引き続き卵巣癌の腹腔鏡手術について。

 

「厚労省の議事録をチェックすれば分かるかしら」

 

そう思って確認してみたら資料がありました。

 

厚生労働省保険局先進医療会議。

議事録もあるし、具体的な治療費も掲載されています。
興味のある方をぜひ確認してみて。
 
今回の内容は、
 
卵巣がんに対しての標準術式であります子宮の全摘術に加えて、附属器を摘出する。それから、必要に応じて大網もしくは後腹膜のリンパ節である骨盤内及び傍大動脈リンパ節を摘出するというもの
リンパ節郭清までできるんですね。
 
適応は、
1)初回手術として摘出可能と判断される卵巣癌 
2)術前治療を行った後、摘出可能と判断される卵巣癌 
 
てっきり対象は「早期卵巣がんのみ」と思っていたけど、違っていました。
 
ステージ3、4で初発時に播種していても術前化学療法後の状況によっては腹腔鏡下手術ができます。
 
いったいどこで治療できるの?は、
日常的に、子宮体がんや子宮頸がんに対して内視鏡手術を行っている施設では、卵巣がんに対する腹腔鏡下根治術は、基本的に子宮体がんと子宮頸がんに対して行う手術とほぼ同様の手術であるために、困難な技術ではないと考えております
 
腹腔鏡で手術するメリットは、
 
開腹になりますと、恥骨から剣状突起までの大きな開腹が必要になって、術後は、患者さんは創部痛が強いですし、癒着等でイレウスが起こる頻度が1割近くはあるのではないかと思います
 
気になる費用は、
先進医療・・・62万8千円
保険給付される費用・・・96万3千円
保険外併用療養費分に係る一部負担金・・・41万9千円
 
先進(自費)になるのは62万8000円。
 
これならがん保険の先進特約をつけていなくても支払えそう。
あまりに高額だと、一部のお金持ち以外は腹腔鏡下手術はできなくなってしまうので、ほっと安心。
 
 
いまは開腹手術をして病巣を取りきるが基本なんですが、今後は播種していても、
 
まず審査腹腔鏡か穿刺等をして病巣をとって組織型を確認→
 
(組織によって抗がん剤の反応が違うし、抗がん剤治療前に病巣をとっておかないと後のBRCA検査やHRD検査、遺伝子パネル検査用の検体確保が難しくなるので)
 
抗がん剤治療を開始→
 
病巣が縮小して腹腔鏡下手術ができる状態となったら腹腔鏡下手術
 
となるのかしら?
 
開腹よりは楽になりそうだけど、やっぱり卵巣癌に治療は大変です。
 
 
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