食育プロジェクトより、食育コラムをお贈りします
今月担当は、転勤族 加藤由紀子です。(東京支部(仮))
テーマは地産地消
私は買い物するときにはほぼ「食品の表示」をみます。
この食品は原材料はどこの何か、どこで作られているのか?添加物は何か?栄養成分は何か?
私が表示を見る理由は、簡単に言えば、長期的な健康を手に入れたい。
家族のアトピーがきっかけですが、食生活を見直したことで、格段に家族の体調が安定しているなぁと思います。
先日転勤して初めて訪れた商店街の豆腐屋さんでの話
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私:「これはどこの大豆ですか?」
店の方:「ん!?(ちょっと怪訝)福岡とアメリカの 混ぜものだよ 」とお店の方。
ちょっと険悪な雰囲気だったので、
私:「子どもがアレルギーもちなので」というと、
店の方:「自分で作ればいいじゃない」と言い放ち店の奥へと消えていかれました。
(そう来たか。ん~アメリカ・・・遺伝子組み換えの大豆の可能性あり?)と思いつつ、結局1丁だけ買いました。
お店の方、お豆腐一丁ごときでうるさいなぁって?
お店の方もコストと売上のバランスでどうにもできない状況なのかもしれませんが、残念ながら、消費者としての気持ちを伝えるお時間もありませんでした。
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うちには小さい子どもがいるのですこのご時世、母親としてはピリピリしてます
小さな子どものこと、影響大だから、子どもの健康第一で考えたら、選ばずにはいられません。
他の諸費用を削ってでも、食費にかけたい想いがあります
子どもが病気になってから、あの時こうしておけばよかった、ともう悲しい思いをしたくなくて、今あがいています。とにかく、あがいています。国が重い腰を上げるときまで。
もっと穏やかな話をしましょう♪
いいともあいち運動をご存知ですか?
いいともあいち 情報広場
http://pref.aichi.jp/syokuiku/iitomo/
このいいともあいちのシンボルともいえるマークがあります。
愛知県の形をした緑色のキャラクターを見たことありますか??
微妙な可愛さアリの、目指せ、ゆるキャラマーク。(冗談です。)
お野菜や加工品のパッケージに付いているのをご覧になったことがあるのでは!?
この運動、いわば、愛知県の地産池消をすすめる、愛知県の取り組みです。
主に柱は2つ。
1、 県内の消費者と生産者が今まで以上にいい友達になる
2、 Eat more Aichi products
(もっと愛知県産品を食べよう)
その活動の一つとして、様々な愛知県産のものPRしています。
地元産のお野菜はもちろんですが、例えば愛知県産トマト100%で作られたケチャップ、はたまた、高校生が携わったものが商品化されています。地元の野菜や加工品が地元で作られている、ということでとても興味深いものです。
この「いいともあいち運動」にも象徴されているように、
愛知県は、地産地消のできる土地です。
この「地産地消できる」ということが、どれほど貴重なことか(くぅ~)
お手軽に、新鮮なお野菜や美味しいものが手に入ります。
お野菜に関しては、種類も豊富ですし、「有機」農法でなくても、「化学肥料を使っていない」や「減薬」や「無農薬」をうたっているお野菜も手に入りやすいです。個人的には有機農法のマークがなくても、同じ程度のお野菜で割安に購入できるのではないかなと思います
愛知県の農業全体をみますと、、、
愛知県の農業産出額は全国第6位(全国1位は北海道)
品目別では、(バラなどのお花類)、キャベツ、しそ、ふき、とうがん、うずら卵、いちじくが全国1位!!うむ、確かにこちらのものは特別な価格でなく、庶民価格で手に入ります。なじみがあるものがたくさんあるのではないでしょうか?
私も名古屋1年目のころ、イチジクが安く手に入るのには驚きました。生はもちろんですが、冷凍してシャーベットのようにして食べたり、ジャムにしたり。その他季節を感じながら、梅やラッキョウが大量に店頭に出回りウキウキしたものです。また、ふきやとうがん料理にも挑戦。関東に住んでいた頃にはなじみのない野菜でしたので、料理の仕方がわからないながらに、新しい食材に出会えましたので楽しい思い出です。
愛知県は、このように食材に恵まれ、名古屋などの大消費地と生産地が近いということもあり、加工工場が多く立地しています。みりんや味噌などの食品工場も身近にあるのではないでしょうか?
工場見学できるところがたくさんあるのはとても素晴らしいですね!!名古屋にいる間にビール工場を見学しておくべきでした。
とても恵まれた環境、愛知県。
地産地消は、環境にもよい試みです
「買う」ということで、環境によい行動につながります。
利点は、とれたての美味しい旬の野菜を食べられること、輸送コストの削減や二酸化炭素の排出も抑えられます。また、ポストハーベストなどの薬の心配もなくなりますね。また、産地直売所では、農薬の回数や肥料についても情報を得られる場合があります。バーコードリーダーで表示されるものもあったり、生産者の方が直接搬入に来ていますので、直接お話しできることもあります。そうした生産者との交流や生産者の方を応援する機会でもあるのが、買い物なのです。一番簡単にできる未来の日本や家族への投資なのではないでしょうか。
それではそういったお野菜は、どこで手に入るでしょうか?
産地直売所はご近所にありませんか?
わからない場合は、冒頭の「いいともあいち情報広場」のリンクに産地直売所のマップが載っているようです。
私がよく通っていたのは、長久手の【あぐりん村】や知多半島の【げんきの郷】です
近郊の加工品の品ぞろえもよし、温泉施設も併設し、食育の体験ができるところです子連れでも行きやすい所です
前に住んでいた名古屋の家の前には梅畑がありましたし、私は冬にあぐりん村で味噌造りも初めて長男とやってみました。わりと簡単でした
そろそろ味噌造りもできるよい季節が到来。寒い季節の楽しみです
最後までお読みいただきありがとうございました
みなさま、寒さ厳しい季節ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
食育コラムへの感想、取り上げてほしい話題などありましたら、ぜひコメント下さいね
食育プロジェクトスタッフ 加藤由紀子