図書館で借りてきた本です。
 
「ものぐさ太郎」
 
私は読んだことなかったのですが、主人が絵本をみて自分も子供ときに読んだ事があるお話だと長女に話していました。
 
あらすじはご存知の方も多いでしょうし、詳しくすぐに調べられるので割愛しますが、私はあまり好意的に思えないオチでした。室町時代からの伝承の御伽話だそうですから、目くじら立てることもなく、昔話を楽しめばいいのでしょうが・・・。
 
何もしたくない何をやるのも面倒なものぐさ太郎が、都に行ってお仕事を頑張って立身出世してその中でお嫁さんを見つけて幸せになるなら納得なのですが、お嫁さんも道に立って気に入った人を連れさろうとするし、強引だし、・・・どうやら私の場合はものぐさ太郎の人物像に好感が持てなかったようです。
 
後半はものぐさ太郎が見初めた姫と歌のやり取りが出てくるのですが、なるほど歌はとってもシャレているような気がします(・・・歌の良し悪しは私には分かりませんが)
歌を詠んでみたら歌の才能があって、その才能のお陰で結婚して出世して子宝に恵まれて120歳まで生きて(!!)全てハッピーなのですが、その才能は実はものぐさ太郎は天皇の家系の人だったからと分かり、血筋で人生決まってしまうみたいな話で、それでは庶民が浮かばれないではないですか。
 
長女はお話の運びは面白かったようだし、血筋のお陰で歌の才能があったことに妙に納得してましたけどね汗