暑くて、暑くて大変ですが、以下のようなワークショップを8月5日に都内で開催します。
参加希望の方はご連絡くださいね。
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遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の原因である遺伝子を調べて、変異があれば薬の感受性がより高い――。
「オラパリブ(商品名リムパーザ)」の登場は、わたしたちの「遺伝と卵巣がん」「がん治療」のイメージを大きく変えました。
米国では昨年、リンチ症候群(大腸がん、胃がん、子宮体がん、卵巣がんなどを発症)に対する治療薬として、免疫チェックポイント阻害剤「ペンブロリズマブ(商品名キートルーダ)」が承認されています。
日本でも今年から患者のゲノム(全遺伝情報)を調べて最適な治療薬を選ぶ「がんゲノム医療」が、中核拠点病院11か所(国立がん研究センター中央病院および東病院、北海道大、東北大、慶応義塾大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、岡山大、九州大)で始まっています。
長年、産婦人科医としてHBOCの研究と治療に取り組み、現在は岡山大学で最新のゲノム医療をすすめる平沢晃先生にお話を伺います。
■と き 2018年8月5日(日)
■プログラム
受付・開場 11:00
講 演 11:30~12:30
講 師 平沢 晃先生(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授)
「卵巣がんとがんゲノム医療」
(休 憩)
質問・交流 12:40~13:30
■参加費 500円
■講師プロフィール
平沢晃(ひらさわ・あきら)岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授 医学博士。
1995年慶應義塾大学医学部卒業。2000年から東京医科歯科大学難治疾患研究所遺伝疾患研究部門で婦人科がんゲノム異常に関する研究に従事。2012年Institute for Molecular Medicine Finland(フィンランド共和国)留学。2015年慶應義塾大学医学部産婦人科・臨床遺伝学センター専任講師。2018年から岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授。専門は腫瘍遺伝学、遺伝性腫瘍、更年期医学、バイオバンク。