なるほどなー、と
妙に納得した話
『欧州エリートには勝てないから○○
(○○には適当に最近の流行り言葉を
入れてください)という言い回しに
何とも言えない違和感を感じます。』
(以下、記事から抜粋です)
『一応、私自身「欧米エリート」の受けた
高等教育を受け(東洋経済のコラムにある
くらいだから、一般的にはそういう認識
なんでしょう。
コラムにあるような友人が
周りにたくさんいて、
彼らが受けたような早期教育を
息子が受けているのですが、
「エリート教育」という言葉でイメージする
「スイスのボーディングスクール」的な
手の届かないところではなく、
普通の公教育が
大事にしている視点、
社会が理想としている
前提・土台・基礎の部分が
違うんだなー、
と感じ始めています。
それは、
– 自分の意見や視点を持つ
– 自信を持って人前で発表する
– 多様性を受け入れ、多様であることを良いとする
– 正解を探すのではなく、自分の答え・ストーリーを創造する
というようなことが、
普通の保育園・小学校で重視されているからです。
(抜粋ここまで)』
私も以前に書きましたが、
重視している「大事なもの」や
「いい子」の基準が違うんだなーと
いうのは、海外で暮らしてみて
いろいろな文化や価値観に触れ
(住んだその国だけでなく、多様な
人種や価値観に触れやすいという
意味もあります)
私自身、感じたことでもありました。
大学生時代、留学生と同じフラットに
住んでたとき、同階のフランス人の
友人ははっきり言ってました。
「あなたの意見は?それがないと
ただの何も考えていないのと同じ」
日本人にはあまりそういうものを
感じない、って。
海外バンザイ!とかそういうことが
言いたいわけでは決してなく、
すべてを海外に倣えばいいという
わけでもないとは思うんだけど、
でも、
実際に私たちはよく
「欧州エリートには勝てないから
◯◯」と口にしたり耳にしたり
しますよね
それってたぶん、
いくら日本が便利で清潔で快適で
先進国では珍しくサービス業でも
英語が要らない国だとか言っても、
ゆくゆくはグローバルレベルで
競争しなければならず、
その場合には今のままではまずい、
って潜在的にバシバシ感じてる
ということなんじゃないかなー、と。
これも前に書いたことあるけど、
私は当たり前に日本人だし
日本の文化や考え方で気に入ってる
ところはたくさんある。し、
子どもたちにも伝えたいなと
思っています。
でも、一方で大人は誰もが
今後はグローバルに通用する人材を〜
だとか、とにかく目線の先には
世界的な規模で考えようだとか、
実際問題、少子化問題を抱えた日本は
このまま(どちらかといえば)
閉ざしたままじゃいられないだろうし、
果たしてこのままの考え方、在り方が
世界で価値があるのか?疑問。
とはいえ、矛盾したことを
言うようだけど、
日本の公教育の素晴らしさは
世界でも有名です
底上げっていうのかな?
文字通り、全員が等しくきちんと
教育を受けられる。
記事に戻って、
イギリスでの教育の様子。
『3 – 4歳の子どもが集まるこのクラスでは、
ひとりずつみんなの前に立って自己紹介をし
自分がつくった物語(ストーリー)を語る
ことが奨励されているそうです。
今まで恥ずかしがって嫌がっていた長男が
初めて立派にみんなの前で王子さま・
お姫さま・恐竜などたくさんの登場人物・
動物が出てくる話をしたとのこと。
重要なことは、物語の内容ではなく、
自信を持って話せること、
自己紹介から始めてきちんと起承転結が
ある話ができること、だそう。
ビックリしました、ほんとに。
日本でも素晴らしい想像(創造)力を
働かせてお母さんに自分のつくった話を
する子はたくさんいると思いますが、
それをみんなの前で発表することを
奨励されましたっけ?私の記憶では
小学校でもありません笑。』