3ステップとは、何かといいますと、
「出会う・知る・使う」
です。
これは、私たちが何かを自由自在に使うための「技術獲得」するときのステップです。
何かの道具だったり
身体の動かし方だたり
言葉だったり
とにかく、最初は「それ」と接触します。
見る・聞く・触れる
そんな五感で何かに「出会い」ます。
そして、次は、それが何なのかを論理的に理解します。
使い方、有効性、意味・・・
そんなことを説明されて理解します。
ここまでは、とてもスムーズに進んでいきます。
誰でもできるし、たいしてストレスもかかりません。
しかも、知識も増えて満足感も得られます。
問題はここからです。
「使う」
これがとても難しい。
例えば、フィギュアスケートの3回転ジャンプ。
テレビで見ます。
スローで足や体の動きの解説を聞きます。
…はい。
で、できますか？
絶対無理ですｗ
あるいは、外国語。
音声を聞いて、意味も分かった。
では、同じ言葉をネイティブに向かって言ってみましょう！
あ、あれ？なんだっけ？ｗｗｗ
て、なります。
音楽、料理、絵・・・
出会って知ったからと言っても、再現するのは到底不可能です。
「使う」って、それくらい高度な技術なのです。
ホップ・ステップ・ジャンプ！の「ジャンプ」がハンパない！
人間は「まねる」が他の動物より器用にできたから、ここまで文明が発達したのかもしれませんね。
人には、かなり強い「知識欲」というものがあります。
多くを知っていると有利に生きる可能性が高まるからです。
この知識欲を「良い物」として、どんどん知識を詰め込みたがる人が沢山います。
でも、大事なのはその先です。
「使う」まで行けるかどうかです。
ほとんどの人が「知る」で終わるので、「使う」まで昇華できた人がお金に変換できるのです。
「使う」までいくには、けっこうなストレスが伴います。
そりゃそうです。
3回転ジャンプできるようになるって、ハンパない努力ですｗｗｗ
私がレッスンでお伝えしている「哲学」の言葉達も同じです。
普段はあまり使わない言葉や意味合いがどんどん出てきます。
皆さん、「とりあえず」理解は出来ます。
でも、その言葉を使えるようになるまでは、かなりの「脳トレ」が必要です。
「使える」までになったら、さらに「教える」が控えてます。
そしてさらに、「他で代用する」というステップもあります。
哲学の言葉は、独特なニュアンスを含んだものが多いので、そまま使っても普通は理解してもらえません。
その時は、他の言葉で代用しないと伝わりません。
これは、別に「哲学」の学びに限った事ではありませんね。
何か知識や技術を得る時は、そんなステップがある事を理解して始めないと何も役に立ちません。
皆さんも何かを学んでいると思います。
「使う」のレベルに行くのは、結構苦しい道のりの物もあるでしょう。
ゴールは見えないし、正解がどこにあるのかも全く分かりません。
でも、考え続けて下さい。
ダメそうだと思っても、ボンヤリとでも、いつでも頭の隅に必ず置いておくのです。
そうしないと、何も「降って」来ません。
ずっと考えていると、ある時「降って」来ます。
物によっては「考える」ではなく「やる」かもしれませんね。
どちらにしても、その事に思考を使うことです。
その時間が財産です。
ぜひ、諦めずに頑張って下さい！
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