【食育リレーブログvol.21】 もしもの時の食育~非常食の『食』を考える~ | ママスタート・クラブ(Momstart club) ブログ

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名古屋市を拠点として活動を行っている育児支援団体「ママスタート・クラブ」のスタッフがお届けするブログです。
子連れで参加可能な講座やイベント情報の発信、講座内容のレポートや活動情報などをお届けします。

阪神・淡路大震災
 1995年(平成7年)1月17日5時46分頃

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
 2011年(平成23年)3月11日14時46分頃

そして今年

熊本地震(くまもとじしん)
2016年(平成28年)4月14日21時26分

国土交通省のHPで『日本付近で発生した主な被害地震』のページを見ると
日本でこんなに地震が起きているの?とビックリします。
 
自然災害はいつ起こるかわからない!
まずは身の安全の確保が大切ですが、次に大切なのは食料・水の確保です。
乳幼児がいるママは、乳幼児用の非常食が必須になります。

というわけで、食育PJTの今月のコラムのテーマは
もしもの時の食育 ~非常食の『食』を考える~です。

ママスタート・クラブでは、これまでの防災ママサロンで
親子で作って食べる防災食チャレンジ!防災食試作&試食を開催してきました。

『子どもはおいしくなければ食べない』
『子どもが食べない備蓄は意味がない!』


防災ママサロンで試作・試食している非常食はコチラです

今や 非常食という情報だけでもネットに あふれかえってます。
非常食が沢山世の中にあり、ありすぎて迷ってしまうこともあるかと思います。
近所のホームセンターでは売ってない非常食もあります。

他にも色いろ考えなきゃいけないことは たくさんあります。
完母の場合は?
アレルギーのある子どもは?
何をどれだけ備蓄すればよいの?

乳幼児の頃は、まさに食の変革期
子どもの成長段階に応じて、子どもの人数にによっても
備蓄するものが 変わっていくわけです。

となると、非常食も我が子用にカスタマイズが 必要になってきますよね。

そして、次に必要なのが備蓄方法です。
非常食の常識として『長期保存ができるもの』という考えがありました。

でも、0~3歳までの乳幼児って、
離乳食時は 味付けを苦労してたり
昨日食べれていたものが、今日食べれなかったり

災害時は ショックやストレスがかかる状況なので
食べたことのないもの、おいしそうじゃないものには
拒否感をしめして食べなかったりするお子さんもいるようです。

未就園児のお子さんを持つママとして、すすめられるようになってきた備蓄法として
『ローリングストック法』があります。

普段の食事に利用する缶詰やレトルト食品などを備蓄食料とし、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておくもの。

という方法です。

長期保存の効くものは、高価であったり 一般的な食材に比べて選択肢もすくないのも事実です。

この『ローリングストック法』の備蓄なら、子ども一人ひとりの成長や好みに合わせた非常食のカスタマイズが可能ですよね。

添加物がなどが心配で・・・
レトルトはどうも苦手・・・

そういった方もいらっしゃるでしょうが
ネット通販で、自然な素材でつくられたものや アレルギー対応のものなど様々なものが手に入る時代です。
 
また料理レシピサイトで、アレンジしてふだんのお料理のアクセントに使うレシピもたくさん掲載されています。

万が一 巨大地震が起きたとき
少しでも食べなれた保存食として、取り入れてみるのも必要かもしれませんね。

非常事態だからこそ
 我が子の『美味しい顔』の笑顔が出る保存食を、用意しておきたいものです。

また、長期保存用の非常食は、半年に一回の入れ替えを目安に家族の無事を感謝する日とすることで、改めて 家族で防災意識を保つための機会にもなります。

「長期保存備蓄」「ローリングストック法」二つの備蓄法のメリットを活かして
ママになったからこそ、防災の意識を年々 高めていけると良いですね。


参考サイト/
報告! 非常食たべくらべ 子育てほっと情報 < 天白子育て情報通信PAKUっ子 - 2010年03月号掲載

個人的に興味深かった記事
 ↑
かなり変化球的な視点だけど被災しないとわからないこと、当事者でないとわからないこと たくさんあると思います。
実際に試すのって、なかなかできないです。
人間の探求心って すごいなぁ~と感じる記事でした。


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スタッフ いとうさちこ