「一人の人間に対して、心には一体何人の人が住み着いてると思う?」
彼女は突然そう質問してきた。
一体何を言い出すのだろう。
「一人に決まってるじゃないか」
僕は馬鹿馬鹿しい、という顔をした。
彼女はむっ、とし「そうじゃなくて真面目に答えてよ」と言った。
あまりにもむっとした顔が可愛かったので真面目に答えてあげることにした。
うーんと僕は首を傾げた。
多重人格っていうことなんだろうか。
「二人?」
「違うわ」
「じゃあ何人?」
「感情の数だけいると思うの」
感情の数。
悲しみ、怒り、喜び。その他諸々。
でも結局は同じ人なのでは?
「同じ人だけど、でも違うの。毎回違った表情をして違った声をだす。だから違う人」
彼女の言うことはよくわかるようで、よく分からない事が多い。
早い話が曖昧に分かる、まあなんとなく分かるけど分かんない、という感じだ。
意味が分からない質問は彼女の十八番とも言えるだろう。ちなみにこの突拍子も無い質問系は今回が初めてではない。
「じゃあ怒ってる人と悲しい人喜ぶ人がそれぞれいるってこと?」
「そう。色んな人がいるの。その三人以外にもいるはず」
「例えば?」
「殺人衝動を持っている人、自殺したがる人、ドMな人、ドSな人などなど」
「一人一人いるの?というか殺人衝動を持ってる人とかいやだなあ」
「誰しもその人が住み着いてる、っていうわけじゃないけど居る人には居るんじゃないかな。予備軍みたいな感じな人には子どもが居て、今から殺しにいくぞ!っていう人には成長した、つまり大人バージョンの殺人衝動がいるの」
「なるほど。にしても心っていうのは随分広い場所なんだね」
「私たちが想像してるよりも心っていうのは深くて広い場所だと思う」
僕は想像していた心の広さは心臓ぐらいの大きさだ。
でも実際心っていうのは心臓ではなく、脳みそのどこかにあるらしいが。
脳みその中にあると考えると、例え見た目が狭く感じても、中身は広い空間なのかもしれない、とふと思った。
脳みそっていうのはまだまだ分からないことだらけらしいし。
そう考えると、彼女の言う「深くて広い場所」っていうのは分かる気がする。あくまでも気がするだけだけども。
なんとなく分かった、というのが顔にでたのか彼女は「なんとなくわかったみたいだね」と満足そうにしていた。
「んで、この質問はなんだったの?」
「私ね、あなたのことが好きみたいなの」
はいでた。突拍子も無い事。
僕の顔は茹でたこよりも真っ赤っかになって、すごく驚いた顔をしていただろう。いや、僕じゃなく僕の中の「驚く人」がか。
「え、何突然」
「私の中の告白する人がもう我慢出来なくなったんだわ、きっと」
そういって彼女はニコニコ笑った。
いやこのニコニコは彼女の中の「笑う人」が出したのか。
でも結局は一人の人には変わらないけれど。
僕の中の返事をする人が答えた。
「僕でよければ」
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一人の人の中では色んな感情を持つ人達で毎日会議が行われているんじゃないかと思った故の文章。
中々意味がわからないである。
ちゃんと考えてから文章にするべきだった。どんまいウチ。
にしても久々ですな、こっち。
そして画像でけえwwwwwwwwわろちwwwwwwwwwwwwwww
最近の近況はまあもういっこの所謂本家ブログを見て頂けたらわかります。
軽く書くと、最近またモンハンブーム到来で、モンハンばっかりします。
にーとばんざい。
でもいい加減狩る仕事じゃなくて現実で仕事したい。
そんなところでございます。
またなんか思い付いたら書きにくるとおもいます。