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妹が亡くなって半年。 連絡がないと心配しても わたしに託すほかなく、 駆けつけることも 最後のお別れをすることも 出来なかった母。 マンションを手放す前に 宮崎から東京へ 母を連れてきた。 妹のマンションは 小さいけれど日当たりがよく、 静かで居心地いい わたしも大好きな部屋である。 かねてから、 私のところに 遊びに行くのは楽しみだけど、 私とは 一緒に住みたくないと言う母。 わたしも母も、 わがままで辛辣。 よく似た親子なのである。 わたしと性格の真逆の妹と 母は住みたがっていた。 妹は、 私以上に母と長い時間いられなかったけどね。 そんな母が いいとこだね〜。 きれいに住んでたんだね〜。 何度も何度も繰り返す。 そして、 ぽそっと お姉ちゃんと ここに住みたいね と言った。 夜中 なんだかとても泣けてきた。 翌日、大阪から 甥っ子と弟の元嫁ちゃんも 来てくれて 2日間 母とわたしと過ごしてくれた。 妹が亡くなってから、 何度もひとり訪れているが、 4人で過ごした夜 なんだか包まれているような 暖かい気持ちで はじめて 妹のマンションで熟睡した。 くしくも、この日は 2020年はじめての満月で、 家族や母性を意識すると良い日だそうだ。 そんな日に 妹のマンションで みんなで過ごせるなんて。 アルコール依存症で 亡くなった弟が 生きているころは 会うことが出来なかった 甥っ子2人と元嫁ちゃん。 弟に続き 父も亡くなったことで、 2人がまた縁を繋いでくれた。 それから8年間、 甥っ子2人と元嫁ちゃんと 私と妹と母と6人で 毎年旅行にいくようになり 妹も私も とても楽しみにしていた。 そして、 妹が亡くなった。 母とわたしを 甥っ子と元嫁ちゃんが 暖かく見守り思いやってくれる。 家族がなくなる度に、 残された家族の繋がりを 深くしてくれるんだな。

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