前回の


この縦走で初めて地獄と思えた
トムラウシのロックガーデンでナキウサギを見つけ

この先の景色は変わる事のみを考えて
登って来たロックガーデン


登り詰めると
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待っていてくれた景色は
北沼でした

ロックガーデンからガスり始めた景色でしたが
ガイドさんと2人
粘って待ちわびた初めて見る大きな沼は
風の神様が迎えてくれ
一瞬ですが北沼が全貌を見せてくれました

見れたね(^ ^)
ニッコリ笑うガイドさん

きっとまた来るか分からない私に
しっかり見て欲しくて
待ちわびたガイドさんの気持ちに応える様に
見た景色を私は絶対に忘れない
ありがとう
ガイドさんの想いに
山の神様にありがとう


このガレ場を登れはトムラは直ぐだよ
さて行こうか(^ ^)


まだ13時過ぎ
もう夢のトムラウシが目前と分かると
寂しい気持ちと
広がる景色の期待で再び微妙な気持ちが湧き上がります



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ガレ場で間髪入れず
ガイドさんがホラこの花(^ ^)と
見つけてくれた
クモマユキノシタが群れて咲き

縦走中に話してた事を覚えて下さってた事も
凄く嬉しくなりました















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眼下には先ほど見た北沼が
ポッカリ見えます
ここまでアッと言う間






山頂を示す影が見えた時
一気に到達してしまうのが寂しくて
歩くのを止めました

夢が叶う瞬間

その瞬間を噛み締めたくて
歩みを止めた瞬間に昨日から今日までの景色が
わ〜と頭のなかを駆け巡りました

アレどうして来ないのかな…
ガイドさんが振り返り

その姿で我に還り
夢を叶えるその場所へ


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8月5日
緑岳を5時過ぎにスタートして
忠別岳避難小屋で一夜を過ごし(運良くスペースあり)
6日の14時
夢のトムラウシ山に初登頂でした


到着時にはガスっていましたが
また山の神様が歓迎してくれ



山頂からはトムラウシ公園や
北沼の向こうまで見える
名もないエメラルドグリーンの
沼が二つも見えました

34回目ぇ
ガイドさんがトムラウシの山頂に立つのは
今回で30回を超えて居たそうですが
覚えてるのも凄い

山頂とのショットって実は無かったそうです
山頂ではお客様の短い休憩の間に
お客様の写真を撮るので精一杯で

景色をゆっくり見れる事もほぼ皆無に等しいそうです
またこの山トムラウシは
下界が晴れて居ても
雲に覆われる事も多く
ガスが晴れる事も多くは無いと聞き
こんなに恵まれた日は本当にないよと
教えてくれました

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山頂では偶然にも知人に出会い
ラッキーに更なるラッキー続き


トムラウシの山頂で
ながい事、時間を過ごし
最終夜を迎える南沼キャンプ場に
下って行きます






明けて7日の朝
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4時には朝陽が山々をそめ
それはこの世と晴れて思えない幻想的な素晴らしい景色でした







遠くの景色をいただきにトムラウシを少しだけ登ると

何時もは近くて大きく見える
十勝岳連峰も遠くは朝陽に染まり

日高の山が少しだけ雲海から頭を見せてくれました
帰りたくない
あと一日
あと数時間でいいから
少しでもここに留まり 山々に抱かれて居たい  
今日まで見た沢山の景色
疲れた事なんて一度もなくここまで来れた
きっと1人だったら心折れて
来れないだろうと思うと
山が愛おしくて初めて涙が溢れ出していました



キャンプ場に戻り水を見ると
朝は気温が低いので
昨日はとうとうと流れてた雪解け水が
水滴程の水しか落とさず


だからね雪解け水や沢の水は
その日その時間で全然違うんだょ
だから流れてる時に保険で沢山用意しておくの
(^ ^)と教えてくれるガイドさん

昨夜もガイドさんの愛情溢れた 
男飯は青椒肉絲に続き

今朝はホカホカの春雨と炊きたてご飯の豚丼
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アレ(今朝は夕べ程、ご飯の量は少ない筈)
じ〜|・ω・`)ガイドさんの顔を見ると

何さ何さと苦笑い
ご飯が沢山盛られるので
ストップー(≧∇≦)と声を掛けると

ダメなの
残り全部俺が食べるの?と
食べて
ねーお願いだから食べて
お願い目線攻撃にテントの中で
最後の爆笑
今朝のご飯は何時もの何倍も美味しく頂きました
沢山食べさてゴメンねガイドさん


泣いても笑っても最終日

南沼キャンプ場から
前トム平までの道筋は下りとは言え
大きな岩が続き足場に困り

ガイドさんに着いて行くのがやっと



ここから先は景色も然程じゃなくて
道も悪いょ

⤴️ガイドさんの呟きから
想像しなくても一番楽しくない時間と思われました

ここでの景色
トムラウシとは本当にお別れ


景色が悪くても
道が悪くても
最後まで楽しもう(≧∇≦)

歩いていれば必ずゴールは近づく

辛い道のりなら
今日までの景色と空気を思い出しながら歩けばイイ
この数日で頂い事は
天候に恵まれ
ガイドさんを通して山々を通して
贅沢極まりない夢の1分1秒の塊の数日
始めて訪れたトムラウシの縦走で
こんなに沢山の恵みを頂けたのだから
最後の最後まで楽しんで
山に感謝しよう





次は写真だけでは載せきれない
動画をアップして
最終章にしたいと思います



ありがとうガイドさん
ありがとう大雪山トムラウシ