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2016年の3月、横浜マラソンに出場したときの写真が自動表示されました
マラソンって記録にこだわらなければなんとかなるもんで、それまで私は陸上競技とは無縁の人生で、1メートルも走ったことはなかったんです。
 
きっけかは治療の後遺症対策でした。
 
がん治療後は脚に左右差ができて左脚をひきずらないと歩行できなくなってしまいました。
 
外出時は杖を手放せない状態で、「一生、このまま杖の生活?」と思うと絶望的な気持ちでした。
 
いろいろな整形外科を受診したのですが、そこで、ある医師から「筋力をつけることで左右差を補えば、健常者なみに歩けるようになるだろう。トレーニングをすれば走ることもできるようになるかもしれない。すべてはあなた次第だ」といわれ、奮起してトレーニングをはじめました。
 
そして最後の抗癌剤治療から2年9か月後に初フルマラソンに出場して完走しました。
 
記録はダメダメで、グロス5時間56分42秒、ネット5時間35分59秒
 
癌の合併症で腎臓も悪くなっているので、とにかく腎臓に負担をかけないように尿意がなくても頻繁にトイレにいく。胃腸への負担をかけないように用意された補給食等には手をださいない。左右差があるので左足だけランニングシューズを特別に調整したりテーピングしたり・・・自分なりにいろいろ工夫をしての完走でした。
 
さらにフルマラソンの上位レースであるウルトラ(100キロ)や山を走るトレイルなどに挑戦している人もいるけど、もともと陸上競技の経験がない私はにはフルマラソンが限界でした。
 
山道を走るトレイルマラソンは楽しそうだけど、脚への負担を考えると、登山すら自粛している私には到底むり。
 
でも、自分では「よくがんばったなぁ」と思っています。
 
もうあんな過酷なトレーニングはしていないけど、いまでも「また歩けなくなったらどうしよう」との恐怖感はあるので、週1回は軽いトレーニングをしています。
 

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