死なんやね。
そういや、珠海もほとんどメーター使ってくれんかったよな。
上海や広州なんて、全然安心してタクシー乗れるんやけど、とんでもなく大都会やし、もう落ち着いてるんやろな。たまに遠回りとかおるけど、近いから乗車拒否ってのはないもんね。

13年前なんて、広州は治安が悪いで有名やったのに、駅前なんて人が多すぎて野宿者多数すぎて近づくな的な雰囲気やったのに、今じゃ夜中も全然平気。夜遅くまでお店は開いとるわ、若者たくさんはしゃいどるわ、広州の人が高松の夜10時頃の街中みたら、あまりにもの人のいなさ具合に怖がるんじゃなかろうかと。。。今では怖いが逆転ですわ。それに広州でなかなかタクシーに乗れないのは、単に供給より需要の方が多いだけやし。

ほんで、無事にお目当てのお店に着いたはいいが、場違い?
個室に通され、メニューはないと。
なんせ、びっくりする位、ゴージャスな店やったんやけど、あれは結婚式場やったんか?筆談でも意思疎通ができず、泣く泣く退散することに。

飛び出したはいいが、こっからどなしたらええんな~。
とりあえず大通りへ。

ホテルまでは6、7キロある模様。

歩くのか!???
バスが来たけど、どこ行くかわからず乗れず。
バイタクがようけ来るけど、、、。
だいぶんたって、やっと、やっとこさ空車のタクシーが来た。乗り込むぞ!
このタクシー、三つ星やった。乗車したら、顔写真と名前が書いてあるところに、星がついとんです。

そういや、バスターミナルからホテルまでの無愛想な運転手さん、一つ星やったし、メーター使わないのは全部星なしドライバーやったけな。
メーターで、うちらの書いた住所んとこまで運んでくれた。
ありがとう!

事前に調べてた、ご飯どころへ。
ホテルは夕方出たのに、もう8時前。アイヤー。


photo:02



無事ビールにありつけました。

ものすごく、沁みわたりました。

もう、晩御飯、食べられないかと思ったあるよ。


photo:03



しかし、もう、売り切ればっかで、あんまメニューがありません。
でもね、言葉も話せん、へんちくりんなうちらにも、このお店のウエイターさん、50歳前位や思うんやけど、凄く親切に応対してくれて、ほとんど物のない厨房まで連行してくれ、メニュー広げて、これはない、これなら出来る、二人でそれは多過ぎる、だとか、ほんま親切やったん。
何より、このウエイターさんのホスピタリティに感動した二人でした。
見習わんとな…。


潮州料理が食べたかったの。潮州の前菜をたんまりと食べたかったの~~~。

売り切ればっかやったけど、なんとか二品ございましたわ。

あと、叉焼も残ってたけど、ちょっとそそられなかったのでオーダーしませんでした。

上のやつ、結構いけたので、おかわりしたら、もう売り切れちゃったですと。なんとまぁ!



photo:04


エビをボイルしてもらいました。新鮮だからおいしいね。

エビのすり身を揚げたやつも、おいしかったよ。


photo:07


牡蠣おことリャンバンキューリ。


photo:05

お会計後のサービスデザートはリンゴ。
うさぎのリンゴ!
日本だけかと思いよったわ。


偶然なんやけど、このご飯どころとホテルは一キロ位みたい。
ネットは繋がらんけど、iphoneのMAPにホテルで見たデータが残っており、拡大して通り名調べたら、見つかったわ!
やっぱ、スマホって、スマートやわ。凄い!
無事にホテルまで歩いて戻る。


晩御飯に何か満足さを感じられず、しめに麺でも食べにゆこうかと。

せっかくホテルまで戻ってきたのに、懲りない二人だ。

またしても、タクシーを拾う。
今回のタクシーは若いお兄ちゃんで、星なしでしたが、メーターをすんなり倒したので、ビックリしました。


紙に書いてある通りを丁寧にまわってくれましたが、うちらの目指す麺屋さんは見つからず。本当に優しいドライバーさんでした。

もう、どうしようもないから、ホテル前まで、そのまま運んでもらいました。
ホテル前のコンビニで、ビールとおつまみ買い込んで、お部屋へ戻りました。

戻ったはいいけど、なにげにもう夜遅い。

事前の調べが足りずお食事処間違えたり!?、タクシーにふりまわされたり、かと思えば、優しいウエイターさんやドライバーさんに出会ったり、不思議な一日でした。スワトー。


photo:08



ドイツで好きになったHEFE、真ん中のビールね。こないだも書いたけど、なんでか中国で激安なんよ。

飲むっきゃないっしょー。

酔っ払いながら、明日の行動を必死でiphoneで検索する二人でした~。

明日、空港まで無事にたどり着けるのでしょうか。。。


iPhoneからの投稿