前回の
何時もは近くて大きく見える
ここから先は景色も然程じゃなくて
夢の縦走トムラウシ③からの続き
この縦走で初めて地獄と思えた
トムラウシのロックガーデンでナキウサギを見つけ
この先の景色は変わる事のみを考えて
登って来たロックガーデン
登り詰めると
北沼でした
ロックガーデンからガスり始めた景色でしたが
ガイドさんと2人
粘って待ちわびた初めて見る大きな沼は
風の神様が迎えてくれ
一瞬ですが北沼が全貌を見せてくれました
見れたね(^ ^)
ニッコリ笑うガイドさん
きっとまた来るか分からない私に
しっかり見て欲しくて
待ちわびたガイドさんの気持ちに応える様に
見た景色を私は絶対に忘れない
ありがとう
ガイドさんの想いに
山の神様にありがとう
このガレ場を登れはトムラは直ぐだよ
さて行こうか(^ ^)
まだ13時過ぎ
もう夢のトムラウシが目前と分かると
寂しい気持ちと
広がる景色の期待で再び微妙な気持ちが湧き上がります
ガイドさんがホラこの花(^ ^)と
見つけてくれた
クモマユキノシタが群れて咲き
縦走中に話してた事を覚えて下さってた事も
凄く嬉しくなりました
ポッカリ見えます
ここまでアッと言う間
山頂を示す影が見えた時
一気に到達してしまうのが寂しくて
歩くのを止めました
夢が叶う瞬間
その瞬間を噛み締めたくて
歩みを止めた瞬間に昨日から今日までの景色が
わ〜と頭のなかを駆け巡りました
アレ
どうして来ないのかな…
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/4501.gif)
ガイドさんが振り返り
その姿で我に還り
夢を叶えるその場所へ
緑岳を5時過ぎにスタートして
忠別岳避難小屋で一夜を過ごし(運良くスペースあり)
6日の14時
夢のトムラウシ山に初登頂でした
到着時にはガスっていましたが
また山の神様が歓迎してくれ
山頂からはトムラウシ公園や
北沼の向こうまで見える
名もないエメラルドグリーンの
沼が二つも見えました
34回目ぇ
ガイドさんがトムラウシの山頂に立つのは
今回で30回を超えて居たそうですが
覚えてるのも凄い
山頂とのショットって実は無かったそうです
山頂ではお客様の短い休憩の間に
お客様の写真を撮るので精一杯で
景色をゆっくり見れる事もほぼ皆無に等しいそうです
またこの山トムラウシは
下界が晴れて居ても
雲に覆われる事も多く
ガスが晴れる事も多くは無いと聞き
こんなに恵まれた日は本当にないよと
教えてくれました
ラッキーに更なるラッキー続き
トムラウシの山頂で
ながい事、時間を過ごし
最終夜を迎える南沼キャンプ場に
下って行きます
明けて7日の朝
それはこの世と晴れて思えない幻想的な素晴らしい景色でした
遠くの景色をいただきにトムラウシを少しだけ登ると
何時もは近くて大きく見える
十勝岳連峰も遠くは朝陽に染まり
日高の山が少しだけ雲海から頭を見せてくれました
帰りたくない
あと一日
あと数時間でいいから
少しでもここに留まり 山々に抱かれて居たい
今日まで見た沢山の景色
疲れた事なんて一度もなくここまで来れた
きっと1人だったら心折れて
来れないだろうと思うと
山が愛おしくて初めて涙が溢れ出していました
キャンプ場に戻り水を見ると
朝は気温が低いので
昨日はとうとうと流れてた雪解け水が
水滴程の水しか落とさず
だからね雪解け水や沢の水は
その日その時間で全然違うんだょ
だから流れてる時に保険で沢山用意しておくの
(^ ^)と教えてくれるガイドさん
じ〜|・ω・`)ガイドさんの顔を見ると
何さ何さと苦笑い
ご飯が沢山盛られるので
ストップー(≧∇≦)と声を掛けると
ダメなの
残り全部俺が食べるの?と
食べて
ねーお願いだから食べての
お願い目線攻撃にテントの中で
最後の爆笑
今朝のご飯は何時もの何倍も美味しく頂きました
沢山食べさてゴメンねガイドさん
泣いても笑っても最終日
南沼キャンプ場から
前トム平までの道筋は下りとは言え
大きな岩が続き足場に困り
ガイドさんに着いて行くのがやっと
ここから先は景色も然程じゃなくて
道も悪いょ
⤴️ガイドさんの呟きから
想像しなくても一番楽しくない時間と思われました
ここでの景色
トムラウシとは本当にお別れ
景色が悪くても
道が悪くても
最後まで楽しもう(≧∇≦)
歩いていれば必ずゴールは近づく
辛い道のりなら
今日までの景色と空気を思い出しながら歩けばイイ
この数日で頂い事は
天候に恵まれ
ガイドさんを通して山々を通して
贅沢極まりない夢の1分1秒の塊の数日
始めて訪れたトムラウシの縦走で
こんなに沢山の恵みを頂けたのだから
最後の最後まで楽しんで
山に感謝しよう
次は写真だけでは載せきれない
動画をアップして
最終章にしたいと思います
ありがとうガイドさん
ありがとう大雪山トムラウシ