北海道にも本格的な雪が降り
根雪になりました


雪…冬…

冬は寒いけど、北海道の白い冬は
どこか暖かい

27歳のクリスマスイブに北海道に来て早24年
ずっと憧れていた北海道

東京を旅立つ時
母はゴメンねゴメンね…と泣いてた

あの時には母の気持ちの半分も分かろうとしない自分が居た……
幼い長男は初めて乗る飛行機に喜んでいた
もう早々にお婆ちゃんに会えなくなる事すら知らずに


飛行機が離陸し
東京が小さく見えた時

私は親と東京を捨てて旅立つのかなぁ…
そんな思いに初めて気がつき息を殺す様に涙を堪えた


白い厚い雲を抜ける切ると
大きな灰色がかった冬の大地が目に飛び込んで来た
高度を下げると灰色の町が徐々に白さを増し
着陸すると
その世界は優しい景色だった

東京もんだからかな 
フワフワの白い真っ白い雪が優しく温かに感じ
締め付けた胸をほぐしてくれた

今日から私と息子はこの大地で生きて行くんだ

それからも人生色々な事が起きてたょね







今日、大好きな人達との集まりの中に
20代の可愛らしい女性がいた
友達の男性からは
「若いね〜俺も20代の頃に戻ってやり直したい」の言葉が


若さって何だろうね
自分もかなり人とは少し違う人生を送って来た様な気はします

でもね
私は今のままでイイ
今の私でイイ
戻らない

今の私はね
嫌な事も良かった事も全部で私だから
あの時々が有ったから
今までの人達が有ったから今の私なの

大切な子供も授かったし
大切な人
大切な時間を沢山与えて貰えた…

その中には痛い程の別れも沢山有った


でも
会えて有難う

あなたに
貴方に
貴女に会えたから

皆んなに会えたのは
やっぱりこの世に生を受けた事

どんな時にも心配して育ててくれた父や母
私はあの時の母の年齢に間も無く達しようとしてる


お母ちゃん私の方こそゴメンね
子供達の中で一番の親不孝者だと思う

生きてていいよね
これからも自分の心を人を想う気持ちを大切に
生きてていいよね

だから私は今の私が好き
あの頃に戻りたいなんて思わない

あの頃に戻ったら
今の私や今までの人達
今の大切な人達には会えてないから

時間が経てば全て優しい時間

ずっと誰も知らなくていい
降り積もる雪の様にずっと
心で大切に育むから

雪の季節だょ
大好きな季節

産んでくれてありがとう