子供が伸びるほめ方のコツ 2



子供が伸びるほめ方のコツ

2弾です。



今日の内容は4つです。


▶︎「がんばれ!」よりも「頑張ってるね」

▶︎物やお金で褒めず、笑顔と言葉が子供を動かす

▶︎比較して褒めると優越感をもつが、優越感はいずれ劣等感になる

▶︎続けてほしい時こそほめ続けよう





前回は

子供が伸びるほめ方のコツ

を参照ください(*ˊᵕˋ*)



純粋な子供たちは周りがかけてくれる言葉1つでどんどん変わっていきます。

ほめ方について、子供を認めることが自尊心を育てることで行動範囲も広がり学びが多く伸びていくことを前回お伝えしました。




今回もどんな言葉掛けが子供を伸ばすのかをお伝えしていきます。



1.「がんばれ」よりも「頑張ってるね」



日本の教育や応援の仕方は、「頑張れ!」という事が多いと思います。


日本は当たり前のように、一生懸命頑張っている人に対しても、「がんばれ!がんばれ!」と言います。


カナダ人の保護者がある時、カナダではそう言わないと指摘しました。

「よくやってるぞ!すごい!カッコイイ!」と言うのです。



もちろん、私達も頑張れ!と言われて嬉しい時もありますよね。

でも嬉しくない時もありませんか?それはどう言う時ですか?






すでに頑張っている時ですね。

頑張っているのに良い結果や期待されている結果が出てない時ですね。




そういう時に頑張れ!と言われると、励ましにはなりません。場合によっては叱責に聞こえてきます。



成績1番!コンクールで優勝!サッカーで得点王!


表彰されるのは一部です。

でも、それに挑戦して破れた人達みんな、頑張ったのです。それだけで素晴らしい事です。

そのチャレンジを、「頑張ってるね」「頑張ったもね」「カッコよかったよ」とほめてあげてください。

認める事が子供の心を育てます。




2.物やお金で褒めず、笑顔と言葉が子供を動かす



「テストで100点とったら、おもちゃ買ってあげる!」「合格したらゲーム買ってあげるからね」

子供に勉強させるために物をエサにしていませんか?




大人にとって、単純で楽な方法なのでついつい頼りたくなります。


まぁいいよと安易に約束をしてしまうこともありますね。

子供はしばらくはやる気を出して勉強すると思います。成績も上がるかもしれません。



しかし、金品をエサにして子供を動かすやり方は危険です。




味をしめて、その次、次と要求してくるようになるからです。

思うように成績が上がらなかった時や点数が悪かった時に「これじゃあ何も買ってもらえない、勉強して損した」



そんな風に思う子に育って欲しいでしょうか。



報酬がないと、勉強が嫌になることも出てきます。


将来的に目先の金品で動かされる人になる可能性もあります。



子供を褒めるのに、お金や物は不要です。

代わりに言葉と笑顔、できればスキンシップがあれば充分です。ニコニコと充分ほめられるだけで嬉しいのです。

時にはご褒美でみんなで食事に行こうとか、旅行、遊びに行こうという事があってもいいでしょう。

要は共に喜んであげればいいのです。




3.比較して褒めると優越感をもつが、優越感はいずれ劣等感になる




「お兄ちゃんよりおりこうだね」

「〇〇くん(クラスメイト)より頭が良いのよ」



兄弟を比較して褒めると、褒められた方は気まずくなり、褒められない方は否定された気持ちになります。

ねたみを持つようになるかもしれません。

兄弟間も仲が悪くなることも出てきます。



クラスメイトも同様です。最初は〇〇くんよりも優越感をもつかもしれません。

しかし、優越感は自信ではありません。他の人との比較によって生まれた感情は、他の人との比較によって一瞬で崩れてしまいます。

そして劣等感に変わります。



比較されて育った子は、優位に立てなければコンプレックスを抱いてしまいます。



そうならないためにも、比較して褒めるのではなく、本人の頑張りをそのまま褒めてあげることをオススメします。






4.続けてほしい時こそほめ続けよう



気持ちが変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば、性格が変わる

性格が変われば、運命が変わる

運命が変われば、人生が変わる


という言葉があります。




子供を変えるには段階があります。

前述しましたが、子供は周りがかける言葉1つで、変化していきます。



一言がきっかけで、気持ちが変わり、行動が変わり、同じことを繰り返していくことで習慣化されて運命も人生も変わってくるのです。




「上手に本が読めるようになったね」

ぼくは本が上手に読めるようになったんだ


と初めて認識するのです。子供は言われなければ気づきません。褒めてもらえることで、自分の進歩を知り、喜びが持てます。



そして本を読むのがますます楽しくなります。毎日続けるようになります。続けることで力となります。






子供に続けさせたい事があれば、褒め続けましょう。褒め続けることで、子供の行動となり力となるのです。




出来るようになったとき、それが当たり前になってしまいます。

そういう時こそ褒め続けましょう。当たり前に習慣にしている時こそ見逃しやすいものです。

出来るようになり継続できていることを褒めてあげましょう。




そのために子供がなにを頑張っているのか、成長をしっかり見てあげる必要もありますね( ´ ` )





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