「玄牝」自主上映会実行委員会運営スタッフです
映画『玄牝(げんぴん)』は、愛知県・岡崎市にある産科医院、吉村医院にしたドキュメンタリー映画で、“お産”ということにとどまらない“命と向き合う人々の物語”を描いた作品です。
自主上映会に関する今までのブログ記事はこちらをご覧ください→☆☆☆
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「玄牝(げんぴん)」自主上映会 ~命の尊さについて考える~
すべての日程が終了しました
2日分合わせてドドーンとUPします
長文になりましたが、写真とともにお付き合いくださいませ
2012/7/28(土)@緑文化小劇場
お子様合わせて、約150名の方にご来場いただきました。
この日は映画上映会と同時に、吉村医院院長補佐の島袋伸子さんをお迎えしてお話会を開催しました。
吉村医院でのお産のこと、女性性、男性性のこと、さまざまなお話を聞くことができ、感動して涙されるかたも多数いらっしゃいました。
また、午後の部の上映後のお話・交流会では、来場者の方からの質問、コメントに丁寧にお答えくださいました。
自らの出産の体験についてずっとトラウマを持ってらっしゃった方への温かいお言葉、今後の“自然なお産”のあり方について、「玄牝」という意味の深さについて、さまざまなお話をいただきました。
印象に残ったお話は、“陣痛の痛み”についてです。
陣痛の痛みは赤ちゃんがお母さんを求める想いであり要求であり、お母さんはその収縮を通じてその赤ちゃんの想いを受け入れる。
赤ちゃんの想いとお母さんが受け入れが合わさってお産がなされる、というような話でした。
“陣痛は痛いもの”って思うのではなく、“赤ちゃんが自分のことを求めているんだ”と思うと、赤ちゃんの強い生命力、母への強い思いを感じますね。
女性は、命を懸けて命を産む、清らかで神聖な性。
男性は、その女性を命がけで守る存在である性。
自主上映会のこの機会を通して、“命の尊さ”についてみなさんで確かめることのできたひとときとなりました。
映画を観て島袋さんのお話を聞いた後、お子様、パートナーが愛おしくてたまらなくなったかたも多くいらっしゃったのではないでしょうか。
スタッフもムスメに会いたくて会いたくて仕方ありませんでした
※すみません、当日運営が慌しくあまり写真がありません
*午後の部:島袋伸子さんお話、交流会
*28日スタッフ集合写真。一日対応してくれたスタッフもいました。お疲れ様でした
2012/7/30(月)@MO-YA-COspace
お子様合わせて、35名の方にご来場いただきました。
こちらは小規模人数で終始なごやかに開催しました。
交流会では、「吉村医院を記録に残したい」と、『玄牝』映画化のきっかけとなった、ビジョンヨガインストラクター・中町敦子さんと、吉村医院で出産後、“自然なお産”の良さを伝えようと各地で活動している、兼松弘子さんを中心に、一人ずつ映画の感想、お産についての体験談などを語り、思いを共有しました。
それぞれの思いや感じたことを共有できたことで、とても有意義な時間を過ごすことができました。
お産にはそれぞれの方のドラマがあります。
考え方、感じ方は人それぞれ。
どれが正しいなんて答えはありません。
そのときはきっとベストの選択をしたのだと思います。
大切なのは、今目の前にある“命”にどう向き合っていくか、ということではないでしょうか。
今までつらいと思っていた経験はすぐには消えるものではありませんが、子供たちの将来のため、ご自身の未来のために前を向いてしっかりと歩んでいっていただきたいな、とみなさんのお話を伺いながらそんなことを感じていました。
この日も、映画や自らの思いに思わず涙したりする方が多数いらっしゃいました。
*澄んだ青空と癒しスペース
*上映後、交流会の準備は参加者のみなさんにもご協力いただきました。ありがとうございました!
*ランチは、ケータリング・お弁当「里ごはん」森田里乃さんの、カラダに優しいマクロビご飯
スタッフの通っている保育園のママさんにご協力いただきました。まさに今回の映画にぴったり♪
*中町敦子さん(左)と兼松弘子さん(右)
*MO-YA-COspace(オリーブショップ)店長の高橋由子さん。熱く語ります
*みなさんからいただいたメッセージカード
*上映会終了後は、スタッフ同士でお産に関するエピソードや今回の上映会について語り合いました。外の猛暑に負けないくらい、熱く語る母たち。おそるべし、癒しのMO-YA-COspace。
*この日の心強いスタッフたち。ホントお疲れ様でした
命の尊さについて、自らの性への誇りについて、日々の慌ただしさでじっくり考えることはあまりないかと思いますが、今回の参加者のアンケートやメッセージカードを拝見して、みなさんの心の中に響くものがあったことは、この会を企画、開催して本当によかったと思いました。
一旦、「玄牝(げんぴん)」自主上映会についてのブログは終了します。
今回の企画をきっかけに、引き続き命の尊さについて、自らの生命力を高めていくことについて、自分の性に誇りをもつことについて、何らかの活動をしていきたいなと思っています。
この自主上映会を開催するにあたり、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
多くの方々のご協力、支え、励ましがあったからこそ、小さな子どもを持つ母たちでもこのような企画を実現できたのです。
この感謝の気持ちをいつまでも忘れずに、日々過ごしていきます。
最後になりましたが、拙い文章ではありましたが今まで「玄牝(げんぴん)」自主上映会関連記事を読んでくださり本当にありがとうございました。
玄牝自主上映実行委員会/ママスタート・クラブ
全体統括 大竹かおり